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電化路線を走る列車は「電車」、非電化路線の場合は「汽車」と、今でもよく使われますが、考えてみると汽車は「蒸汽機関車」のことですから、今は一部のイベント列車を除きSLは走っていないわけで、この表記はおかしいですよね。
現在、非電化路線を走るのはディーゼル車(気動車)ですから、気動車の略であるなら「気車」という表記が正しいと思われます。
でも、「気車」という表現は見たことがありません。なぜ一般に浸透しないのでしょうか?
確かに辞書にはありませんが、ネットなどで通用していく新語が広く認知されてやがて辞書に載るのはよくあること。
鉄道ファンを中心に、もっと使われても良いような気がしますが、どうでしょうか?

A 回答 (8件)

田舎の非電化路線は電車が走りませんからねえ…。


私の住んでいる所は電化路線と非電化のローカル線(特急なし)がありますが、
蒸気機関車がディーゼルに代わっていっただけですから、汽車をそのまま汽車で使っていますね。
電化区間の特急や普通列車は電車と言いますが、長距離の特急は非電化区間を走るディーゼルなのでやはり”汽車”のまま呼ぶ人は多いですね。
汽車は、あえて漢字を直さないでそのまま使っている感じがします。

また、ローカル駅のイベントで、子供対象の昔の蒸気機関車のお絵描き大会のようなものは時々あるのですが、ディーゼル車のお絵描き大会はあまり無いです。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。
やはりなんとなく昔からの表記を使ってるだけですよね。
私なんか違和感ありありなのですが、気動車よりSLの方が人気があるせいもあるのかもしれませんね。

お礼日時:2017/10/04 22:14

通称としての「汽車」が辞書にあるので


汽車=非電化の列車という意味で良いのでは?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そのままで良いという人が大部分だから、気車という表記が広まらないのはわかります。
私などは、United Statesが直訳の「合州国」ではなく「合衆国」なのにも不思議さを感じてるくらいだから、気になるのかもしれませんね。

お礼日時:2017/10/04 22:18

わざわざ使い分けたい人は『気車』なんてあいまいな表現を使いたがらないからでは。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに記述としては区別できても、口語で「きしゃ」と言った場合、汽車か気車が区別ができませんね。

お礼日時:2017/10/10 08:42

「電車」と「汽車」は原義を離れ、誤用ではあるものの一般的は別の意味を持ってしまったと考えるほうが良いと思います。


もちろん、それぞれ原義は電気を動力とする客車またはそれで組成された列車、蒸気の力で走る列車です。

145年前、明治5年の鉄道開業以降、昭和半ばまで蒸気機関車牽引の列車が日本全国津々浦々を結ぶ都市間列車として走り続け、
電車は路面電車や大都市近郊の都市内輸送用の列車としてのみ用いられる状況が続きました。
そのおよそ100年の間に、都市的で先進でハイカラなのがデンシャ、イナカ的で時代遅れなのがキシャという感じになってしまったのでしょう。
北海道や長崎など、地元の路面電車は「デンシャ」、JRは「キシャ」と呼び分ける地域も多くあります。
また、鳥取市周辺のJRに新型気動車が導入されたとき、「デンシャになった。以前のキシャとちがってぼろくない」などと地元の人たちがしゃべっていたとの話もあります。

というように、「キシャ」の由来は気動車ではありませんので、「気車」なる当て字は不適切です。
鉄道ファンを中心に~とおっしゃいますが、ファンなら気動車と呼びますので。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに「汽車」が長距離列車全般を表す一般名詞として浸透した現状からみて、新しい造語を作り出すのは難しそうですね。

お礼日時:2017/10/10 08:41

確かに、貴方の言い分は間違ってはいません。

が、『気車』ではしっくりしません。
そもそも、汽車なんて小説や演歌の世界で、現実には死語に近いんじゃないの?
まぁ、旅番組のレポーターが、気動車でも「電車が来ました」と喋っていますね。
かように、目くじらを立てる程の話ではなかろうかと思いますが・・・

ちなみに、正しい鉄道用語では、本線上を走る車両は、動力方式は問わず、全て『列車』と言います。
例え、気動車が1両でトコトコ走っていてもです。
電車列車・気動車列車・客車列車・トロッコ列車・貨物列車・回送列車・救援列車etc
引き上げ線や車両基地で移動する車両は、列車とは言いません。

