
No.15ベストアンサー
- 回答日時:
質問がむずかしすぎて「手も足も出ない」というのが正直なところです。
『日本語文法事典』(大修館書店)の「主語1」の記述を確認しました。
たしかに「これらもすべて主語であると言ってよい」とは書いてありますが、「第一の面」「第二の面」の長々とした解説もひかないと、真意は伝わらない気がします。当方のレベルだと、何度読んでも何が書いてあるのかサッパリわかりませんが。
『日本語文法事典』の大きな特徴のひとつは、ひとつの項を複数の著者が別々に書いていることでしょう。
「主語」に関しても「主語2」「主語3」があり、野田尚文氏の解説の中には「5.主語否定論」という記述もあります。「主語否定論」にのっとれば、当然〈主語が「水」〉なんてことはないでしょう。
このように専門家の間でも諸説あるので、「一概には言えない」が結論になるのでは。
個人的には、この「ガ」は「ヲ」とほとんど同じ働きをしているので目的語を表わしていると思います。「水」{ヲ/ガ}主語と考えるのはちょっと違うのではないかと。このあたりは、「石{ヲ/ガ}取れる」と似ているような似ていないような。
「私は水ガ飲みたい」と「象は鼻ガ長い」の構造は似ているようで違う気がします。
後者のガはヲにはできませんから。
このテーマの背景には、下記がある気がします。
【〇〇が取れます。 〇〇を取れます。】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10290855.html
当方は↑についてmixiに日記を書きました。
【「ガ」か「ヲ」か──「本ガ読める」か「本ヲ読める」か】改〈2〉
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965224350&owner …
本格的なコメントをくださった「hiro0073」さんは、今回の質問者と同じかたですかね。でしたら、その節はありがとうございました。
話が途中で終わった気がするのは残念ですが、当方はほとんど理解できていないのでしかたがないのかもしれません。
No.28
- 回答日時:
>羊が一匹、二匹、三匹・・・・・・・・ZZZ。
あめ玉を勘定する問題?、できないもん、だって羊じゃないもん。
羊とあめ、直接はなんの関係もありませんね。
20階建てのマンション、敷地の一画に高い銀杏の木がありました、与太郎が1階の住人に聞きました、あの銀杏は高いか?、住人は、ああ高いよって答えました。
次ぎに20階に上がりそこの住人に聞きました、あの銀杏は高いか?、住人は下の方を指さし、あれか、低いねって答えました。
与太郎はどちらが本当なのか大いに悩んだそうな。
羊の勘定で覚えた数字、あめ玉では関係無いため勘定できない、銀杏の木も、水が飲みたい、とはなんの関係もありません、つまり本題とは無関係、理解することは期待しません。どの回答にベストアンサーを付けるか興味あります、与太郎との距離推測できるかも。
いずれ思い当たる事・・・・・いや無駄な期待でしょう。
そのまま締め切っても、与太郎なみの質問なのに捕捉で語りすぎたようでも・・・・・・すでにかたるに・・・?。
※意味論では→意味論を主張する考え方で考えれば・・・「れば」が付きます、もちろん別のかんがえ方の法方も同じ、どちらも「れば」を付けた結果なのに、どちらが本当かって?。
No.27
- 回答日時:
>fxq11011 さん、あなたが自己満足的に何を考えても自由ですが、本題とずれている問題は別のところでやっていただきたいと思います。
あなたの絶対座標追及も他人を巻き込むものではありません、お互いさま。
色のが区別できない人(色盲、色弱)の人に信号機赤のとき・・・なんていってもダメですね、一般的に限りますが、3つのうち赤はどの位置なのかの認識が先に必要ですね。
No.26
- 回答日時:
「このパイは食べられる (食べることができる)」
の主語は統語論では「このパイは」ですね。
意味論では、
(私は) を補って考える人は「(私は) このパイは食べられる」の主語は「私は」だと言い、
(パイだ) を補って考える人は「このパイは食べられる (パイだ)」の主語は「このパイは」だと言うのでしょう。
「このパイは食べられる」自体で正しい日本語ですから、何も足さないで主語を決める理論があっても良いと思います。
No.25
- 回答日時:
文法云々以前の基本の基本?、の考え方のような気もします。
生田先生のほか辞書の説明を航海する船が頼りにする灯台の用に見立て、ひたすら「正しい」という目標を絶対座標の中で見つけようとしているように見受けられます。
「本物がわかる男」コーヒーの宣伝の文句です、この「本物」に対応する現実はありません、他にも、真理、正しい、絶対。無限・・・なんかもそうです(他の条件なしでこの言葉だけ)。
航海する船が灯台、星を使って絶対座標としていたのと同じです、でも羅針盤ができてからはある程度自立航法が可能になりました、船の場合は潮の流れで速度、方向に誤差が出ますが車なんかのナビでは精度の問題はありますが、ほぼ自立航法が可能です。
先生方の節が絶対でない以上、自立航法に該当するものが必要です。
①水を飲みたい、②水が飲みたい、表現の問題として、執筆者?が何を表現したいのか?。
①単に喉が渇いた等で水を欲している、水でさえあればたいていのもので十分。
②名水と言われる○○の水を飲みたい、この表現の時は、水が主役です、そこで各助詞の主格「が」で待遇して、○○の水が飲みたい、①の場合は水でさえあればよい、つまり広い意味での単純な目的ですだから目的格の「を」。
