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なぜ京都の松尾大社と梅宮神社が日本の三大酒神の2神になっているのですか?

神戸の灘とかの酒の神様ではないのはなぜですか?

A 回答 (1件)

その土地における酒造りの歴史の古さ、つまり「酒の神」としての歴史の古さです。

古代の「酒の聖地」だった、と考えてみると良いでしょう。
梅宮大社は日本最古の酒造の神を祭る神社と言われており、元々は橘氏の氏神で、神社としての歴史は奈良時代にまで遡れます。
松尾大社は元々は秦氏(5世紀頃に渡来)の氏神で、その秦氏が酒造りが得意な一族であったことから、酒造りの神として有名になったとのこと。

現代の京都には酒造のイメージはあまりないかもしれませんが、京都盆地は太古の昔には湖だった土地で、今でも豊富な地下水に恵まれています。昭和初期の干拓事業で消滅するまでは、京都のすぐ南に大きな巨椋池も存在していました。京都の南にある伏見(「伏水」とも)では今でも酒造りが盛んです。

神戸の灘で酒造りが始まったのは室町時代で、本格的に酒造が始まったのは江戸時代に入ってからです。奈良時代・平安時代まで酒造りの歴史が遡れる梅宮大社や松尾大社とは、歴史の長さが全然違うのです。
梅宮神社など、歴史の古い「酒造りの神」が祭られた地域から全国に酒造りが広まって、灘なども後から酒造りの土地として有名になった、と考えるほうが理解しやすいと思います。
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お礼日時:2018/11/11 14:29

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