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No.1
- 回答日時:
webをあたると、
http://www.limestone.gr.jp/introduction/要するに主なポイントは、
①日本列島は、付加体であって、プレート運動で、陸域から離れた(土砂の混入しにくい)海底で堆積した[サンゴ、石灰藻、コケ虫など炭酸塩の殻を持つ様々な生物が複合した礁]が運ばれてきて集積したものになる。
②大陸付近などの浅海海底で堆積した[サンゴ、石灰藻、コケ虫など炭酸塩の殻を持つ様々な生物が複合して礁]には陸域から流れ込む土砂が混じり易い。
ということのようです。
日本列島の相当部分は赤道周辺の[サンゴ、石灰藻、コケ虫など炭酸塩の殻を持つ様々な生物が複合した礁]が発達しやすい海域でできた堆積岩が多いからそれも集積度を上げる結果になっているのでしょう。
英国グレートブリテン島は石炭紀に赤道直下で石灰岩が滞積したようですが、ペルム紀の石灰岩には土砂が混じる可能性があり、その後の北に移動してジュラ紀以降にできた石灰岩は量が多くないのではないでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC …
世界のカルスト地形、石灰洞などがあるから、世界にも石灰としての品位の高い石灰岩地帯は多くあっても、鉱業生産の産地としての利便性、資源としての経済性が劣るのだと、鉱山としては発達しにくいこともあるのでしょう。
http://earthresources.sakura.ne.jp/er/Rmin_KK_S1 …
http://www-gbs.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~kano/Carb/1/ …
石灰岩の形成過程
地球の表層はプレートと呼ばれる岩板からなっており、プレート同士が年間数cm程度の速度で相対的に移動しています。海嶺(かいれい)においてマントルから上昇してきたマグマが冷えて固まり、新しい海洋プレートとなり次々に海嶺の両側へ移動していきます。また、海洋底にあるマグマの噴出口(ホットスポット)から上昇してきたマグマが固まり海山が出来ますが、海面上にまで達した海山の頂部にはサンゴ、石灰藻、コケ虫など炭酸塩の殻を持つ様々な生物が複合して礁を形成します。このような生物礁が現在の石灰岩の「もと」になるのです。
石灰岩の形成過程(模式図)
海洋プレートは年間数cmの速度で移動しているため、その上にある海山と石灰岩も移動して行きます。海洋プレートは海溝に達すると大陸プレートの下に沈み込みますが、このとき、海洋プレート上にある石灰岩をはじめ、海洋底表層の珪質堆積物や海溝充填堆積物(砂や泥)の一部が大陸プレート側に付加されます。このようにして出来た地質体を「付加体」といいます。
現在日本に存在している石灰岩の多くは、今から3~2億年前頃に熱帯域で生物礁として堆積し、2億5千~1億5千万年前頃に沈み込み帯で付加体として大陸側に付加されたものであることが分かっています(当時、日本列島はまだ島弧ではなく、大陸の一部でした)。
このような形成史から、日本の石灰岩の特徴としては「広い海洋の海山上に堆積したため大陸から土砂の流入が無く、炭酸カルシウムの純度(品位)が高い」という特徴があります。石灰岩は世界中に広く分布している岩石ですが、世界の石灰岩の多くは大陸プレート上の浅い海に堆積したものであり、陸から土砂の流入を受けているため一般的に日本の石灰岩と比較すると品位が低く、また層準ごとの品位変動が大きいことが特徴であると言えます。
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