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「この店はおいしかったり、安かったりする」という表現、可能なんでしょうか。
どこかの本で読みましたが、なんとなく違和感が感じられます。

A 回答 (8件)

「正しいか?」なら、「余り正しくない」とか「ちょっと問題あり」とは思います。


たとえば「この店は値段の割においしい」などと表現する方が、端的な上、圧倒的にイメージが伝わり易い表現ですから。

しかし「表現が可能か?」となると、意味は判るので、可能と言わざるを得ないでしょうね。
その店の特徴として、「おいしい」と「安い」を並列で表現している形なので、辛うじてセーフかなぁ?と言うところです。

従い、「なんとなく違和感」くらいが、妥当と思います。

後は、書き手の意図とか力量でしょうかね?
故意に違和感のある表現にしたとすれば、それこそ質問者さんの記憶に残るほどなので、その意図は大成功と言えるでしょ?
「正しくはないけど、インパクトのある表現」にはなる訳です。

もし大文豪の手で書かれた文章なら、「敢えて並列表現にしたのは意味がある!」などと、修辞技法として評価されたりもするかも知れません。
たとえば、言外に「稀に、まずくて高い場合もあるけど・・」と言ってるニュアンスも生じる表現でしょ?

一方、日常会話とかなら、「おいしかったり、安かったり」と言われても、聞き逃しそうですが。
特に意図もなく、その程度の感覚で文章表現したのであれば、上述の通り、ちょっと問題ありと思います。
そもそも読み手に違和感を与える様な文章ですから、「文章化する場合には、もうちょっと考えた方が良いのでは?」と言いたくなりますね。
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>動詞の連用形中止法が持つ、事態を同等に接続する機能からの類推と、「平家物語」など中世の語り物に多い終止形の中止的用法とが作用して生じたもの。

この用法は、極めて近似的な意味の語を列挙(通常二つを並立)することで、類似した事態の継続・反復を強調するものであったが、二つの事態の並立という機能として認識されるようになることで、接続助詞として固まっていった。これが、並立される二つの事態が近似的なものだけでなく、互いに何らかの関連性を持つという程度の事態にも広がり、さらには対義的な語の並立にも用いられるようになって、その使用範囲が広まった。
 【日本国語大辞典】より。

上記のような時代的変化があったわけで、「対義的な語の並立にも使われたようですから、「高かったり、安かったり」はあり得るわけですが、「旨かったり、安かったり」や「美人だったり、人柄がよかったり」というような、理想的なことを、単純な並立で表すでしょうか。「旨くて安けりゃ言うことはない、最高だ。」と言うに決まっている。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/13 11:15

言い切りの形だと、たしかに違和感は覚えますね。


ただ、文脈次第では一概に否定されるものでもないかも。
たとえば以下。

a:この店の親父は態度が悪いから、僕はもう来るのをやめようと思う。
b:気持ちはわかる。ただなあ、この店はおいしかったり、安かったりするんで、やめるにやめられないんだよなあ。

この場合の並立助詞「たり」は、『やめるにやめられない』要素の並立になる。

「繁盛している理由として、この店はおいしかったり、安かったりという点が評価されているのだろう」
「この店はおいしかったり、安かったりで大繁盛している」
のような文脈でも自然な表現になりそう。
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この回答へのお礼

可能な場合もある、とのこと、お教えいただきありがとうございました。

お礼日時:2020/06/13 11:14

常に安定して「美味しい」「安い」のではなく「美味しい時もあるし安い時もある」という印象を受けます。

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この回答へのお礼

お回答ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/13 11:14

「安かったり、おいしかったりこの店は」さえも可能です。


しかし、明らかに変な表現で、日本語を学んでいる方にはお勧めできません。
語学勉強で注意したい点は、ネイティブな人達が日常使う文の全てが正しい
とは限らない事です。

質問文でまず注意したい点は、この文ではある語が省略されています。
例えば、より正しくは「この店(の料理)はおいしかったり、・・・」です。
しかし、「料理」の省略は日常よくあることです。それほど気になりません。
誰も「店を食べたり、買ったりする」事は想定していませんから。

大きな問題は「おいしかったり、」に続く語の選択です。
普通は、味を表す同じ類の語句が来ます。「安い」の前は価格に関する語です。
例えば「この店の料理はおいしかったり、まずかったりする。」、
「この店の料理は高かったり、安かったりする。」です。

「この店はおいしかったり、安かったりする」の内容を伝えるには他の表現が
必要です。
例えば「この店の料理はおいしかったが、安かった。」や
「この店の料理はおいしい物もあるし、安い物もある。」です。
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この回答へのお礼

ご教示いただいき、ありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2020/06/13 11:13

「たり」による並置で普通の表現です。



「この店」の特性を並べたものです。

みんな食べたり飲んだりしている。

学校へ行ったり行かなかったり。

など。■
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまい、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2020/06/13 11:12

何が引っ掛かるのでしょう?



「この店はお座敷があったり、テレビがあったりする」あるいは
「客たちは飲んだり、食べたりしていた」
という構成とまったく同じです。これも違和感あります? 

日本人は独創性を尊び、必ずしもいつも「この店はおいしくて安い」というように言わなければいけないとは言わないんですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本語を勉強しているものですが、「掃除したり、洗濯したりする」は代表的な家事の種類を並べていると理解しています。しかし、「おいしかったり、安かったりする」では何を並べているのかがよくわかりません。おいしい、安い、この二つの共通点が分かりません。
しかし「この店はおいしくて安い」とほぼ同じ意味である、とのこと、教えていただきありがとうございます。やっと理解できました。

お礼日時:2020/05/29 07:30

店主が恐ろしく気まぐれな場合は無いこともないでしょうが、非現実的ですね。




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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/29 07:31

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