要するに、慣用語と専門用語では、違う事はままあるって事です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに都会の方では、「汽車」は死語に近い用ですね。
マスコミでさえ、気動車と電車の区別をせずに「電車」や「列車」とひとくくりにすることがあるくらいなら、新たに造語を作る必要性はないのかもしれませんね。

お礼日時:2017/10/10 08:40

おそらく、鉄道ファンではない人の多くが


・汽車=機関車が牽引して運行する鉄道車両
・電車=機関車無しで自走する鉄道車両
とか考えているのでしょう。
で、現在運行されている鉄道車両の大半が「電車」だと認識されているので、「汽車」に代わる新語の必要性が感じられていないのでは。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに現状では「汽車」は機関車牽引の列車全般を表す一般名詞と認識されていますね。
新しい造語を作り出すのは難しそうですね。

お礼日時:2017/10/10 08:36

「電車」と「汽車」という言葉が使い分けられる場合と使い分けられない場合があるように思います。



使い分けられるケースとして、「電車」が「列車」という意味合いで気動車・電車を指し、「汽車」は文字通り「蒸気機関車」牽引の列車、但し電気機関車やディーゼル機関車が客車や貨車を牽引している場合は「汽車」と言わず、思えずこの場合は「列車」かなと考えます。他の回答にもありますように「気動車(ディーゼルカー)」を指して「電車」とつい言ってしまうのも「鉄道・列車」という意味でひとくくりに「電車」と言ってしまうのかもしれません。
しかしながら、さすがに蒸気機関車牽引の列車に対して「電車」とは言わないですね。

使い分けられないケースとして「汽車」が「電車・気動車」さらには「列車」まで含めた表現、つまり「長距離の移動手段としての鉄道(国鉄・JR)」を意図して「汽車」と表現しているケースもあるように感じます。

「気車」という表記については以下のように考えます。
「汽車」は特に「さんずい」がつくことから「気」は勿論「汽」のほうがもっと水に関わる文字のように思いますので蒸気機関車については「汽車」が最もふさわしいかと思います。「気動車」を略して「気車」としても発音が「キシャ」で紛らわしく、まして鉄道ファンならば、鉄道ファンだから、なおさら「気動車」と区別して話すだろうと推察します。よってわざわざ「気車」という言葉は使わないであろうと思うのです。

最後に、「汽車」という響きは、「旅情」や「人々の喜悲」などを感じさせるとても素晴らしい言葉だと常々感じています。いろいろな歌・歌詞の中にも出てきますね。「夜汽車」とは言っても「夜電車」とか「夜気動車」「夜列車」とは言わないだろうと思います。「夜行列車」はもちろん「あり」ですが…
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに口語で「きしゃ」と言った場合、汽車か気車が区別ができませんね。
納得できました。

お礼日時:2017/10/10 08:33

>でも、「気車」という表現は見たことがありません。



実はthe boomというバンドの曲に「それでも気車は走る」というのがあります。
全く知られていないわけでもないでしょうが、いろいろな人と話してみると「汽車」と書く人「気車」ほうが正しい、と言う人がいて、用法として定まっているとはいえないようです。

私は関東に住んでいるので、そもそも汽車も気車も日常的に見ることはありません。関東関西という人口の5割以上が住む地域では「汽車」だろうが「気車」だろうが「どちらでもいい」というのが実際のところだと思います。

で、
>気動車の略であるなら「気車」という表記が正しいと思われます。
と質問者様は書かれていますが「United Statesが直訳の「合州国」ではなく「合衆国」なのにも不思議さを感じてるくらい」の細やかさを見せる質問者様ならもう少しこだわってもいいのではないでしょうか。

というのは「気動車」の「気」は電気機関車にも使われている、ということです。通常私たちが「電車」と呼んでいるものは略さないと「電気機動車」または「電気動車」になります。電車も「気車」と言えるわけです。

