電子書籍の厳選無料作品が豊富!

社会保障の中でも何が今役に立っているでしょうか?
貧困を守るための雇用保険や公的扶助でしょうか?
健康を守る医療保険でしょうか?
それ以外何が思いつくものはありますか?

A 回答 (1件)

令和元年度の国の社会保障給付費 123.7 兆円(!)のうち、年金が 56.9 兆円、医療が 39.6 兆円。


年金と医療だけで、社会保障給付費の8割を占めています。
これらが社会保障として現実的に最も役立つ・役立っている‥‥とされるからこそだと思います。
年金はともかくとして、国民皆医療の恩恵はつくづく実感できるのではありませんか?
社会保障を貧困対策(公的扶助[生活保護]、雇用対策[雇用保険 等])としてとらえるのは不適当です。
その他、子ども・子育て施策に 15.6 兆円、介護に 11.6 兆円。
結局、生まれてから死ぬまでのライフサイクルを見て、子ども・子育て施策、医療、介護、年金の4つの柱でとらえます。

社会保障給付費と表現したときには、通常、公的扶助や雇用対策に関する費用は含めません。
社会保障給付費は、財源の柱は「保険料」です。つまり「国民の助け合い」で成っています(71.5 兆円)。
保険というのはそういうもので、社会保障(助け合い・共助)を成立させるための基本です。
この考え方が理解できないとダメですよ。

社会保障と表現したときは、公的扶助や雇用対策も含めます。
しかし、公的扶助や雇用対策は、財源の柱は「税金」です。
保険でいう「助け合い・共助」というよりも、「強制徴収」のニュアンスがはるかに強い税金が元手になっているわけですから、社会保障給付費の中には含めないで考えます。

いずれにしても、どれが欠けてもライフサイクル(人生)が成り立ちません。
そういった意味では、優劣を付けてはいただきたくありません。
しかしながら、支出割合でとらえるかぎり、前述したように、年金と医療が最も役に立つと言わざるを得ないと思います。
    • good
    • 4

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!