聴覚障害者100人の宿泊断る 熱海市の宿泊施設
2018年7月10日 17時00分
聴覚障害者の団体が申し込んだ100人規模の宿泊について、静岡県熱海市が運営する宿泊施設が、火災の発生を視覚的に知らせる設備が無いことなどを理由に断っていたことがわかりました。市は、団体に謝罪したうえで障害者差別解消法の趣旨を改めて徹底したいとしています。
静岡県聴覚障害者協会は、1泊2日の研修会を企画した「全日本ろうあ連盟青年部」の依頼を受け、ことし1月、熱海市内で100人が宿泊できる施設を確保しようとしました。
このうち申し込みを受けた、熱海市が運営する「姫の沢公園自然の家」が「聴覚障害者専用の施設に泊まってほしい」などと断ったことから、協会は静岡県を通じて市に抗議しました。
市などによりますと、「姫の沢公園自然の家」には、火災の発生などを視覚的に知らせる設備がなく、建設から38年が経過しことし9月に閉鎖する予定だったことから、大勢の聴覚障害者の受け入れは困難だと判断したということです。
佐藤康弘施設長は「100人を受け入れた時、万が一の災害を周知できるか不安があり、ほかの施設を勧めた。説明不足で配慮が行き届かず申し訳ない」と話しています。
市は、協会に謝罪したうえで障害者への不当な差別を禁じる障害者差別解消法の趣旨を改めて徹底したいとしています。
静岡県聴覚障害者協会の小倉健太郎事務局長は「耳が不自由だからといって門前払いするのではなく、少しの工夫で受け入れが可能になることを施設の運営に携わる人たちは知ってほしい」と話しています。
熱海市の副市長が陳謝
静岡県熱海市の森本要副市長は、NHKの取材に対して「配慮が足りず反省すべき点があった。配慮すべき方々に寄り添った対応ができるようにしたい」と陳謝しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011 …
この事件見て改めて思ったことなんですが、要求された受け入れとかサポートとか配慮とか、どんなに理念を説かれてもやり方を説明されても立地条件とか予算とか時間その他もろもろの都合があって無理なものは無理!
少しの工夫と言われても、新しいやり方を取り入れるのにも色々とハードルがある。その工夫で本当に問題クリアになる保証もない。
そういう事情があるお店なんていくらでもあると思うんですが。
障害と言っても色々ありますから想定外の配慮やサポートを求められることもあるでしょうし。
ましてこの一件では何よりも優先させる安全性の問題がありますし、もうすぐ閉鎖する予定なんですから改変のためのコストはほとんど無駄になってしまうでしょう。
宿泊施設の判断は妥当な話だと思うんですが…。
これでも差別となると、どんな事情なら受け入れ拒否を認めてもらえるのでしょうか?
No.9
- 回答日時:
この報道に関して問題提起されたことに対して、いろんな意見がでていますが、何か違う。
何が違うのかを、振り返ってみました。
「火災の発生を視覚的に知らせる設備が無いことなどを理由」ってそんな設備がある建物なんてこの施設に関わらず、日本のどこにあるのでしょうか?
