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カントに関する本をいくつか読んでいます。

その本でもいくつかカントの言葉が引用されているのですが、孫引きにしても一応本来のカントの箇所をしりていのですが、B.567や K. d . r. V, B.などの記号が良くわからないのですが、教えてください。

あと「神の存在を確信することは絶対に必要だが、かならずしも証明しなければならないわけではない」というカントの言葉がどこの引用かわかる方いたらお願いいたします。

A 回答 (3件)

引用箇所がこう書いてあったとします。


(K,A.836=B.866)
まず、Kとはカントのこと、A、Bはカントの『純粋理性批判』の第一版、第二版をあらわします。

第二版は、カント自身の手によって、相当、変更が行われたのです。その変更箇所は通常、カントの思索の過程をあきらかにするものとして併記されているのです。

数字は原板であるアカデミー版カント全集のページ数を指します。邦訳の本にも、全部この原板のページナンバーが売ってあります。
A.836=B.866と書いてあれば、第一版の836ページ、および第二版の866ページ、B.315だけだったら、第二版のみの315ページというように。
さらに、B.422 Anm.のAnmは注釈の部分ということをあらわします。
この最初のKは省略して、A,Bとだけ書いてあるのもあります。

そのほかの略号は本によってちがいます。
たとえば、KpV.V-19とあれば、まず、KpVがKritik der Praktischen Vernunft『実践理性批判』の略、次のVはローマ数字の5で、カント全集アカデミー版第五巻という意味、19はページです。
GMS.IV-420とは、『人倫の形而上学の基礎づけ』、アカデミー版全集の第四巻420ページ。
ただし、本によってはKpVとだけ書いて、巻数は書いてないもの、あるいはK5というように、カント全集の第五巻であることを示しているもの、とさまざまな表記があります。
たいがい、巻末に略号の説明がしてあると思うので、それを参考にしてください。

主要著作の原題一覧がWikipediaにありました。URLをはっておきますので参考にしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E% …

>神の存在を確信することは絶対に必要だが、かならずしも証明しなければならないわけではない

おそらくこれは『純粋理性批判』の神の存在証明の部分にちがいない、とアタリをつけてさがしてみました。

「最高存在体という概念は多くの観点から見て非常に重要な理念である。けれどもそれが単なる理念であるという、まさにその理由によって、それのみを媒介として、実際に存在するものに関してのわれわれの認識を拡張する能力を有するものではない。理念は可能性に関して、われわれに可能性以上のものを教えるほどのものではとうていありえない」(K, A.602=B.630 『純粋理性批判』高峯一愚訳 河出書房新社)
おそらくこの部分を、すごくわかりやすく言っているのだと思います。

引用されているそのままの文章があるとしたら、ちょっとわかりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
本当に助かりましたm(__)m

お礼日時:2004/08/16 08:01

後半の引用の原点ですが、「神の存在の唯一可能な証明根拠」のようです。


Es ist durchaus noetig, dass man sich vom Dasein Gottes ueberzeuge; es ist aber nicht eben so noetig, dass man es demonstriere.
以下のURLで "Dasein Gottes" で検索してください。

参考URL:http://www.philos-website.de/index_g.htm?autoren …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
早速検索してみます!

お礼日時:2004/08/16 08:04

記号については判りやすいご回答がありましたので、引用文について、参考までに



実践理性批判 岩波文庫P249~
「5純粋実践理性の要請としての神の現存」
この部分の要約も近いと思いますが、自信なし。

純粋理性批判は読んでいませんからゴメンナサイ。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2004/08/16 08:02

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