主語がどうなろうと関係なく、執筆者の表現したい内容が十分伝わると、私は思います。
これが、絶対座標のない相対座標の中で、自立航法での私の考え方です。
No.24
- 回答日時:
おぼろげな記憶ですが、「死ぬ」終止形の活用語尾が「ぬ」だったと思うが非常に少ない?。
>生田が抽出した動詞の中で「が」の取りにくいとしたものを計算すると90%以上になります
少ないと、無視されると言うより否定される?、もし死ぬの終止形が私の記憶道理だと死ぬ、と言う表現は間違い?。
さらに詭弁を弄すれば、オンリーワンの存在はもはパーセントではなくパーミリオンでもどうか?、存在を否定されても・・・?。
No.23
- 回答日時:
>なお、生田が抽出した動詞の中で「が」の取りにくいとしたものを計算すると90%以上になります。
でも、それがどうした?、としか思えません、「取りにくい」でしょう、完全に否定していませんね。
例外がある、ということです。
文法は万能ではありません、敬語に至っては、例外が非常に多いと聞いたこともあります。
No.22
- 回答日時:
もう一度だけ失礼します。
1311tobiさんへ。他人の質問の場所で話を交わすのは失礼ですね。(わたしが始めてしまったのですが)mixiへの立ち入り方法が分かりません。失礼しました。No.21
- 回答日時:
#19です。
新たな補足についてなど・・。
1.
>生田先生が分析した表現は「言い切り」の表現だけです。
:
わたしの場合について言えばですが、言い切りの形にしなかったのは、すでに申し上げているところの「強調のための特定」という意図を明確にしたかったからです。
登場人物たちが、実際に口に出すわけではありません。(出しても同じだとは思いますが、それについては今は触れません)
ですから、言い切りでない部分は()内に記しているはずです。
いずれにせよ、「言い切り」かどうかということよりも、どんなシチュエーションであっても必ず『「を」のみをとる動詞』、つまり、『「が」を絶対に使えない動詞』とは一体、どんなものなのか?
非常に興味があるので、差し支えなければ、後学のためにぜひ教えていただければと思います。
仮に、『「が」を絶対に使えない動詞』ではなく、『「が」をとりにくい動詞。』についてのみおっしゃっているということであるなら、では、『「が」をとることが可能。』なシチュエーションとは、どういったものか、について言及する必要が出てきますし、それが解決の近道ではないですかね。
2.
最初に立ち帰りまして、『水がのみたい』は、むろん目的格ですが、これも、やはり絶対にそうだとは言い切れないはずです。
たとえば、比喩としては十分にあり得るでしょう。
擬人化された水、という意味ですが、SFなんかに出てくる可能性は否定できない。
普通はそんなことは誰も考えないというのは虚しい主張であり、あくまで文法的に「水」が主格であっていけないということは無いわけです。
統語論というのは、そういうスタンスなんじゃないでしょうか。
むろん、推測ですけどね。
No.20
- 回答日時:
OKATさんへ
>今回の質問者は、hiro0073とは違うようです
mixiでのコメントと↑のコメントを見比べれば、同じかただと思います。生田氏の話とか……。もしかすると、mixiのコメントはログインしないと読めない仕様でしょうか。
なぜか、ご本人は黙っていますが……。
ところで、下のリンク先の話に関してご意見をお聞かせいただけませんか。エート。〈1〉〈2〉をまとめました。
【自動詞と他動詞〈6〉 ヲガ交替(←オイ!)】〈1〉〈2〉
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12359746188.html
もう少しまとまったら質問してみようかと考えていますが、まだ不明点が多くて(泣)。
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1.意味論で考える場合、「飲みたい」を状態を表わす言葉と考えた場合、誰が飲みたいと思っても水の状態は変わらないので、「飲みたい」を水の状態と考えることはできません。では何の状態かというと「飲みたい」という状態にあるのは「私」なので、「飲みたい」という状態の属性主は「私」ということになります。この場合「水」は対象ということになります。
ただし、これは意味論で考える場合であって、統語論では別になります。
2.「日本語文法事典」(大修館書店)の統語論においては、事態認識の中核項を内実とし、「ガ格に立つ」ことを表面的な判断基準として、日本語の主語は規定できるとし、認識される事態内容の中心にあるモノ、事態の中のモノ的中核と言えるものも、別の意味で「事態認識」であるとし、主語(=事態認識の中核)というものの第二の側面として、事態の中のモノ的中核という側面を指摘することができるとされています。
その上で、「水がのみたい」の「水が」は第二の面でのみ事態認識の中核であると言えるが、これらもすべて主語であるとしています。
(私は意味論での定義は理解できますが、統語論は複雑でよくわかりません。どなたか解説をお願いします。)
「窓が開けてある」の場合も同様です。
1.意味論では、主語は動作主である「私などの人」で、「窓」は対象となりますが、この場合は誰が開けたのかは問題にしない文なので、主語は不特定人称文というべき表現だと思います。動作主を明示すると少し違和感が出てきます。
「私が窓を開けてあります。」(?)
