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外国人に「『だって』と『でも』は同じですか?」と質問されました。

そこで、「だって」を辞書で調べたところ、次のように書いてありました。

( 接続 )
〔助詞「だって」が接続詞化したもの〕
相手の言葉に反対したり,相手の反対を予想したりして,そうなった事情を説明する時に用いる。そうではあるが。でも。 「『なぜ遅れた』『-,電車が故障したんだもの』」 「私は行けません。-,病気なんです」

しかし、辞書にある例文を「でも」に置き換えることはできないと思います。
「ミミズだってオケラだってアメンボだって…」
のように、名刺に続いて使えば「でも」に代えられることは分かるのですが…

どなたかご説明をお願いできないでしょうか。

A 回答 (2件)

A.


「だって」
相手に反論したり、相手の反対を予想しつつ理由や言い訳を述べる場合に用いる。
「とても間に合いません。だって人手が足りません」
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/137400/meaning/m1 …
「でも」
1 前の事柄を一応肯定しながら、それがふつう結果として予想されるものに反する内容を導くときに用いる語。
「がんばった。でも負けた」
「その時は風邪ぎみだった。でも私は休まなかった」
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/152507/meaning/m1 …
という語釈がわかりやすいと思います。
2 前述の事柄に対して、その弁解・反論などをするときに用いる語。
「試験に落ちました。でも、勉強はしたんですよ」
という語釈も併記されていますが、内容は1とほとんど同じこと。
ややこしくなるので1をメインに説明してから、2のようなシチュエーションにも敷衍できる、と補足する形にするとよいのではないか、という気がします。

B.
一見すると似たような意味ですが、両者の大きな違いは、「だって」には 【 理由や言い訳を述べる 】 という要素があることではないか、と思います。
「でも」には、この要素がないため、
「とても間に合いません。でも人手が足りません」
のような表現はできない。
「でも」が持つのは [ 前項から予想されるものに反する内容を導くときに用いる ] という要素なので、
「とても間に合いません。でも人手を増やしてもらえるなら間に合うでしょう」
のような使い方になる。
この場合の「 前項から予想されるもの 」とは、「では期限内の完成は無理なのか・・」のような聞き手の感想を指します。
「でも」が、その予想に反する「間に合うでしょう」という内容を導いている構図。
逆に、「だって」の場合は、
「がんばった。だって負けた」
のような表現はできない。【 理由や言い訳を述べる 】のですから、
「がんばった。だって、どうしても勝ちたかった」
「負けた。だって、相手が強すぎた」
のような表現にする必要がある。

「『なぜ遅れた』『でも,電車が故障したんだもの』」
「私は行けません。でも,病気なんです」
これらが不自然になのは、
「電車がこしょうしたこと」「病気であること」が
「遅刻したこと」「行けないこと」から予想されるものに反する内容にはなっていないためです。
むしろ逆で [ 予想されるもの ] になっていますね。

ということで、辞書語釈を示した上で、「だって」には 【 理由や言い訳を述べる 】 という要素があることが大きな違いであることを補足なされば、わかりやすいでしょう。

C.
なお、以上の「だって」や「でも」は接続詞です。
「ミミズだってオケラだってアメンボだって…」
の場合は、係助詞で
2-2 いくつかの事柄を並べて例示し、すべてが同類であるという意を表す。
という用法に該当するものであり、別の品詞です。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/137401/meaning/m1 …
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この回答へのお礼

詳しいご説明に感謝します。
外国人にはちょっと難しそうですが、
分かってもらえるように努力してみます!

お礼日時:2017/01/16 22:07

難しいですね



正しいかどうかは分かりませんが
感覚として伝えるのであれば

「だって」は[because]、[but]
「でも」は[however]、[but]
と伝えてみてはどうですか?
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この回答へのお礼

あ、なるほど。
教える相手は英語圏の人ではないですが
英語で説明すれば分かりやすいですね。
ありがとうございます^^

お礼日時:2017/01/16 22:03

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