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茶室の床の間の蛭釘と柳釘について教えてください。
実は某(有名な)茶道具店で釘を購入する際、釘を打つ位置を教えていただく為、設計士さんと床の間を見せて頂き、同じくしたのですが、色々なサイトを見てみると左右違うようで・・
家は柳釘が下座(床の間に向かって左)奥の柱・蛭釘は上座天井についています。
流儀は裏千家です。もし逆だとしたら付け替えることはできるのでしょうか。柳釘は柱の角を削って付けていたし、天井の穴はどうなるのでしょうか。
11月に炉開き行う予定で先生が見えます。
本当に困りました。

A 回答 (1件)

専門家というよりも、建築の専門の立場で学んだ知識では、柳釘は床の間の下座側の入隅柱で廻縁下から一尺一寸下りより高くならない位置に打ちます。


柳釘はもともと四畳半茶室の点前座の向こう隅上部につける柳柱に打つ折釘ですが、四畳半以外の茶室には用いないとも聞きました。

また、蛭釘は床天井の奥行きの中心で、間口の3分の1下座よりに、環先を下座に向けて打ちます。ただし、床の奥行きが深い時は、中心よりやや奥目のほうが納まりが良いとも聞きました。

以上は、建築の知識側から学んだ回答です。

もし、今の位置が間違っていたらどうするのか?ということになると・・・、
おそらく良い材料を使った立派なお茶室だと思いますので、個人的には材料を傷めずにそのまま残したいところですが、お茶の心得側からはどのような判断になるのか、お茶のお師匠さんに相談されてはいかがでしょうか?

もともと茶の湯は、自然体で、その辺にあるもので、あるがままの心からのおもてなしをすることからスタートしたと聞いております。それが時を経て茶道とよばれ作法や格式を重んじるようになってしまったわけですが、これから先の答えはmamakeikoさんと、お茶のお仲間の価値観の問題になるのかもしれません。

ちなみに、釘を付け替える場合の修復は、表面的に繕う修復方法から、材料そのものを取り替えるやり方まで、方法はいろいろありますが、これは技術的にどうこうという問題よりも、むしろ費用負担をどうするかということのほうが難しい問題かも知れません。
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この回答へのお礼

専門家としての的確なアドバイスありがとうございました。そうですね。先生や社中の人にも聞いてみます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/23 20:14

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