実はこの指摘は、元々地方出身の友人との上記の会話に出てきた内容で、その友人は鉄道オタクです。彼の言い分では

ーー「汽車」は確かに正しくないが、電車は鉄路に架線を引いて、蒸気機関車などとは明らかに異なる路線になっているのに対して、ディーゼル気動車などが走っている路線は、外からエネルギーを供給される電車に対して「車両がエネルギー源を持って走っている」と言う点で「汽車」だ。
 汽車を蒸気機関に限定する用法とするなら、電車も「電気動車」という気車なのだから「気車」だと電車や電気機関車も含まれる用法であるとするのが正しいはずだ。ーー

というわけです。地方に住む彼の言い分では「架線を引いていない、エネルギーを自前で抱えて走る鉄道は汽車でいい」ということらしいです。

これはこれで納得できる回答だと思います。「気車」の厳密性をより深く追及すると、ディーゼル気動車だけに限定できない、というのが一般に浸透しない理由だと思います。



ちなみにアメリカの合衆国についてですが、私は「合衆国」で正しい。と思います。理由の一つは「1844年に米清間で締結された望厦条約の中国語文において「合衆国」表記が採用された」という点を支持しているからですが、ほかにも当時の状況を見ると「衆」にこだわった理由も見えてくるからです。

まず、州についてですが、そもそもこれをstateの訳として用いるのは正しくない、という理解が必要だと思います。
私たちはすでに州=stateと決められた後の時代を生きているので、アメリカは州の集まりである合州国だ、と思うのは当然なのですが、1844年ぐらいの時期の「州」の意味と”state”の意味はかけ離れていたのです。

州に関しては、中国では武帝が群県の上に置いた地方行政区分が始まりで、日本ではそれに準じて房州とか甲州のように使ったのが始まりになります。これによって「中州」などの意味から「行政単位」という意味が加わったわけです。

stateはそもそも「個人が独立してる状態」を表します。個人や組織の意思を表す文章を”statement”と言うのも「独立した人(組織)が表明したもの」だからです。それが転じてアメリカの州と言う意味になったわけですが、逆を言えばアメリカがstatesを行政単位として用いなければ、この言葉が行政単位を表す意味にはなり得なかった、ということになります。

ではなぜアメリカがstateを行政単位の名称に選んだかと言うと、そこには独立宣言に関わる「民主的な政体で自由を標榜し個人の人権を守り、旧世界の身分制度と決別する意思」が見えてくるわけです。


19世紀になると、中国も日本もアメリカと邂逅し、交渉を行っています。当然ですが、漢字と英語では言葉が全く異なるため、初期は中国、明治維新後は日本が一生懸命、英語を漢字に翻訳していきました。

その際”United States of America"にどのような漢字を当てはめるか、当時の知識人は相当に悩んだと思います。再度指摘しますが、この時代はまだ、州=States、という訳語は成立していません。だからそもそもアメリカの国名に「州」を選ぶ必要性が薄かったといえます。

当時の日本や中国の知識人が一番悩んだのはアメリカが「民主政体」ということでしょう。福沢諭吉は「アメリカ初代大統領ワシントンは家康のようなものだと思っていたが、全く違い、アメリカは封建門閥が存在せず、人々はみな平等だということを知り驚いた」と言うようなことを言っています。

当時はフランスとアメリカを除いて、ヨーロッパも君主国でしたからひときわ「アメリカは民主国家」という意識が強かったのだはずです。

そうなると”United States of America"は当然に「民衆たちが自分たちで政体を選び、独立独歩の気概をもって運営している国」という意味を持つ漢字を当てはめる発想になっていくでしょう。「アメリカ合衆国」はそういう意味を表しているわけで、現代人は「なぜ合州国じゃないの?」というより「当時の日本や中国の国体と全く違う、民主主義、という政体に対する衝撃」が「合衆国」と名付ける原動力になった、と解するべきだと私は考えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
また、詳しい解説をいただき、大変感謝いたします。
どれも興味深く読ませていただきました。
確かに電気機関車の略でも「気車」になるというのは盲点で、まったく考えていませんでした。
種々の条件を総合的にとらえると、やはり「汽車」のままの方が常識的ですね。
合衆国の成り立ちについても大変勉強になりました。胸のつかえが下りた気持ちです。
とても納得しました。

お礼日時:2017/10/10 08:23

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