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野菜の品種について調べていました。野菜の種はF1というものを使っているとききました。
F1であれば、個性の強い親(AAとBB)の子は皆(AB)になるので、性質が整うとのこと。

これがさっぱりわかりません。

0.例えば、トマトを例に考えます。
1.おそらく、花が終わるころ、花粉がおしべにくっついて実になるのだと思います。

2.F1を作るときはAAというトマトのおしべにBBというトマトの花粉を人工的に受粉されるのだと思います。

3.人工的に受粉された実はABとなり、この実からとれた種はABとなる。

4.このABの種を育てれば、花がさいたとき、どのおしべも、どのめしべもABとなる。

5.ABとABが交配すれば、AA,AB,BB,BAとなり、1つの房でも、さまざまな遺伝子のあるトマトとなる。

6.このようなトマトを育てたことはないが、品質は結構ばらばら?目で見てわかるほど?

7.見てわかるほどの違いがあるから、そこで特徴の強い実をみつけて、育てて、と繰り返すと、特徴の強い品種になる?

8.そもそも人工授粉させない限り、AとBの遺伝子しかなく、CとかDとかが入りようがないので、それほどバラバラな品質にならないのではないのか?

9.そもそもA,Bの他にC,Dなどがあるのか?

10.品種って、この話に関係ある?

なんだか分からなくなってしまいました。私はどこでつまづいているのでしょうか?
根本的な何かが分かっていない気がします。人間の血液型と男女の作られ方は分かっています。

A 回答 (2件)

F1品種をつくるには、まず、親になる2つの系統を準備します。


この親は、それぞれ全く同じ性質を、ずっと維持しておかなければなりません。
ひとつは、「戻し交雑」により純血にちかいものにちかずける方法、もう一つは挿し芽ナドニよってクローン化して維持する方法があります。
このように、はっきりとた父親と母親の株を交雑するわけですが。
大量生産が必要ない場合は、母親の株の雄しべを取ったり、薬品で花粉が受粉できない状態にした後に、父親の花粉を受粉させれば、得られた種がF1となります。
このF1種子が、ばらつきがなく、均一な生育特性を持つことできれば、新品種として登録できる可能性があります。ばらつくばあいは品種とはみとめられません。
このように花粉をとったり、受粉能力をなくす方法のほかに、雄性不稔や自家不和合性を利用する方法があります。
母親の系統に雄性不稔の特性や、自家不和合性の特性があれば、母親の花粉を除去しなくても父親と混ぜて栽培して蜂とかに交雑させれば、均一したF1種子がえられます。
今のは両性花のばあいはですが、雌花と雄花がわかれているウリ類などは、種をとりたい母親の系統の雄花を開花までに摘んでしまえば、父親と混ぜて栽培交配させればよいです。
植物の種類や特性で種子の取り方は様々ですし、特殊な品種の採種方法は種苗メーカーの企業秘密的な部分も多いです。
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いくつか分かる範囲でお答えします。



5.ABとABが交配すれば、AA,AB,BB,BAとなり、1つの房でも、さまざまな遺伝子のあるトマトとなる。
→そのタネを収穫し、育てるとそのようになると思います。
 でも大抵は収穫して食べちゃいますよね。食べるのはABです。AB×ABの子孫ではなく。

7.見てわかるほどの違いがあるから、そこで特徴の強い実をみつけて、育てて、と繰り返すと、特徴の強い品種になる?
→なるでしょう。品種改良でよくやる方法だと思います。

9.そもそもA,Bの他にC,Dなどがあるのか?
→もちろん、いろんな表現型を決定する複数の遺伝子があります。
 ヒトでも主にメラニン色素の量で決まる人種以外にも、
 血液型や、耳垢のタイプなど様々な遺伝子があります。

10.品種って、この話に関係ある?
→ありますよ。特定の表現型を示すものが品種です。赤い花、実が大きい、寒さに強い、などなど。
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この回答へのお礼

私の疑問に一つ一つ丁寧に答えてありがとうございました。雲がかっていた理解に光が差し込みました。

お礼日時:2020/07/04 12:45

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