「田中さんが窓を開けてあります。」(?)
2.統語論では、「窓が」が主語で、動作主は不明だそうです。
日本語の「主語」については、研究者によっても意見が違うし、文法書や辞書によっても違います。
主語不要論や主語廃止論もあります。学校で習う「学校文法」は間違っているという意見が少なくありません。その中でも、意味論の「動作主」という言葉には意見の違いがないと思います。
国立国語研究所の「日本語教育のための文法用語」では、主語は「述語が表す動作や変化・存在の主体、あるいは性質・状態の主体を表す」としています。この「述語が表す動作や変化の主体」が動作主、「状態の主体」が存在主、「性質・状態の主体」が属性主だと思います。
「象は鼻が長い」には、二重主語論、総主-主格論などいろいろな考え方がありますが、私は「象は」が主題で、「鼻が長い」は解説だと思います。その解説の中では、「鼻」が属性主、「長い」が形容詞述語だと思います。意味論的に言えば、「象は鼻が長い」では「鼻」が属性主で主語、「長い」が形容詞述語、「象は」は主題ではあるが、「象においては」という意味で「鼻が長い」が成立する範疇を示していると思います。つまり、「象は鼻が長い」=「象においては鼻が長い」ということだと思います。
意味論ですが、「水を飲みたい」の主語は動作主である「私」、水は直接目的、「飲みたい」は他動詞「飲む」に助動詞「たい」が付いたもの。
「水が飲みたい」の場合は、主語は「飲みたい」という状態主である「私」、「飲みたい」は他動詞+「たい」から作られた感情・欲求を表す複合形容詞で、「水」は対象となります。
他動詞+「たい」では複合形容詞と認識されにくい場合があり、この場合は「が」が使いにくい場合があります。この場合、「が」と「を」の置換は成立しないと考えます。
例えば、「彼を愛したい」(〇)、「彼が愛したい」(?)
「神を信じたい」(〇)、「神が信じたい」(?)
他動詞+「たい」の90%以上で「が」が使いにくいという結果になりました。
特定の対象を前提として引き起こされる感情や欲求、特定の語句と他動詞がペアになって表現される場合は複合形容詞とは認識されにくく、「が」が使いにくいと考えます。
非常に興味のあるコメントありがとうございます。
「今日は富士を見やすい」と「今日は富士が見やすい」の場合は両方成立すると思います。
ところが、「彼女は彼を信じやすい」と「彼女は彼が信じやすい」の場合は、後者の方は使いにくいと思います。
結論から言うと、他動詞+「やすい」は他動詞の活用形として「を」が使えるが、「信じやすい」のように特定の対象を持つ動詞から作られた場合は形容詞とは認識されにくいので「が」が使いにくいと思います。
なお、「花が好きだ」は統語論では、主語は「花」だと思いますが、意味論では「花」は「好きだ」という感情の状態主ではないので、感情の状態主の「話者」が主語で、「花」はその対象だと思います。
生田裕子(中部大学准教授)は、他動詞+「たい」文における「を」と「が」の交替について詳細に分析し、「日本語基本動詞用語辞典」のなかの和語245語、漢語89語及び三項動詞16語を分析し、「を」と「が」の両方がとれる動詞は圧倒的に少なく、「を」のみをとる動詞が圧倒的に多いとし、そして次のように結論付けました。
「対象の属するカテゴリーが・・・想定不可能な述語は、状態性の接尾語をともなうにもかかわらず、「が」をとりにくい。」
生田が「が」の取りにくいとした例としては次のようなものがあります:
「お金が借りたい。日本語が教えたい。人が信じたい。帰りが待ちたい。人が愛したい。明かりが消したい。仕事が見つけたい。」
なお、生田が抽出した動詞の中で「が」の取りにくいとしたものを計算すると90%以上になります。
生田先生が分析した表現は「言い切り」の表現だけです。念のため。
言い切りの形ではなく、文脈や文の中で使われる場合には、他動詞表現なのか自動詞表現なのかはたまた形容詞表現なのか判別しにくくなり、紛らわしくなるので助詞についての許容度が増えます。
例えば、ほとんどの辞書で自動詞と記載されている「分かる」の場合、「英語を分かる」(?)とは言いにくいと思います。でも、文中で使う場合には許容度が増します。例:「英語を分かるためにはどうしたらいいのか。」なお、「分かる」が自動詞だというのは、同根の言葉で「分かる」と「分ける」という自動詞と他動詞の対があるからです。
他動詞についてもいろいろな考え方があります。例えば「目的語を取る動詞」「他に動作の影響が及ぶ動詞」「ヲ格の対象をとる動詞」などです。
ここでは国立国語研究所の「文法用語」の定義「動作・作用の対象にヲ格をとる動詞」に基づいて使っています。
fxq11011 さん、あなたが自己満足的に何を考えても自由ですが、本題とずれている問題は別のところでやっていただきたいと思います。