
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
緩衝に関する正しい理解をするには,その辺の適当な説明を鵜呑みにしてはだめです.大学レベルの教科書でも,不十分な説明のものが非常に多いのが現実ですので.
こういってはなんですが,#1 の説明もいただけません.
>H+を添加すると、
>C6H4(COOH)(COO-) + H+ → C6H4(COOH)(COOH)
>となって、H+濃度はあまり変化しません。
ということはフタル酸2カリウムでも
>C6H4(COO-)(COO-) + H+ → C6H4(COOH)(COO-)
となるはずだからH+濃度は変わらないので緩衝するってことですか?
やってみればわかりますが,緩衝しませんね.
そもそも,この滴定の実験からわかることは,
「フタル酸水素カリウムが緩衝溶液になる」
ではなくて,
「フタル酸水素カリウムに塩酸を加えてpHを少し下げると緩衝液になる」
のはずです.
しかし,質問に書いてある条件の滴定だと pH 4くらいから始まって,pH3前後が本来の緩衝域だけど,塩酸を倍量入れても pH 2を切るくらいにしかならないから,当量点さえはっきりとはわからない滴定曲線で,緩衝の実験としてはそもそもとても不適切だってのもありますけどね.
なんにしても,せめてペリン,デンプシーの「緩衝液の選択と応用」くらいは読みましょう.
No.1
- 回答日時:
水中では、C6H4(COOH)(COO-) になっていると考えられます。
H+を添加すると、
C6H4(COOH)(COO-) + H+ → C6H4(COOH)(COOH)
となって、H+濃度はあまり変化しません。
OH-を添加すると、
C6H4(COOH)(COO-) + OH- → C6H4(COO-)(COO-)
となって、OH-濃度はあまり変化しません。
上の反応は片矢印でかきましたが、もちろん逆向きの反応も同時に起こり、平衡反応に達します。
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