手話ができる人がいないっていっても、火災を知らせるのに手話など何の意味もありませんので理由になりません。
市の青少年宿泊施設なので、幼児も含め大人数を受け入れてきたはずなのに、聴力障碍者だとわかったとたん
手のひらを反すように、受付は断りの文句をならべたという報道もあります。
ネットで拾えた一部報道の全文を記載します。
その最後
「法律や条例があるから謝るというのは、差別の本質を捉えていない。安全確保で工夫できるところはどこなのか、一緒に考える姿勢がほしかった」
このことがいまさらの報道になったのではないかということだと思います。
NHKはなぜこのコメントを抜いたのでしょうかね。
静岡県熱海市立の青少年宿泊施設「姫の沢自然の家」が今年1月、聴覚障害者の団体宿泊の申し込みを「安全が確保できない」として断っていたことが、同県聴覚障害者協会への取材でわかった。市教委は「障害者差別解消法の趣旨を理解していなかった」と同協会に謝罪した。
宿泊を希望したのは全日本ろうあ連盟青年部。7月14、15日に聴覚障害者約100人が宿泊研修の予定だった。1月に手話通訳者を介して施設の空き状況を電話で問い合わせたところ、付き添いの有無などを聞かれ、「聴覚障害者のみ」と告げると、「他の専用の施設を利用してください」と断られたとい
同協会から相談を受けた県は「障害を理由に断ったと受け止められた」として、市に対応を指導。市教委が2月、同協会に「対応した職員が障害者差別解消法を知らず、配慮が足りなかった」と謝罪した。
姫の沢自然の家の所長は取材に、「施設はバリアフリーでなく、職員は手話ができない。災害時などに十分な避難誘導ができないと考えた」と話した。
同協会の小倉健太郎事務局長は手話を通じ、「法律や条例があるから謝るというのは、差別の本質を捉えていない。安全確保で工夫できるところはどこなのか、一緒に考える姿勢がほしかった」と話した。
>手話ができる人がいないっていっても、火災を知らせるのに手話など何の意味もありませんので理由になりません。
本人ができない! 無理! 危険! と感じてるからこそ断ってるのに、理由にならないなんて言ったってどうにもならないと思うんですが…。
>市の青少年宿泊施設なので、幼児も含め大人数を受け入れてきたはずなのに、聴力障碍者だとわかったとたん手のひらを反すように、受付は断りの文句をならべたという報道もあります。
幼児と聴覚障害者では万一の時の問題が全然違うと思うんですがね…。
手のひら返しとあるけどそれって、つまり聴覚障害であることを後になって知らせたってことでしょうか?
それも悪質だと思うんですがね…。
>「法律や条例があるから謝るというのは、差別の本質を捉えていない。安全確保で工夫できるところはどこなのか、一緒に考える姿勢がほしかった」
これを公開しちゃったら、クレーマーという印象が益々強まるからだと思います。
私が知らなかったことを教えていただきありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
宿泊者の安全確保が出来かねるから御断りが差別に繋がるんですね、
厄介な世の中に成りました、
ついニ三日前の岡山などの水害、
あそこに盲人などが宿泊してたらと思うとゾッとしますね、
施設が袋叩きにされるのは目に見えてます、
何が起こるか解らない、
御断りが常道だと思いますが、
そもそもが、法律を盾に、障害者の方が権利を振りかざし過ぎなんでは?、
法律が有るので公共団体などの上部は頭を下げざるを得ない、
其を見た差別を受けた側が、我が意をえてしなくても良い増長をするんですね、
ワタシも最近に経験が有ります、
レストランで食事中に、盲導犬を伴って来られた方が、
隣のテーブルに居た男児、
目ざとく見つけて「犬キタ!」、余程に嫌いか(怖いのか)で、初めは母親の膝へ、其でもヅカヅカなんでテーブルへ土足で上がって、料理を踏みつけるは皿を蹴飛ばすはで大わらわ、
終いには皿を掴んで「犬あっち行け!」で投げ付けるんです、
食事も何も有ったもんでは無いです、
其でも件の当人はシレっとですから、
何をかいわんやです、
早々に退散しました、
料金の受け取りはレストラン側は固辞されました、
此でも権利なんですかね?、
更に、近しい知人に、下肢に重めの障害を負ったのが居ます、
鋪道や駅のコンコース歩くと何時もボヤイてます、
「此のタイル俺には限り無く邪魔、俺が歩き易い処には必ず埋められてる!」例の盲人用のタイルです、
