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青ナイル川と白ナイル川は同じAw気候に位置しているのになぜ青ナイルだけ流量変化があるんですか?

A 回答 (2件)

気候区の大きな区分だけでみると、地域差が分からないということもあるのではないでしょうか。


次のPDFのP5/13の右側にはつぎのような文章があります。
http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/no55/ronbunB …

ナイル川流域は南側は赤道直下の熱帯雨林気候であり,一年中安定した降水量が観測されている。
ビクトリア湖上で降水量が陸域より減少して観測されているが,ビクトリア湖集水域平均で約900~1100(mm/年)である。
中緯度帯西側はサハラ砂漠であり,砂漠気候である。砂漠地帯では降水量は年数mm程度であり,降雨が降るや否やすぐ蒸発し,利用可能な水資源は皆無であると考えられる。
中緯度帯東側は亜熱帯気候の特徴をもち,降水量は年間約750~950mmである。
中緯度帯東側は雨季乾季がはっきりしており,雨季は6月から10月である。この雨季に,青ナイル川の流量が増大し,ロゼイレスダム,スンナールダムを流れ,白ナイル川と合流し,アスワンハイダムへと達する。

その他、河床の勾配がきついと、勾配が緩やかな河川に比べて、上流の降雨の増減が下流にすぐに反映します。
河床勾配が緩やかで、河川が流れる流路の長さが長いと流れる途中での蒸発や地中への浸透などの影響もあって、上流で流れた水量の相当部分が下流に流れる前になくなるということもあります。
青ナイルは白ナイルと、そうした面でもずいぶんと違うようです。
次のPDFのP9/27やp11/27の図でも、そんな事情が見える気がします。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suirikagaku …

上の方のPDFのp6/13にある図です。 月別の降雨量を地点別に示しています。
各グラフの上部に、上から下に伸びる青い棒グラフが降雨量です(これは青棒が下に伸びるほど降雨量が多い)。 下部にある折れ線グラフはその地点でダムから放流する水量の月別のグラフです(これは上になるほど放流量が多い)。
「青ナイル川と白ナイル川は同じAw気候に位」の回答画像2
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます!

お礼日時:2019/01/31 01:12

白ナイルが、ヴィクトリア湖を源流とするのに対し、青ナイルは、エチオピア高原に源流を持つため、高原の雨季乾季により流量は大きく増減するのです。

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