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- 回答日時:
何で誰も回答しないんでしょうね?或いは回答が長くなるからかな?
>シフトロックさせないためにブリッピングシフトダウン使う
ということです。
御意。そういうことです。
具体的に説明すると。
※今、あるギヤポジションAで、エンジン回転数が4000rpm、速度が100km/hで走っているとしましょう。
さらに、も一つ仮定。
同じ100km/hで一つ下のギヤBを使うと、エンジン回転数が5000rpmになるとします。
※Aのギヤで走行中に、不意にBに落とすと、100km/hで走行するにはエンジン回転数が1000rpm不足します。
この瞬間、何が起こるか?というと、2つのことが考えられます。
①クラッチをつないだ瞬間、エンジン回転数が1000rpm増加する
②Bのギヤでエンジン回転数が4000rpmで出せる速度まで、後輪が一気に減速する。
※ここで、変速機の役割について考えます。
変速機は、別名『減速機』と呼ばれている通り、エンジン回転数を減速していますが、その分トルクを増加しています。(何故回転数を落とすとトルクが増えるのか?は、小学校で習う『滑車』の話にまでさかのぼります。さすがにそこまでは解説出来ないので、判らなければ自力で調べてください。)
※エンジンから『トルクを増やして』後輪に伝達しているということは、逆の場合(後輪からエンジンに伝達するトルク)は減ります。
つまり上記①の後輪の回転がエンジンの回転数を変えるよりも、②のエンジンが後輪の回転数を変えることの方が支配的となます。
とすると、上記した『Aのギヤで走行中に、不意にBに落とす』と、後輪は②の通り、エンジン回転数に引っ張られて一瞬減速します。
しかしバイク全体は100km/hで走っており、『勢い』がついていて一瞬で減速することはありません。
そうなると、路面が後方に流れている速度(100km/hですね)よりも後輪の回転数が遅くなり、タイヤが引きずられて滑ります。
※この現象は、ブレーキのかけ過ぎやエンジンの焼き付き等で後輪がロックした状態と似ているため、シフトロックと呼ばれています。
旋回中にこれが起こったら、一瞬で転倒します。マルク・マルケスやバレンティーノ・ロッシさえ、転倒は免れないでしょう。(クラッチをつないでいる以上、エンジンの回転数に見合った回転数で後輪は回っているので、厳密にいうとホイール・ロックはしていません。ただ車体の『勢い』に引きずられてスリップしているだけです。)
※このスリップを避けるには、どうしたらいいでしょう?
クラッチを切ってギヤBに落としている最中にアクセルをふかして(アクセルをふかす操作を『ブリッピング』といいます)エンジン回転数を5000rpmに上げておき、その後クラッチをつなげば、何事もなく100km/hでの走行が維持出来ます。ただエンジン回転数が、ギヤAでの4000rpmから5000rpmに上がっただけです。
このブリッピングを伴う変速操作を、『ブリッピングシフトダウン』と言います。
・・・これは教習所では習わない操作です。
教習所では、『シフトロック』が発生するほどの高い回転数でシフトダウンしろ、とは教わりませんし、シフトダウンの場合は、『クラッチをゆっくりつないで』エンジンと後輪の回転数差をクラッチを滑らせることにより吸収する操作を教わります。
>50ccスクーターしか経験ない人の疑問です。
その疑問はごもっとも。
実際にギヤ付きのバイクに乗れば納得出来る話で、またブリッピングを伴うシフトダウンの方法も、すぐに身に付きます。
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