避けて通れの意見も有りますが、彼にとっても其処が歩き良い個所なんです、靴が引っ掛かるんです、
しかし、彼の思いは通る事は有りません、
より弱者??の盲人が優先なんですかね?、
同じ障害者、優劣は無い様に思いますが、
天下の悪法ですか?、
長々と下らなく御無礼を。
安全性が確保できないから断ることすら差別なんですから困ったものです。
(どんな障害者がどれだけ来ても大丈夫な体制を設けて維持する負担を考えてくれる人がどれだけいるのでしょう)
企業に課せられた雇用ノルマみたいに、無理なものは無理! という立場についてどうすればいいかの規定ってないんですかね…。
挙げられた盲導犬や盲人タイルの事例もよくわかります。
私は今でこそ大の犬好きですが、幼少期はガブリとやられたトラウマから犬が怖くて堪りませんでした。
飼い主が「うちの子は噛みませんよ~」なんて言ってた矢先ですからね。
犬が犬である限りどんな理屈こねまわされても当時の自分は恐怖をこらえきれません。
私もまた、その男の子のようにパニックを起こし暴れていたと思います。
一時的にですが足腰を痛めていたことがあり、あのタイルで転びそうになったことがあります。
避けて通ろうにもその遠回りも激しい苦痛となりました。
No! という側を一方的に差別とか器が小さいだのと責めるのではなく、何とか事情を聞き入れて折り合いをつけてほしいものです。
そうしてこそ快く受け入れてもらえると思うのですがね…。
No.7
- 回答日時:
施設だけでなく、接待する従業員の接待知識も必要になってきます。
施設の責任者は、100人も受け入れは無理と判断すれば、お断りするのが当たり前の判断です。20人しか座席がないレストランで100人の予約が来れば、お断りするのが当たり前、それと同じで差別じゃないです。何でもかんでも、差別と陳謝させる日本、おかしくなっています。
無理なものは無理、安全が保障できない、キャパが足りない。
当たり前の判断ですよね…。
それが差別になってしまうってのはホント、おかしいと思います。
回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
無理を言うと 逆に避難されるのにねふんぶはふん・・
No.3
- 回答日時:
同感です。
妥当な判断だと思います。外国人100人を県の泊まらせる準備をしましたが案内図、看板やサイン作成に何日もかかりお金もかかりました。火災にでもなったらたちまち主催者は非難されますし。各部屋やフロア両サイドと真ん中くらいの部屋に耳の聞こえる人が泊まるならあるいは受け入れ可能だったとは思いますが、差別に当たらず受け入れられない事情ってどんなケースでしょうね。従業員含めた健常者の割合が宿泊者の何パーセント以下であるから泊めてはいけない法律があります、とかなら分かりやすいし断りやすく、抗議されても陳謝しなくていいのに。祈る気持ちで来ないで下さい、しか無いのが現状ですかね。やはり、受け入れ態勢の整備なんて一朝一夕にできるわけありませんよね。
まして、近いうちに閉鎖する予定の建物にそんな設備投資しろだなんて…。
ガイドライン、要りますよね。
断らざるを得ない側の事情を考えない現状では、
>祈る気持ちで来ないで下さい
こうなってしまいますね。
全体の一部とは思いますが、こういう人たちがいると腫れもの扱いになってしまいます…。
回答ありがとうございました。
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私自身、軽度ながら聴覚障害を持つ身であり、他にも障害や持病があるため様々な拒絶を経験してきました。
そのうえで受け入れられた製造業で安全については人一倍神経を使うようになりました。
新しいやり方やモノを取り入れる際には慎重な予行演習を行い安全性の検証が求められました。
責任を持つとはこういうことだと思います。
業種が違うとしても、この理は同じではないでしょうか。
問題を理解したうえで採用した企業もあれば事故を懸念されて不採用だったり試用期間で切られたことが何度もあります。
障害者に対する受け入れ姿勢の問題? そんなんじゃありません。
素人目には同じように見えても、扱うモノややるべき仕事、立地条件からなにからプロの目で見たら大違い。
受け入れさせようと躍起になってる側には見えてこない問題がたくさんあります。
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