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日本では、よど号事件から、旅客機に名称を付けなくなったと聞いています。では、外国の旅客機や自衛隊機には、名称があるのでしょうか。また、第二次対戦当時、日本の飛行機には、連合国から名称が付けられていたようですが、何を見れば、解りますか。

A 回答 (6件)

航空機は基本的に船の文化を引き継いでいるので、機材ごとに名前をつける文化があるんですよね。


「みぞか号」や「FLYING HONU」の例はすでに出てますが、
このうち、「みぞか号」が機材についた名称、「FLYING HONU」は特別塗装に対する名称といったところですので、微妙なニュアンスが違うかなと。
「みぞか号」同様の名称としては、フジドリームエアラインズに
「志国高知 幕末維新号」「黄金の國、いわて。」「青天の霹靂」と名称のついた機材があります(それぞれJA02FJ、JA09FJ、JA10FJ)。
これはいずれもネーミングライツ契約によるものとのことです。

また、外国に目を向けると、ターキッシュエアラインズ(TK)には、1985年当時の復刻塗装機で、クシモトという名前の機材があります。
クシモトは和歌山県串本町に由来する名前で、以下の縁により2015年に名付けられたものです。
・エルトゥールル号事件から125年(和歌山県沖トルコ軍艦海難事故救出に現串本町の住民が尽力)
・テヘラン邦人救出から30年(イランイラク戦争からの邦人救出にTK機が出動)
・上記2事件を扱った映画『海難1890』公開
復刻塗装機に対する名称ともとれますが、機材に対する名称ともとれます。
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よど号事件以降も旅客機に愛称はつけられていました。

 JALで愛称がついていた最後の機体は777-246の「プロキオン号」です。 2008年5月31日に3代目の塗装でその愛称がなくなりました。 日本航空は1996年に就航したボーイング777-246と1998年8月に就航した777-346の国内線仕様各5機(計10機)にスタージェット (STAR JET) と言う愛称を付けるとともに、10機それぞれに星座の恒星にちなむ愛称が付けられてました。 「プロキオン号」はその内の一機でした。

 外国の旅客機には、愛称がついているものがたくさんあります。 インドのエアインディには「パンジャブ」「ラジャスターン」「ゴア」など地名が、タイ航空には「チャオプラヤ」「ムクダハン」など地名や人名が、KLMオランダ航空のボーイング787には「ラベンダー」や「ハイビスカス」など花の名前が付けられています。 面白いところでは、香港のLCC、香港エクスプレスにおいては食べ物の名前が付けられています。「春巻」「えび餃子」の中華料理に加えて、日本にちなんだ「手羽先」や「讃岐うどん」もあります。 

かつて自衛隊機には、F-86(旭光)、F-104(栄光)、T-33(若鷹)など、日本式の愛称がつけられていましたが、自衛官の評判も悪く、その後はF-4EJ(ファントム)、F-15J(イーグル)などの英語式の愛称に変わりました。

第二次大戦当時、米軍が日本の軍機に付けたコードネームは以下の通りです。 当時の日本軍機は名称が長く、当時の米軍は「ミツビシ」「ナカジマ」など製造メーカー名で呼んでいましたが、それでは戦闘機なのか爆撃機なのかがわからないため、戦闘機に男子名・爆撃機に女子名をつけたのが始まりです。

機 種 名
型式・呼称
コードネーム

97式戦闘機
キ-27
NATE

96式艦上戦闘機
A5M1~4
CLAUDE

1式戦闘機
キ-43
OSCAR

零式艦上戦闘機
A6M1~8
HAMP/ZEKE(ZERO)

