![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?8acaa2e)
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ポイントは「名簿屋から入手した名簿を元に電話営業をしている」というところです。
つまり、その名簿屋なるものが、個人情報を取得するに際して、各個人に対して「お客さまの個人情報はマンション経営の斡旋に利用させていただきます」という利用目的を特定しお客様の同意を得ているかどうかです。名簿屋が、各個人に対してその旨の説明と同意を得たうえで、しかもその収集した個人情報をあなたの会社に提供(第三者提供)する旨をきちんとお客様に説明しているのであれば、個人情報保護法には反しません。
逆にこの手続きを踏んでいない場合は、個人情報保護法に違反する事になります。つまりテレアポはできないという事です。
失礼ですが、私はマンション経営やその他のテレアポがかかってきた場合「どうして私に電話してきたのですか?私の個人情報はどこから入手したのですか?」と最初に聞くようにしています。今までは全ての会社さんはここで明確な回答をしていただけません。なぜなら、私は自分の個人情報をマンション経営の斡旋やその他(先物取引等)に利用してよいという同意などこれまでしたこともないからです。
今後、私のような客が増えると思います。上述したとおり、名簿屋から正規の手続きを踏んで、個人情報を適正に取得されているのであれば、テレアポは何ら問題ありませんが、もしそうでない場合はテレアポ自体ができません。
上の人たちの「大丈夫」という意味が「個人情報は適正に取得しているから大丈夫」と言ってるのか「ばれなければ何をしても大丈夫」と言っているのかどちらかは不明ですが、個人情報保護法に違反した場合は、罰則も定められておりますし、何より企業としてお客様からの信頼を得ることはできないと思われます。
もし、適正な取得をされていないという場合、質問者さんのような個人情報保護に対して意識の高い方がおられるのが御社にとっての最大の救いだと思います。今後、個人情報を適正に取得するような対策を検討・実施した後に、これまでどおりテレアポを行えば問題はないと思います。
なお、あなたの会社が「個人情報取扱事業者」に該当するかという問題もまずはあります。個人情報取扱い事業者とは簡単に書くと「生存する5000人以上の個人に関する情報(個人情報データベース等)を事業の用に供している者」を言います。マンションの斡旋をテレアポで行っているとの事ですので、まず間違いなくこの要件は満たすもの、つまり個人情報保護法が適用されるものとして回答しています。
参考として経済産業省の「個人情報保護に関するガイドライン」を読まれる事をお勧めします。特に15条第1項(P13)、第23条第1項第4号(P36)に名簿に関しての具体的な取扱い事例が記載されています。
以上、参考になれば幸いです。
参考URL:http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/press/000 …
遅くなりましてすみません。
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
非常に解り易かったです。
ちなみに弊社はモロ違反していると思います。(あくまでも私の感覚ですが…)
昨日なんか小耳に挟んだ話だと強行突破で行くような感じの内容の話を聞きました。
おそらく弊社は4月以降罰せられるになるのではないかと思っております。
ずっと気になっていたことが分かってスッキリしました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
個人情報保護法を読む限り、個人情報を取得した個人情報取扱事業者は、あらかじめその利用目的を公表している場合を除き、速やかにその利用目的を本人に通知し、又は公表しなければならないとされており(同法第18条)、個人から直接情報を取得した場合と他から情報を提供を受けて取得した場合とを区別しておりません。
したがって、名簿業者から情報の提供を受けた場合であっても、利用目的の特定と公表は、欠かすことはできないものと解されます。
これをやっておかないと、仮に名簿業者が第三者提供の同意を得ていた場合であっても、折角取得した情報を利用することができません。今からでも遅くないので是非準備してください。
なお、経済産業省のガイドラインによれば、公表は自社のホームページへの掲載その他の方法が示されているので、そのうちから可能かつ適切なものを選択すると良いでしょう。
次に、個人情報の取得の方法ですが、名簿業者から個人情報を取得すること自体が禁じられているわけではありません。不正な取得が禁じられているのです(同法第17条)。
