重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

高校化学の質問です。
『0.1mol/Lの酢酸水溶液は、同じ濃度の塩酸より電気を通しにくい。』
なぜこうなるのか分かりません。
分かる方、解説お願いします。

A 回答 (2件)

金属の銅線等で電気が流れるのは自由電子が動く事によって電気が流れます。


水溶液中で電気が流れるのは自由電子ではなく、水溶液中の電荷を帯びたイオンが電極に移動することによって電気が流れます。

塩酸HClは強酸で電離度が高く0.1mol/L程度なら殆ど全てが電離し、
H+とCl-イオンに電離しています。
HCl → H+ + Cl-

一方酢酸CH3COOHは弱酸なので、塩酸と同じ0.1mol/Lと同じ濃度でも、
H+イオンとCH3COO-イオンとに電離せずにCH3COOHのままに残っている分子が存在しています。

電離しているイオンの数が塩酸より酢酸の方が何桁か少ないというのは、
言い換えると水溶液中で電気を流す担い手のイオンの数が酢酸の方が少ないという事になります。
そのため、酢酸水溶液の方が電気を通しにくくなります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!
続けてすいませんが、電離度はある程度覚えるものなんですか?

お礼日時:2016/12/18 00:32

電離度は溶液の濃度や温度によって変化するので、個々の酸・塩基等でその数値を覚える必用はないと思います。



ただ、強酸や強塩基は電離度が大きく、ほとんど全てが電離している、
弱酸、弱塩基は電離度が小さく、溶けた物質の一部しか電離していない、
ということは、強酸・強塩基と弱酸・弱塩基の性質を考える上で覚えておく必要があります。
また、濃度やpH、電離度等を計算して求める問題が高校化学で出てくるので、意味は覚えておく必要があると思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!