
こんばんは。
OKwebに冷凍人間についての過去ログがあり、おもしろいな~と見ていて本当にそんなのがあるんだ!
と興味深々でずっと調べていて、その方法に唖然としました その方法とは液体窒素に浸す。。
私でも冷凍人間にするならこうしようと思いますけど、他に何か方法があるだろうと思っていたので驚きました。
これには相当ビックリしましたが、液体窒素に浸すって細胞がボロボロになりますよね。
脳死で冷凍人間をやる事もあるらしいですけど それは犯罪にはならないのですか?
60兆もある細胞が全部ボロボロになり機能停止状態になるのに、復活させる事なんてできるのでしょうか?
昆虫でもまだ厳しいと思うのに、冷凍人間みたいな事をやって大丈夫なの??と思います。。
マイナス180度なんて脳細胞もむちゃくちゃになるであろうに
何故こんな冷凍人間みたいな事をするんですか?復活する見こみなんてあるのでしょうか?
不思議で仕方ありません、急ぎませんので回答下されば助かります、宜しくお願い致します。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
現実のテクノロジーとしての人工冬眠はどうかというと、それらしい最初の成果は、たぶん1940年代に確立した精子の冷凍保存技術。
これはいわば、細胞レベルの人工冬眠で、液体窒素温度で冷やしておきさえすれば、いくらでも保存が効くという優れものの技術。ところで、現実に細胞を凍結保存するときに問題となったのは、水の、氷ると体積が増えるという厄介な性質だった。これのために、細胞の内部の水分も、氷ると膨張して細胞膜を破ってしまう。そうなれば当然、解凍しても元に戻らない。ようするに、ホームフリージングで肉や魚を冷凍してから解凍すると、ドリップがいっぱい出てきて美味しくなくなっちゃうって、あれのわけね。
だから、細胞を生きたまま凍結保存をするには、できるだけ冷やしながらも、細胞の中の水は氷らないようにする必要がある。つまり、精子の凍結保存が可能になったのは、細胞内部の水分を、過冷却に保つ事ができるようになったから。
でも、それをいったい、どうやって実現したのだろうか。精子の場合、それは細胞をグリセリンの中につけることで実現されている。
一般に、高分子まわりの水分子は、電気力によって整列(構造化)するので、氷りにくくなる。つまり、グリセリンは精子の細胞膜を通って細胞内に入り、水を構造化して凍りにくくしているわけです。いわば、不凍液を注入したってワケね。
もちろん、こういう操作は単細胞だからできたことで、細胞集団である組織とか、臓器、さらには生体丸ごとの冷凍保存に応用するのはかなり難しい。無数にある細胞の全てに不凍液を注入するか、あるいはそれとは全く別の方法でもいいから、とにかく細胞内の水分が凍らないようにコントロールするなんて、いったいどうしたらいいのだろうか。それがわからないことが、このタイプの人工冬眠が未だに完成していない理由だし、おそらく将来もこの方法の延長で人工冬眠を実現するのはかなり難しいでしょう。
No.9
- 回答日時:
良いサイトがあったのでリンクしておきます。
既に他の回答者の方も記述されているように、冷凍した人体を解凍したって人間は生き返らないことは常識ですし、クライオニクスに携わっている人間もそのことを理解しているようです。しかし解決策はいずれテクノロジーの進歩によって見つかるだろうから、それまでせめて冷凍によって保存しようという考え方のようです。
この業界で最大の会社、「アルコー」では将来的にナノテクノロジーによる超小型のロボットで細胞膜の補修などを実現できると考えているようです。楽観的といえば楽観的ですが、まあ可能性はゼロでは無いし、「天国」「輪廻」とかよりは現実的かもしれません。いずれにせよ「信じるものは救われる」レベルだと理解しています。
参考URL:http://www.kanon.to/jcahis.html

No.7
- 回答日時:
確かにアメリカでは人体を冷凍保存してくれる会社があります。
しかし、冷凍して保存する会社であり、生き返らせる会社ではありません。
液体窒素に入れた魚がまた泳ぎ出しますが、これは
表面のみが凍っただけだからです。
金魚を10分以上液体窒素の中に入れておけばもうたすかりません。
ご指摘の通りで、細胞の中の水分が凍結すれば体積が増えてしまうので、全ての細胞が破壊されます。
No.6
- 回答日時:
追加情報・・「冷凍人間」とは違う話ですが。
クマムシってしってますか?
