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人間の体は37兆2千億個の細胞で出来てると言われてますが、1つの細胞には何個の分子さらに何個の原子があるのですか?

A 回答 (1件)

細胞の数が 37兆2千億個などと言われてもどうせイメージがわかないので、正確に


 3.72 × 10^13 個
と書いた方がよいでしょう。

1つの細胞に何個の原子があるのかは、何の細胞化によっていろいろでしょうから、「体全体で」どうなるかを推測してみましょう。

体重 60 kg の人を考えます。

「体の 60% は水である」ということから、60(kg) * 0.6 = 36(kg) は水です。
水の分子量は 18 ですから、アボガドロ定数分の 6*10^23 個で 18g です。
従って、水の分子数は
  6*10^23 * 36/0.018 = 1.2 * 10^27 個   ①
ということになります。

残りの 24 kg は、いろいろな「タンパク質」などですが、タンパク質の「1分子」で分子量は千差万別のようです。たとえば、ヒトのリゾチームという酵素ならば「分子量 14100」というものもあるようです。
タンパク質の分子量一覧はこんな資料:
http://www.dojindo.co.jp/technical/pdf/material5 …

「人体」のタンパク質の平均分子量はいくらか、というのもよくわからないので、例えば「人体のタンパク質の加重平均分子量は5000」として、「24 kg がすべてタンパク質」とすれば、上の「水」と同じように、分子数は
  6*10^23 * 24/5 = 2.88 * 10^24 個   ②

①と②を合わせれば、60 kg の人の分子数は
 約 1.2 * 10^26 個
ということになります。

仮に「人体のタンパク質の加重平均分子量が 1000」であったとしても、60 kg の人の分子数は
 約 1.21 * 10^26 個
です。

お分かりの通り、「水の分子数」が支配的ですので、「タンパク質の分子量」の誤差はそれほど大きく効かないでしょう。
こんな風に概算すれば、「目の眩むような大きな数」であっても簡単にあたりをつけることができます。
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この回答へのお礼

解決しました

分かりました。
計算方法を教えて頂きまして勉強になりました。

お礼日時:2017/09/21 02:31

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