No.2ベストアンサー
- 回答日時:
免疫染色は同一検者でも、毎回全く同じ調子で染まるというものではありません。
抗体も生ものですのでどんどん劣化してきますし、実験室の室温、取り扱い時に室温に放置していた時間がどのくらいか、でも違ってしまうこともあります。陽性コントロールで染まらなかった場合は、
・サンプルの保存状態(切片にしてから長く放置?)
・材料(抗体、試薬類)の保存状態と調製の不備、間 違い
・温度
・各ステップの時間の違い
・検者の技術の不安定
等の原因が考えられます。
初心者であればなおのこと、「いつもと同じ」という熟練者ではありませんので、こういったことはよくあります。決して珍しいことではありませんので、何度も繰り返し実験して確認する必要があります。できるなら、熟練者に一度染色してもらうと良いと思いますが。
免疫染色では必ず陽性コントロール、陰性コントロールを混ぜて染色する必要があります。この結果により試薬間違い等の不備が検出され、正しい実験が行えます。
No.1
- 回答日時:
正常な反応としてはあり得ないですが、失敗の例としてはありふれて
います。個々の事例での原因の特定は、こういうところで喋っていて
も無理ですよ。私の周囲では
1.抗体や発色基質の保存状態が悪かった。
2.希釈時の混合が下手で濃度のムラがあった。
3.薄切してから長期間おいとくと、染色性は落ちる
4.DAB発色で過酸化水素を入れ忘れるってのもありがち
5.黄色のボトルなら全部中身が同じってわけではない
などの実例がありますのでそういうところから潰してみてください。
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