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歴史上、中国では「満漢全席」という宮廷料理がありますが、日本でも同じようにそれほどたくさんの料理が出されたことはあるのでしょうか。

A 回答 (2件)

料理の種類を沢山出すことはありますが、それに対しての名称はありません

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2017/07/26 22:50

満願全席は宮廷料理ですが、それと対比できるようなものは日本にはありません。


満願全席とは清朝時代、満族と漢族のおいしいものを一堂に集め、豪華絢爛を誇り、途中、演芸などの出し物を
楽しむなど、何日にもわたって食べた料理です。これは清朝時代の話ですが、中国歴代の皇帝の多くは贅沢三昧を
していたようです。

春秋時代の斉の桓公が調理人易牙(えきが)に冗談ながらも「寡人尝遍天下美味,唯独未食人肉 倒为憾事(余は天下の美味をすべて味わったが、
まだ人肉は食べておらず残念である)」と伝えたところ、易牙は自分の4歳になる子供を調理して差し出したという故事があります。

https://baike.baidu.com/item/%E6%98%93%E7%89%99

これは中国の王侯貴族が美食三昧をしてきた一例でしょう。

しかし日本には食人は勿論、宮中で連日贅を極めた料理を食べたような事実はありません。
日本では質実剛健を良しとし、特に、江戸時代より前は、そういう美食をするだけの材料も金もなかったと考えられます。
多少とも贅沢料理の出始めたのは江戸時代以降です。それでも中国と比べると質素なもので、天皇家は勿論、徳川家でも同様の傾向です。
日本を開国させたアメリカのペリー提督は日本以外にも中国に行っていますが、食事に関し、中華はうまいと思ったようですが
日本食は全く口に合わなかったことが彼の日記に記されています。徳川幕府は当然ペリー提督をもてなすのに、最高のものを
提供したと考えられますが、出たのは鯛の塩焼きや刺身、あとは煮物などであったようです。

現在和食でうまいとされるものに寿司、すき焼き、てんぷらがありますが、すき焼きは明治以降ですし、寿司やてんぷらは
江戸時代に発生したばかりの料理で、まだ庶民が屋台で食べるものであり、到底外国からの要人をもてなす様な料理ではありませんでした。

現在の日本人が一番贅沢なことをしていると思います。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。
気になっていたことに沿っていてわかりやすかったです。

お礼日時:2017/07/26 22:51

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