現代文の一文に、 ｢すべての集団や社会は権威と権力をもつので政治学の対象は国家にかぎられない、とする

現代文の一文に、

｢すべての集団や社会は権威と権力をもつので政治学の対象は国家にかぎられない、とする政治的多元主義〜｣

とあるのですが、権威と権力を持つので〜って、どうして因果関係になっているんだと思いますか？繋がりがよく分かりません…

No.2 回答者： hiroparty1 回答日時： 2020/12/17 12:29

たぶんこの文の著者は「政治」というものを「支配関係」とらえているのだと思います。

そしてその関係を分析するのが「政治学」だと言っているのでしょう。一般的「政治」と言うと国家と個人との関係をイメージしやすいですが、あらゆる組織には「ルール」があるのでその「ルール」が個人を規制することを「権威や権力」による規制だと捉えれば、いろいろな組織に政治学は利用できるので「多元主義」と表現しているのだと思います。

No.1 回答者： 春閑 回答日時： 2020/12/17 09:01

この世の人間関係は、「対等・平等」と「序列・格差」のふたつに大別できる。

しかし、ヒトは個々の能力が完全に「対等・平等」というわけではないので、役割分担においては、分野・領域によって、どうしても「序列・格差」が生じる。
ゆえにその特定の分野・領域に優れた人が「権威・権力」を持つ。

すべいての集団や社会は、そのあらゆる「分野・領域」に「権威・権力」が生じることになる。
そして集団や社会には、内在するそれら多くの「分野・領域」をまとめる「政治力的権威・権力」が必要になる。

そういうことを云っているのでしょう。