
臨床検査技師の勉強をしている学生です。
病理検査で代表的な染色法であるHE染色(ヘマトキシリン・エオジン染色)について質問させてください。
HE染色のやり方の手順を教科書等で見ると、「ヘマトキシリン液で染色して水洗後に1%塩酸アルコールで分別(必要に応じて共染部を分別)」と書かれています。
そこで質問させていただきたいのですが、『共染部』という言葉の意味はどういう意味なのでしょうか?
辞書やネット等で調べてもなかなか見つけられず、理解しかねております。
漢字の意味をそのままとれば、「共に染まる」もしくは「共に染める」という認識でよいのでしょうか?
染色法のテキストの文例を挙げますと、
「細胞質、結合組織、血漿蛋白等の共染部を脱色分別する。」と書かれてあります。
これは、
「細胞質、結合組織、血漿蛋白などで同じ色に染まっている部分を脱色することで、分別が可能になる」
という理解でよいのでしょうか?
分かる方、どうかよろしくお願い致します。
A 回答 (1件)
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No.1
- 回答日時:
共に染まる」もしくは「共に染める」という認識でいいです。
ただ、染色の目的は、例えば核と細胞質をしっかり区別できるようにする事なので、共染しては困るのです。染色は核なら核に特異的であってほしいのに、共染部があるという事は非特異的な染色がある事になります。特に免疫染色の時など、関係ない所まで染色してしまうと致命的です。こういう非特異的な反応(染色)は多くは濃すぎる場合に起こるので、例えば薄めて染色しなおしたり、脱色して共染部がなくなるようにします。
お返事遅くなり申し訳ございません。
読解力が不足しているもので、文章の些細なところにこだわってしまいました。おかげさまで、理解できるようになりました。
本当にありがとうございました。
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