
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
肝臓の位置関係として、左葉は胃を覆い隠す位置に有ります。
従って左葉が小さいのは、胃が有るからです。
この様な関係の内臓は、肺もそうです。
右肺にくらべて左肺は、心臓が有る為小さいです。
因みに右肺は上葉、中葉、下葉に対して、左肺は上葉及び下葉のみです。
あぁ、なるほどそういうことですか!
胃があるから大きさが変わる→大きさが違うから流れる血液量も変わるということですね!
大きさが違うから流れる血液量が違う→胃があるから大きさが変わるという順番で考えすぎていたようです。
回答有り難うございます!
No.4
- 回答日時:
発生生物学的には、前後軸や左右軸、背腹軸・・・などの非対称性が形成される仕組みは、
長年の主要な研究対象になっています。
ヒトを始め多くの脊椎動物で肝臓の形態に左右差が生じる仕組み自体は、
まだ明らかになっていないそうですが、カエルでは一案が提示されています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pi …
↑の論文は2018年に出たばかりの論文で、(開けないようでしたらすみません)
アフリカツメガエルという蛙の肝臓の右葉が、左葉よりも大きくなる仕組みが調べられています。
(2018年で哺乳類でなくカエルの研究段階なので、肝臓の左右差研究はまだまだ始まったばかりと思われます)
添付の図が彼らの得た結論ですが、大雑把にいうと、
↓発生の初期は左右の内胚葉ともに同じサイズだが、
↓発生中に出来る「ノード」という組織が、体液を右から左に流す(先行研究より)
↓体液配分が左右で片寄ることで、体細胞の分化や増殖の仕方に左右差が生じる(先行研究より)
↓左側の内胚葉でPitx2cという遺伝子が働き始め、左側の内胚葉上皮が伸びにくくなる(A)
↓右側の内胚葉ではPitx2cが働かず、成長し続ける(B)
↓左葉で組織が押さえ続けられて重層化・多層化・濃縮することで小さいまま(C)
↓発生が終わる頃には 右葉(オレンジ色、R) が 左葉(黄色、L) よりも大きくなっている(D)
また、内胚葉が肝臓を外側から押さえ続ける際、
他の臓器の位置関係もやはり重要だと思われます。
単に肝臓だけの発生から説明するだけでなく、他の臓器の発生も考慮しながら、
俯瞰的に解釈する必要があります。
(まだそこまで発生生物学の研究は進んでいませんが。笑
肝臓以外の脳や心臓、肺、消化管といった臓器発生についても同時に研究が進んでいますが、
いずれの左右差でも、上記の「ノード」という組織の役割が重要視されています。
参考: http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/hamada/%E5%B7% …
ご関心があるようでしたら、前後差や上下差(背腹差)についても調べてみてください。。。

あー、なるほど、発生の段階で初期胚のノードでの増殖因子の濃度勾配によって細胞の量も変わりますもんね!
参考にさせていただきます!
ご丁寧にありがとうございました!
No.2
- 回答日時:
肝がんや肝硬変などで右葉ないし左葉を切除しても、全く問題無く全体の大きさに戻ります。
このとき元の形にはなりません、大きさが元に戻るだけだそうです。つまり機能的に右葉と左葉は同等だと言えます。回答有り難うございます!
そうなんですよね、機能的には違いがないことは調べていてわかりましたが、機能的に同じであるとすると、
あと他に違うところと言えば流れる血液量かなぁ...なにか関係しているのだろうかと思った次第です。
へぇ!切除すると大きさが戻るのですか!!!
形は戻らないとなるともともととは違う形で胃を避けて成長していくのですね~
あの形で万人が同じであるわけでは無いのですね(*´ω`*)
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