

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
チコちゃんに叱られる的に言ってしまえば、「起源については諸説あります」となるのですが、
塩基は実は当て字なんです。塩の基になるものと言う意味ですが、何で塩の基かと言うと、代表的な塩基はNaOHですが、代表的な酸であるHClと反応したら、NaOH+HCl→NaCl+H2O ですから NaCl=塩化ナトリウム=塩 が生成します。これをもってNaOH=base=塩基と訳したのがどうも始まりなようですね。そして塩基とか塩という用語は、類似の酸塩基反応にも拡大されて用いられるようになったのです。即ち酸塩基反応では酸は水素を放出し、後にアニオンが残りますが、このアニオンと塩基由来のカチオンとから生成する化合物を、上記のNaClに倣い塩と呼ぶようになったのです。但し、塩=「しお」と読んでしまうとNaClと紛らわしくなるので、「えん」と読み、更に元の酸の名称も付けて「酢酸のナトリウム塩」等の差別化の為の呼称も用いるようになったと思われます。
ご回答ありがとうございます。
自分でいろいろ調べても、なかなか適切な解説を見つけられずにいましたが、これで、スッキリしました。大変すばらしく、わかりやすい回答だとおもいます。
昔、このあたりの疑問から混乱してしまい、化学の授業がわからなくなった記憶があります。その時、Lescaultさんのような、先生にめぐりあえていたら、思ってしまいました。
どうも、ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
「塩 (しお)」, いわゆる「食塩」は「塩 (えん)」の一種ですが.... 英語だとどっちも salt だし.
でその「塩 (えん)」のもとになるという意味で「塩基」と考えればおかしくない. 「塩素」は訳に際していろいろあったようだけど, それは調べてください.
早速のご回答、ありがとうございます。英語圏の学者が、塩(えん)を代表するものとして、”salt"と命名し、それを翻訳するにあたり、日本の学者が、”塩”とし、それにつられて"base"を塩基と翻訳した、というようなことでしょうか?
それにしても、英語圏の学者は、なぜ、塩(えん)の代表として、”salt"を、選んだのかも知りたいです。
どうもありがとうございました。
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