名簿業者は、自ら名簿を作成し、第三者にこれを提供することで利益を得るものですから、
その取得に際して、
(1)第三者に情報を提供する旨の本人の同意を得るか
(2)第三者提供におけるオプトアウト(経済産業省ガイドライン36P参照♯1の方のリンク先)を行うか
のどちらかの方法をとらなければなりません。実際上、すべての人から同意を取るのは実務上困難でしょうから、おそらくはオプトアウトの方法が今後主流になるでしょう。(ですから、第三者提供の同意の有無にのみ注意するのでは不十分です)
このいずれの方法もとっていなければ、名簿業者における取得の方法は、個人情報保護法違反となり、ひいては、そこから情報提供を受けた会社も不正な取得を疑われることになります。
したがって、ご質問者の会社におかれましては、名簿業者から情報を入手される祭に、上記のいずれの方法をとったのかを確認する手順(システム)を確立しておく必要もあります。そのうえで、いずれの方法もとっていないような業者とは取引しないという姿勢をはっきりと打ち出し、これを社内ルール化することが望まれます。
最後に、マンション等不動産関連の業界団体は、比較的しっかりしたガイドラインを既に作成しておりますので、是非入手して参考にされることをお奨めします。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- その他(職業・資格) 【資格】あらゆる資格(国家資格・民間資格)の強さの格付けランキングを作ってみました! 4 2023/02/11 16:56
- 就職 就職先 どちら 2 2022/09/29 18:54
- その他(ビジネススキル・経営ノウハウ) 独占禁止法、下請法、優越的地位の乱用 1 2023/03/11 22:52
- 就職 就職、進路相談についてです。 就職活動するにあたって大学の学部名はどれほどの影響を与えるのでしょうか 4 2022/08/10 07:24
- その他(法律) 携帯電話会社に保管されている解約済み個人情報を消去したい 3 2022/08/13 23:23
- 労働相談 正社員として働きつつ、先日から副業で個人経営の居酒屋でアルバイトを始めました。 ですが、このアルバイ 2 2023/08/21 19:36
- 消費者問題・詐欺 悪質リサイクル業者からの迷惑電話に非常に困ってます。 悪質リサイクル業者は今年6月に入ってからいろん 5 2022/06/22 19:16
- 事務・総務 営業事務、契約外のお仕事? 5 2022/06/18 22:19
- 会社経営 営業マンの採用【フルコミッション営業マンか、固定報酬+成果報酬のどちらか】 2 2023/06/12 15:14
- 仕事術・業務効率化 タイムカード、勤怠情報の保護は個人情報保護か? 8 2023/04/21 10:41
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
会社の電話での在籍確認について
-
給与明細書は個人情報ですか、...
-
※至急※テストの点数の掲示に違...
-
個人情報保護法に伴う商品送り...
-
回覧板に「見ました」のサイン...
-
個人情報保護法の第三者の定義...
-
携帯電話会社に保管されている...
-
内線表は個人情報?
-
名簿の提出について(個人情報...
-
個人情報保護法による元請への...
-
個人情報保護法案と、生徒の成...
-
個人情報保護法との関連?
-
労働保険事務組合
-
登記事項証明書の内容でDMを送...
-
個人情報保護法安が施行された...
-
個人情報の削除について
-
会社概要に代表者名が無い
-
法人の情報は個人情報にあたるか。
-
探偵の調査は違法ではないので...
-
理事長の不法行為?
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
会社の電話での在籍確認について
-
ゼンリンは個人情報保護法に違...
-
内線表は個人情報?
-
給与明細書は個人情報ですか、...
-
個人情報保護法による元請への...
-
携帯電話会社に保管されている...
-
※至急※テストの点数の掲示に違...
-
家族の情報
-
会社概要に代表者名が無い
-
個人情報保護法案と、生徒の成...
-
回覧板に「見ました」のサイン...
-
個人情報保護法に伴う商品送り...
-
wikipediaと個人情報保護法
-
法人の情報は個人情報にあたるか。
-
「違反 他人の依頼を受け報酬を...
-
給料明細書をなくされました。...
-
法人の正規職員にて事務で採用...
-
登記事項証明書の内容でDMを送...
-
マスコミ協力と個人情報保護
-
試験得点情報など個人情報の開...
おすすめ情報