電子書籍の厳選無料作品が豊富!

マスタリングTCP/IP入門編を読んでいて、ネットワーク発展の歴史で、1979年代はコンピュータ間通信の時代、1980年代はコンピュータネットワークの時代とあったのですが、この違いはなんですか?

A 回答 (5件)

70年代だと、メインフレームを頂点とした階層構造アーキテクチャがネットワークと言われた時代です。

節や葉にあたるコントローラや端末の間で個々に通信することはできません。それどころか、全ての通信タイミングは一階層上の機械の能力に基くポーリングに依存していました。今となっては分かる人も少ないとは思いますが、IBMが作ったSNAをお手本に、富士通はFNA、日立はHNA、NECはDCNAとかある程度の互換性を有した、でも本質的には色々違うので上手くは繋がらないという「ネットワーク」の時代です。

ちなみに、メインフレームをSSCPと呼び、それ以外のノードはPUと呼ばれます。PUは論理的ノードを内在し、それはLUと呼ばれます。端末はPUですが、そのディスプレイ(表示装置)やプリンタはLUです。SSCP-PUセション、PU-PUセション、PU-LUセションをアクティベイトし(メインフレーム間はSSCP-SSCPセション)、BIND、SDTなどのコマンドで管理します。ご想像通り、ガチガチのシステムで、メインフレーム側にはNCPとかVTAMとかの定義を書かなければならず、メインフイレーマSEがたらたら仕事を進める言い訳と化してました。3ヶ月かかるとか言っていましたけど、あんなもの、レビュ含め1週間以内で十分できます。要はコンピュータが苦手で業務の効率性向上に寄与できない人達がITゼネコンをやっていたというだけで、それは今も変わりません。ちなみにコントローラも古典的でタイマを半固定バリオームで設定するという面白さです。

80年代になると、ピア通信を考慮した作りになってきたり、機能能力不足を補うような発想も出てきます。いわゆるTCP/IPとかです。SNAとかの膠着状況が分かっていると、TCPとかのアルゴリズムが、よく考えられることもなくやっつけで提案実装されて、それでも下位レイヤに追い出せるものは追い出し、考え方とかを置き換えて、まぁ苦し紛れの延命で頑張っているんだなぁということも分かってきます。SNA系はプロトコル、メディア等、全てが厳密です。というより自滅に値すべき膠着さ具合です。80年代は別にTCP/IPだけじゃなく、NETBIOSとかNetWareとかXNSとかDECnetとか、まぁ色々ありました。あるものは階層構造ですし、あるものはピアです。
    • good
    • 0

1970年代は端末機とホストの世界です。



端末機とホストは専用回線でつながれていました。
当時はPCはまだまだあらわれておらず、Apple IIでさえ1977年の登場です。
マイクロソフトをOSとした現在につながるPC、IBMPCですら1982年の登場です。

1980年代はコンピュータ通信の時代です。

1982年にはPCの大ベストセラーNEC9801シリーズが発売されます。
その当時から、PCを端末として使用するという形態が一般化しました。
PC-VANやニフティサーブなどと呼ばれるパソコン通信を専門とする業者も現れ、PC好きな人は電話回線でそのような所につないだものです。
もちろん速度は大変遅く、文字の表示は一文字ずつ表示され、一枚の画像の表示に30秒以上かかりました。

ですから、1980年代は業務用の専用線ではなく、各家庭や個人から自由にホストコンピュータにつなぐことができるようになった時代ですかね。
ネットワークといえばネットワークなんですが、現在のインターネットとは雲泥の差です。

1990年代後半から現在のインターネットの時代がはじまりました。

1990年代の後半になってOSで簡単にネットワーク接続できるwindows95がでてから世界は全くかわりましたね。No3さんのおっしゃるように米軍で軍事用に開発されたARPANETの技術が民間に開放され、真にコピュータがネット(網)のように張り巡らされた時代がきたといえるでしょう。

なぜ米軍がこんなシステムを開発したかというと、専用線ではその線が攻撃され断絶してしまえば通信ができなくなってしまうんですね。インターネットというのは多くのコンピュータを網の目のようにつなぐことにより、どれかの線が切れても他の経路をたどって目的のコンピュータに到達できるというシステムなんですよ。

なお、PCのブラウザで簡単に情報を見ることができるシステムは、LHCを運営している欧州原子核研究機構(CERN)が開発しました。
    • good
    • 0

「1979年代」


えらいピンポイントな設定ですね、70年代なのかな?

当時はまだ今のようなパソコンは存在せずに、コンピューターと言えばホストマシン(メンフレーム)とそれにぶら下がる端末(ターミナル)程度しか存在しなかった
ホストとターミナル間は、一対一で直接もしくは電話回線経由で接続されている状態
なので、ネットワークというレベルではなくマシン対マシン、コンピューター対コンピューターの通信という時代です

そのごアメリカのARPANETシステムから発展した、コンピューターをネットワーク状に接続してより少ないコストで効率的な
ネットワークを構成する技術が普及し始めて来て
Webや電子メールと言った様々なサービスや機能が発展してきました
このようなネットワークが存在しなければ、WebもメールもさらにはSNSも成立しませんね
    • good
    • 1

>コンピュータ間通信



これはおそらく2台の端末を1本のケーブルで直接結んで通信するタイプのことでしょう。
モデム(公衆回線)やVAN回線を使っても1対1接続ならこちらになります。

>コンピュータネットワーク

こちらは例えばハブに複数端末を接続するような状態。
それの大規模なものがインターネット。

いずれにしても物理的な接続形態の話ですね。
通信で使われるプロトコルに関してはその文章では言及されていませんので。
    • good
    • 2

・コンピュータ間通信の時代


文字通り、コンピュータとコンピュータを結んで通信する。
ネットワークは専用回線とか音声電話回線など。
普通の人はインターネットが使えない時代。

・コンピュータネットワークの時代
コンピュータとコンピュータの間にネットワークシステムが入って通信している時代。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!