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今昔物語集の一節に、
「それにははかばかしくもなからむことを面なくうち出でたらむは、……」
とあるのですが、この「出でたらむは」の「む」と「は」は文法的に説明すると
何なのでしょうか?
また、訳すとどうなるとでしょうか?

某参考書には、
「それにたいしたこともないような歌を臆面もなく読み出したら、」
と書いていますが、
「は」が仮定条件のように訳されるのは、形容詞の連用形、もしくは打消の助動詞「ず」の連用形に連なるときではないですか??

A 回答 (3件)

No2さんとほぼ同意見ですが、文脈によっては「仮定」の可能性もあります。


その場合は、「もし仮に、臆面もなく読み出したとしたら、(それ)は、」と解釈されます。いわゆる事柄を提示する係助詞です。主格ではありません。

「あらずは」「無くは」などの「は」は「ば」と同様、接続助詞と解される、と言うより「ば」と理解し前の語はすべて未然形と考えた方が無理がなくて楽、と言う考え方を、私の場合は、しています。歴史的仮名遣いでは、濁点の省略は普通のことでもありますので。

以上ご参考まで。
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ご質問の箇所は、「(歌に)うち出でたらむ(こと)は〜」と、()内の言葉を補って解釈できます。


「む」は「婉曲」の助動詞です。「は」は係助詞です。係助詞の「は」の働きは、ザックリ言うと強調です。「僕は男です」のように、「彼女は女だけど、この僕は男だ。」と、取り立てて強調します。なので、主語の位置にもつきがちです。
ご質問の箇所の直訳は「歌に詠み出すようなことは〜」なんですが、お持ちの某参考書では分かりやすいように仮定に意訳したのでしょう。
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今昔は非常に難解で有名です。

参考書の解釈はone of themでしかなく、定訳とは言い難い。
私が読んだ注釈では「む」はその前全てを受ける「代名詞」、「は」は「現代語同様」強調。
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