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中国語はなぜ「ん」で終る言葉が多いのでしょうか?言語学的に詳しい方がいらっしゃればご教示願います。

A 回答 (2件)

言語学的な裏打ちはまったくありませんが、たぶん中国語が「漢字1文字に1母音を当てはめた言語」だからでしょう。



日本語を含めて一般的な言語は、単語に何音節も使えます。統計的にいえば、音節が2倍になれば、単語の量は2乗倍になり、音節が3倍になれば3乗倍になるので、単語の語彙を簡単に増やすことができます。

しかし中国語は漢字1文字に対して音節を当てはめるので基本的にすべて漢字1文字=1音節になり、他の言語に比べてそのままでは単語の数がかなり限定されることになります。
そのため、中国語では四声をつかって、同じ音節を4倍にしています。

たとえば、媽(お母さん)・麻(しびれる)・馬(ウマ)・罵(叱る)の発音はすべてマー(ma)で、これに四声をいれて、発音を変えることで意味を変えています。

また、日本語には「ママとマーマとマーマ―」のように別の意味として認識する長音と短音という違いがありますが、中国語にはないため、マとマーは同じ音になってしまって、さらに制限が増えます。

となると、中国語の母音は6、子音は21しかないので、そのままでは6×21に四声の4を掛けて504通りの音しかつくれません。なので、さらに2重母音を使い、子音も2重にして、子音も重ねることで音を増やしているわけです。
でもこれでも足りないならさらに末尾に「ン(ng)」を足すと数が倍にふえます。

また中国語の「ン」は厳密にはngとnがあって、これでさらに倍になるわけです。

こういうメカニズムがあるので、中国語には「ン」という発音が多いのだと思います。
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格別「ん」で終わる言葉が多いとは思いませんが、歴代の中国の王朝名が「殷 韓 燕 秦 漢 新 晋 元 明 清」など「ん」で終わるものが多いため、そういう印象を持たれるのかもしれませんね。

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