ダニとかと同じレベルの小さな虫です。
この虫は大変に耐環境性の強い状態を作り出せます。
真空状態で15分放置した後、通常状態に復活したとか、零下100度程度でも生存し続けたとかの実験結果が残っています。
実は、普通の活動状態ではここまで耐性はありません。なんと、このクマムシさん、体内の水分を他のたんぱく質に置き換えることができるらしいのです。
それにより細胞自体を耐性の強い状態にして、過酷な環境を乗り切るらしいです。
いまのところ、こんなことは人間には出来ないわけですが、人間への応用を夢見て日夜研究している方々がいる分野だったりします。
No.5
- 回答日時:
現在の技術や医療では一度冷凍してしまった肉体を再生することは不可能ですので、将来に一縷の夢を託してというのが現状でしょう。
冷凍してもすべての細胞がぼろぼろになってしまうわけではなく、かなりの部分は形状は元のままで解凍することが可能です。ただし腎臓など一部の臓器は冷凍すると完全に破壊されてしまいます。脳死を死とみなすのであれば、死体の保存ということの是非となり、脳死を死とみなさないのであれば殺人ということになるかも知れません。この辺は倫理の問題ですので、非常に難しい問題でしょう。
ちなみに細胞を保存するには液体窒素(-196℃)のような極低温で一気に冷凍したほうが良いのです。じわじわ温度を下げるほうが細胞内で氷の結晶が成長し(細胞内部の水が大きな氷の結晶になる)細胞小器官や細胞膜の破損は大きくなります。したがって、細胞を出来る限り壊さずに冷凍保存するには出来るだけ短時間で冷凍する必要があります。解凍するときには出来るだけすばやく氷と水の共存しうる温度を通過させる必要があります。
No.4
- 回答日時:
過去ログを読んでないので、繰り返しになっているかもしれませんが・・・
細胞がボロボロになるのは氷が結晶化するからです。出来る限り急速に冷やして、氷が大きな結晶にならないように、できればガラス状の氷になるようにしてやればいいのです。現在の技術では、人間のような大きなものを急速に冷やすには液体窒素につけるしかありません。
体液を結晶化しにくい液体に変えてから冷凍するなんていう研究もされているみたいですが、まだまだSFの世界です。
人間は復活できませんが、生きている昆虫や金魚ぐらいならかなりの確率で復活することがあるらしいです。
>ガラス状の氷になるようにしてやればいいのです。
それを液体窒素につければそうはならないみたいですね。
もしかしたら100年後ぐらいに液体窒素につけた人間を復活できるようになるかもしれないですね。
>体液を結晶化しにくい液体に変えてから冷凍するなんていう研究
そんな研究もされているのですか!凄い・・
今冷凍人間にする人の気持ちわからないでもなくなってきましたけど、30年後くらいなら本当に冷凍技術がもっと上がって凄くなってそうですね。。
貴重なお話が聞けてとても参考になりました、回答してくださってどうもありがとうございました。
「色々な方のご意見があるかも知れませんので、申し訳ありませんが質問はもう少しの間オープンにさせてください」
No.3
- 回答日時:
冷凍犬は蘇生に成功しているらしい・・・
本当かどうかは怪しいけど(笑)
ちなみに冷凍昆虫などは、
本当に蘇生成功例があります。
参考URL:http://www.ntv.co.jp/FERC/research/19961117/f163 …
>冷凍犬は蘇生に成功しているらしい・・・
ホントですか!!これが事実なら物凄い事ですよね。
ニュースとかでも凄いやると思うんですけど、、まだ怪しいですよね。
冷凍昆虫は成功したんですか、今の科学って私が思っている以上にずっと進んでいるかも知れないですね。
参考URLまで教えてくださり、とても参考になりました、回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
超聞きかじりなので一部だけ。
その昔「冷凍野菜」がなぜできなかったのがご存知でしょうか?
それは冷凍する速度が足りないため、氷が結晶化し、
結晶の成長により細胞壁が破壊されたためです。
逆に言えば、一気に冷凍できてしまえば、細胞は壊れにくいはずなのです。
つまり液体窒素に浸しても細胞はぼろぼろになるわけではないのです。液体窒素に浸したバラのイメージが有名ですが、あれは液体窒素に浸したことでばらばらになるわけではなく、冷却されたことで柔軟性が失われ、外力によって変形できずに破断するのです。
これはビニールのボールでもいっしょです。
冷凍状態からの解凍はすさまじく難しそうですが、将来なにが可能になっているかわからないので期待をしているというところでしょう。
>液体窒素に浸しても細胞はぼろぼろになるわけではないのです
人間は内部まで温度が急速に冷凍できないと思っていたのですが回答を見る限りできるみたいですね・・
不勉強で申し訳ございません。
冷凍人間の回答は本当に難しそうですよね、人間を生きかえらせるのと同等に難しいと思います、その頃には医療が恐ろしく進んでいるかもしれないという事でやられる方がいらっしゃるのですね、とても参考になりました 回答ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
RL♂1 ってなんて読むんですか?
-
細胞質と原形質と細胞質基質の...
-
【化学】細菌って細胞膜ってあ...
-
【生物】人間の背が高い人や産...
-
鬼滅の刃の無惨は、スーパーサ...
-
BSA溶液の作り方。
-
細胞塊をバラバラにしたい
-
細胞非自立的
-
(自由研究)免疫細胞のまとめ方(...
-
RAW264.7マクロファージについて
-
Cell LineとPrimary Cellの違い
-
細胞とタンパク質の関係につい...
-
膨圧と浸透圧の違い
-
基質と細胞外基質の違いを教え...
-
学校の生物の問題が分かりません。
-
Image Jでの細胞面積の測定につ...
-
細胞の遠心分離について
-
B細胞のクラススイッチの判定
-
細胞増殖アッセイ MTT ASSAYなど
-
アミロイド変性とフィブリノイ...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
BSA溶液の作り方。
-
【生物】人間の背が高い人や産...
-
mock細胞とは?
-
【化学】細菌って細胞膜ってあ...
-
多細胞生物の細胞の大きさは、...
-
遠心分離の際の回転数の決め方
-
RAW264.7マクロファージについて
-
線維化とは
-
Cell LineとPrimary Cellの違い
-
HepG2の継代について 凝集しな...
-
生理食塩水の0.85%と0....
-
グリセロールストックについて?
-
細胞をさいぼうとさいほうに読...
-
細胞膜外のカリウムイオン濃度...
-
パーセンテージで得られた結果...
-
(自由研究)免疫細胞のまとめ方(...
-
細胞じゃなくて人間に生まれる...
-
96穴plate細胞のまき方
-
限界希釈法による細胞のクロー...
-
細胞培養の培地の色
おすすめ情報