2式戦闘機
キ-44
TOJO

烈 風
A7M1~2
SAM

2式双戦闘機
キ-45改
NICK

雷 電
J2M1~6
JACK

3式戦闘機
キ-61
TONY

紫 電
N1K1-J
GEORGE

4式戦闘機
キ-84
FRANK

紫電改
N1K2-J
GEORGE

5式戦闘機
キ-100
TONY

月 光
J1N1-S
IRVING

甲・乙
キ-102
RANDY

極 光
P1Y2-S
FRANCES

97式軽爆撃機
キ-30
ANN

2式水戦
A6M2-N
RUFE

98式軽爆撃機
キ-32
MARY

強 風
N1K1
REX

99式軽爆撃機
キ-48
LILY

97式艦攻
B5N1~2
KATE

97式重爆撃機
キ-21
SALLY

天 山
B6N1~3
JILL

100式重爆撃機
キ-49
HELEN

流星・改
B7A1~2
GRACE

4式重爆撃機
キ-67
PEGGY

99式艦爆
D3A1~2
VAL

99式襲撃機
キ-51
SONIA

彗 星
D4Y1~4
JUDY

97式司偵機
キ-15
BABS

96式陸攻
G3M1~3
NELL

100式司偵機
キ-46
DINAH

1式陸攻
G4M1~3
BETTY

100式3型改防空
キ-46丙
DINAH

深 山
G5N1~2
LIZ

試作司偵機
キ-70
CLARA

連 山
G8N1~3
RITA

98式直協機
キ-36
IDA

銀 河
P1Y1~6
FRANCES

3式指揮連絡機
キ-76
STELLA

東 海
Q1W1
LORNA

97式輸送機
キ-34
THORA

桜 花
MXY-7
BAKA

100式輸送機
キ-57
TOPSY

彩 雲
C6N1~2
MYRT/MART

1式貨物輸送機
キ-56
THALIA

98陸偵
C5M1~2
BABS

1式輸送機
キ-59
THERESA

94式水偵
E7K1~2
ALF

ク7試滑空機
キ-105&
BUZZARD

95式水偵
E8N1~2
DAVE

4式特殊輸送機
ク8
GANDER

零式水偵
E13A1
JAKE

95式1型練習機
キ-9
SPRIUCE

紫 雲
E15K1
NORM

95式3型練習機
キ-17
CEDAR

瑞 雲
E16A1
GLEN

4式基本練習機
キ-86
CYPRESS

零式観測機
F1M1~2
PETE

99式双発高等練習機
キ-55
IDA

98式水偵
E11A1
LAURA

1式双発高等練習機
キ-54
HICKORY

99式飛行艇
H5Y1
CHERRY

97式飛行艇
H6K1~5
MAVIS

2式飛行艇
H8K1~2
EMILY

零式輸送機
L2D1~3
TABBY

93式中間練習機
K5Y1~5
WILLOW

2式初歩練習機
K9W1
CYPRESS

90式作業練習機
K3M1~3
PINE
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> 日本では、よど号事件から、旅客機に名称を付けなくなったと聞いています。

では、外国の旅客機や自衛隊機には、名称があるのでしょうか。

海外の航空会社では特定の機材にニックネームを付けている場合があります。
例えばドイツのルフトハンザ航空はエアバスA380に就航地の都市の名前を付けていたりします。で、そのうちの1機はTOKYOだったかと。


> 第二次対戦当時、日本の飛行機には、連合国から名称が付けられていたようですが、何を見れば、解りますか。

機種に付けられたニックネームはWikipediaなどにあるその機種に関する解説ページに記載されていたりしますし、そういった事に興味がある方の個人のホームページにあったりもします。例えば以下のような。。。
Googleなどで「日本軍 戦闘機 ニックネーム」とか「日本軍 戦闘機 コードネーム」といった適当なキーワードで検索すると見つかるように思います。「戦闘機」を「ゼロ戦」とかの機種名にしてもよいかもしれないですね。

http://gunsight.jp/b/1/j-name01.htm

参考まで。
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近年だとANAが購入したA380にFLYING HONU(空飛ぶウミガメ)と名付けましたので、今でもやらないこともない、といえます。



日本はよど号に限らず、70年代に入ると「機材や列車への命名をやめる」ようになってきたのではないかと思います。
理由は「高度成長期に入って数が増えたから」です。

特に同じ飛行機でも一機一機に命名するのは、どの国でも70年代にやるとほとんどやめています。世界的に運行本数があまりにも増えたからだと思います。
60・70年代はジェット化で航空産業が大きく発展した時期だからです。

それでも戦略として機材に名前を付けることはいまだにあります。ANAにとってA380はかなり大きな買い物で、ハワイ線だけに特化した機材になっていて、その代り集客することが重要です。日本でA380に乗れる機会はそれほど多くないので「機材に名前を付けることで、乗機体験その物を一つのイベントにできる」から名前を付けるわけです。

このあたりはぴかちゅーのデザインをした機材やスターウォーズのデザインをした機材なども同じ感覚です。

この点を見ると、よど号など名前がついた機材が有った時代は「飛行機に乗ることが特別な時代」だった、とも言えるでしょう。
ジェット化で機体が大きくなり、利用者も増えて「飛行機が普通の乗り物」になったのは70年代から、ジャンボジェットが就航したのが1969年であることからも「特別な体験」ではなくなったから、愛称を付ける必要性が無くなったのだと思います。
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>日本では、よど号事件から、旅客機に名称を付けなくなったと聞いています。


でもない。
現役では、天草エアラインが所有機に「みぞか号」と名付けていて、現在はATR42-600が2代目「みぞか号」として活躍中。
日本航空(JAL)が運航していたマクドネル・ダグラスMD-11全11機は「J-Bird」シリーズとして「エトピリカ」「ヤイロチョウ」「タンチョウ」等と名付けられていたし、JAL系列の日本トランスオーシャン航空も運用していたB737-200Adv.機に「ハイサイシーサー」などの「シーサー」シリーズ機として運用していた。

>外国の旅客機や自衛隊機には、名称があるのでしょうか。
ブリティッシュエアウェイズやヴァージンアトランティック航空など、主要機材に命名している航空会社は少なくないし、フラッグシップとして特定の1機にニックネームを付けることもある(機体をShipと呼ぶように、飛行機の世界には船の慣習が大きく影響している・・・”民間航空後進国”だった日本も欧米の慣習を見習って成長してきた)。
自衛隊機の場合、国有財産なので個々の機体にニックネーム的なモノを付ける慣習はないと思われるが・・・F-86の旭光、F-104の栄光のような日本独自の「正式名称」があった。

>第二次対戦当時、
どこの2回目の””対戦”の話しなんだろうか?・・・太平洋戦争は第二次”大戦”と記載しようね。
>日本の飛行機には、連合国から名称が付けられていたようですが、何を見れば、解りますか。
連合国側が”勝手に付けた”コードネーム。例えば、Wikipediaの当該機体の項目に載っているな と。
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