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一般にトマト,キュウリなど連作がきかないといいますが,
どのような理由で連作がきかないのでしょうか.

A 回答 (3件)

土壌を団粒化をする作用が最も強いのは糸状菌(カビやキノコ菌)などの菌類です。

これらの分解物や分泌物が糊の役目をし、土壌粒子を繋ぎ止めると考えられます。
ところが、そこに堆肥や化学肥料を投入し無機態の窒素が大量に増えると、有機物が腐敗し大量のバクテリア(細菌類)が増えます。

バクテリアは土を繋ぎ止めている糊状物質まで分解してしまいます。すると団粒構造が崩壊し土は単粒化・緻密化します。要するに土壌の物理性が悪化し、気相・水相・固相のバランスが崩れ、土壌の通気・通水、保水・保肥性も悪くなります。

耕土層は時々耕起により、ある程度の柔らかさを保てますが、その下には硬盤層が形成され、水はけが悪くなり更に土壌の腐敗が進行します。
このような状態になると、いわゆる有用微生物と言われるものが減り、有害センチュウや有害作用のある微生物が増えます。

土壌中の排水不良や有害成分が根を痛め、腐敗成分や過剰な無機窒素(硝酸塩)などを吸い上げた作物は弱ります。すると虫や菌に対する抵抗性が落ち病虫害が発生します。連作をすると、これらの症状が顕著に現れるだけのことです。
作物により障害が現れやすい物があり、そのような物を連作が出来ないと言っているわけです。

つまり、連作障害は施肥障害です。その証拠に無施肥の自然農法では連作できない作物など一つもありません。無施肥でも養分循環のやり方さえ分かれば慣行並みの収量が無防除で可能です。
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この回答へのお礼

非常にリーズナブルなご説明ありがとうございました.野菜を栽培しているときに地中で起こっている現象のイメージがよくわかりました.
イメージとしては,熱力学にたとえると,自然農法は,可逆機関,
施肥を行う農法は,不可逆熱機関の感じがしました.^^
気相,水相,固相の話も相図を思い出しました.

お礼日時:2004/08/07 15:23

畑の中の土の中に、いろいろな菌がいて、連作をすると同じ菌


ばかりが増えて、土の中のバランスが崩れるため、作物が育たなく
(病気にかかりやすくなる)なるからです。

もし、狭い畑に連作するなら1リットルの水に、プレーンヨーグルトを
500グラム溶かした溶液を植える2週間前の畑に混ぜると、
少しは病気予防になるみたいです。
ヨーグルトの菌が、土の中の菌を活性させるからだそうです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました.
ヨーグルトの方は実際に試してみたいと思います.

お礼日時:2004/08/07 15:27

以前ナスとトマトの連作が不可ということを聞きました。

連作障害と検索するとたくさんのサイトがでてきますよ。
たとえば。。。
http://members.jcom.home.ne.jp/makotokuri/farm/c …
http://www2.sanmedia.or.jp/herb/garden/yasaisenk …
http://www.jaac.or.jp/saien/basic/rensaku/
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました.
連作障害という用語があるとは全く知りませんでした.
ご紹介いただいた,URLも見て参考になりました.

お礼日時:2004/08/07 15:25

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