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植物細胞のプロトプラストを細胞融合させて雑種植物を形成させますが,その雑種細胞のミトコンドリアとクロロプラストはどうなるのでしょうか。

予測として以下の3つのケースが考えられるように思いますが…
(1)どちらかが排除される
(2)どちらも排除されずに,キメラ?ができる
(3)融合して,mtDNAやクロロプラストDNAが編成?替えして新しいミトコンドリアやクロロプラストが出来る

種によっても異なるとおもいます。例えば動物の場合には,精子由来のミトコンドリアは排除機構がある種が多いようですが,その機構の働かない種もあるようです。

ですから,よく知られている柑橘類のオレンジとカラタチの雑種「オレタチ」のケース等ではどうなのでしょう。それにしても「オレタチ」は何方のネーミングなのか知りませんが良いですね…気に入っています。

一部でも結構ですのでご教授下さい。

A 回答 (1件)

予めお断りしておきますが、この分野に関しては、専門的な知識を持っておりません。


また、検索して見つけた論文も、アブストラクトを斜め読みしただけなので、見落としがあると思います。

オレタチは分かりませんでしたが、カンキツでいくつかのケースを紹介しますと、

カラタチとマンダリン:mtDNAはマンダリン、cpDNAはカラタチ

ネーブルオレンジとマーコット・タンゴール:mtDNAはネーブルオレンジ、cpDNAはいずれか片親
(このサイブリッドについては、http://www.affrc.go.jp/ja/db/seika/data_fruit/h0 …

バレンシアオレンジとネイハキンカン:mtDNA、cpDNA、いずれもバレンシアオレンジ
(ネイハは、中国の寧波のこと。ニンポウキンカンとも呼ばれているようです)

カンキツ以外では、
コメとオオムギ:mtDNA、cpDNA、いずれも雑種
アラビドプシスとキャベツ:mtDNAは雑種、cpDNAはキャベツ

雑種がキメラであるか、新しい物かは、分かりません。

ネーブルオレンジとマーコット・タンゴールのように、個体差がある場合があるかもしれません。
それに、サイブリッドが出来てから長期間経った場合は、変わっていることがあるかもしれません。


なお、書籍では、参考URLの本の「E 細胞融合」が参考になりそうですが、
実際に読んだわけではないので、全く自信なしです。

他に、「植物育種学」関連の書籍に参考になるようなことが書いてあると思います。

参考URL:http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN4-7853-5910 …

この回答への補足

ポカやりましてURL張るのを忘れていました。下記です。
http://www.fruit.affrc.go.jp/seika/1994/94_04.html

補足日時:2004/11/05 08:32
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この回答へのお礼

またまた,ramurameさんに貴重な時間を使わせてしまったようで恐縮です。「オレタチ」で検索かけましてもいっこうにヒットしませんでして…。基礎知識がないと検索も出来ません。

「ミトコンドリア・ミステリー」の中に近縁種なら排除機構が働くが,近縁属なら排除機構が働かないと言った内容の話がありまして,植物のミトコンドリアやクロロプラストはどうなのかなと思ったわけです。

その後下記URLを見つけました。それによると近縁属なら排除機構が働かず,再編成により他種類のオルガネラが出来るようです。つまりramurameさんのご指摘通り個体差があるようですね。

ミトコンドリアやクロロプラストはなかなか強かな生き物のようですね。有り難うございました。

お礼日時:2004/11/05 08:20

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