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電車やバスなどにさほど長い時間乗っていないのに、不思議と目的地に近くなるほど睡魔が襲ってくることよくがあります。
寝不足、ということはないと思うのですが、出勤時、遊びに行くとき、など主に「行き」に起こる現象なのです。
あと1,2駅で降りなきゃ、というような時に限ってとっても眠くなってしまうのです。今のところ、乗り過ごしたり、日常生活に支障がある、ということはありませんが、我ながら不思議でなりません。
私の他にこういった体験(?)がよくある、という方、いらしゃいますか?
また、こういうことはどうして起こるのか、お考えをお聞かせください。
暇なときでいいので・・・。

A 回答 (2件)

 私も通勤の際、同じような経験をよくします。

電車に乗っている時間がそれなりに長く、本を読んでいることが多いのですが、残り数駅といったところで本を閉じ、眠ってしまうことが多いのです。小説などで話が佳境に差し掛かっているときはその限りではありませんが、専門書などを読んでいるときは、最後まで起きていられないことが多々あります。私も目的地では起きられるので、問題なかったのですが…。むしろ帰宅時に本に夢中になりすぎて、自分の駅を通過したことならありますが…(^^;)

 そんな自分の体験はあるものの、それを解釈してみようと思ったことはありませんでした。そこで、少々コジツケ的かも知れませんが、心理学でわかっていることを利用して、次のようなことを考えてみました。

 まず、高速催眠現象。
 これは高速道路での連続運転時などに起こる現象で、これが起こると運転中に眠くなります。自動車の運転にはそれなりの注意力が必要となってきますが、高速道路ではスピードが速い分、前方に対する集中が高くなります。それ自体は問題ないのですが、この状態が長時間続くと、注意力が極度に焦点化してしまい、脳内での情報処理が単調になります。その結果、脳の覚醒水準が低下し、睡魔に襲われることになります。
 ただ、この現象は基本的に「運転」のように注意力を必要とする作業における現象ですので、通勤などで電車に乗っている状況に当てはめるのは無理かもしれません。

 つぎに、心理学者レヴィンの言う「緊張」の消失。
 我々が何かの作業をする際は、心理的な緊張が生じます。この緊張は目標の達成によって消失するのですが、目標達成への見通しが立つだけでも、緊張が緩むと考えられます。例えばスポーツなどで「勝利を目前にして気が緩む」のも、緊張の消失です。これを通勤や旅行に例えてみると、「目的地に着く」ことが当面の目標になりますので、移動中は基本的に緊張が持続することになります。しかし「あと少しで着く」と感じることで緊張が消失し、気が緩むことになるので、それまでは緊張によって抑えられてきた「眠気」が現れてくる。この解釈なら、ありえるような気はします。

 いかがでしょう?お役に立てましたでしょうか。
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この回答へのお礼

ご丁寧な説明ありがとうございます。
興味深く読ませていただきました。
そうですね、緊張の消失、しっくりくるような気がします。私の通勤路線は京浜急行線沿線なのですが、普通電車しか止まらない駅に職場があり、快速、特急、急行などある中で一番早く目的地に着くものを選んで乗り換えたり等等、ちょっとした緊張感のようなものがあります。
余裕を持って出かければいいのに、いつもギリギリの時間に出発するので、間違えは許されません。些細な日常のことなのですが、私なりの緊張感ある状態が続いて、あと数駅、と思うとホッとして気が緩むのだろうと思います。
余裕を持って出かければ、目的地に着く頃に眠くなることはなくなるのでしょうか?今度やってみたいと思います。
今回の質問では、カテゴリーをどこにしようか、とちょっと悩みましたが、やはり心理学的に説明がついたんでよかったなぁ、と思いました。
大いに役に立ちました!

お礼日時:2004/08/10 00:01

目的地に近くなるほど・・・という原因にはあてはまらないと思うのですが。


 以前テレビで、電車などの振動が人に心地よさを与えるというようなことを言っていました。規則ただしい振動や、逆に不規則すぎる振動というのは、人間は不快に感じるらしいのですが、規則性の中に、時々不規則な振動があると心地よく感じるんだそうです。(電車の場合、直線の揺れの中に、時々カーブの振動が入るような)そこでは1/fゆらぎといっていましたが。
 この1/fゆらぎというのは自然界に多く存在しているそうです。波の音や、木洩れ日などがそれにあたるようです。心理的要素というより、生理学になってしまう回答ですが参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
私はどこでも眠れてしまうのですが、特に電車やバスで寝るのが気持ちよくて好きなんです。
夜勤明けなど真っ直ぐ家に帰っても寝るだけなんで、電車で寝て、最寄り駅をわざと乗り越して目が覚めるトコまで行っちゃえ~!なんて思うくらい(やったことはありませんが)です。
確かに心地よい、と感じているのは確かです。
寝ても構わない帰り道と、これから何か目的を果たす、という行き、という状態が体の中では区別しきれずに、眠気をもたらす、というのも大いにありそうです。
参考になりました!

お礼日時:2004/08/11 10:12

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