No.3ベストアンサー
- 回答日時:
#1さんではないですが、ご質問内容から判断するに、古典の宿題かレポートのようですね。
内容から判断するに、中学か高校でしょうか?
いずれも原文に書かれていることばかりですから、対現代語訳を読めば回答できると思います。
でも、私自身回答を差し上げることは嫌いではないので、私のようにツボを刺激された方々からたくさん回答が来るといいですね。
小学生の頃から「源氏物語をこよなく愛」して来た者です(笑)
ただし、源氏ではなく、そこから派生して歴史を専攻し「平安時代」、「摂関政治」を専門としていました。
「夕顔の宿」というのは、五条にある尼になった大弍の乳母の家の西にある家-のことでいいのでしょうか?
(1)と(3)について、「夕顔」の最初の部分の原文と現代語訳を使って、少しだけ回答を差し上げます。
全部を解説していきますと、膨大な量になってしまい、とてもこの場で回答しきれるものではありませんから…。
「門は蔀のやうなる押し上げたる見入れのほどなくものはかなき住まひをあはれに何処かさしてと思ほしなせば玉の台も同じことなり」とありますから、源氏の君にとって夕顔の住居は、「覗き込んで見るまでもないくらい、ささやかな住まい」だったのでしょうね。
また、夕顔の花が「いと小家がちにむつかしげなるわたりのこのもかのもあやしくうちよろぼひてむねむねしからぬ軒の妻戸に這ひまつはれたる」とありますから、この家の界隈は「とても小さい家が多くて、むさ苦しそう」で「こちらもあちらも見苦しく、ちょっと傾いて頼りなさそう」と感じたようです。
現代語訳は、こちらのサイトも参考になると思いますので、URLを貼っておきます。
参考URL:http://page.freett.com/obaco/GENJI/genji.html
No.2
- 回答日時:
専門が平安期の住居、という者です。
したがって、1~3についてお話しします。
4,5はわたしよりも、入門書を読むほうがわかりやすいでしょう。実は非常に難しい問題だから、わたしには軽々しく断ずることはできません。
「夕顔の宿」が本文中のどの部分をさすのかよくわかりませんので、ここでは夕顔が住んでいた五条の宿り、ということで。
平安京が右京と左京に分かれていることはご存じでしょうか。
右京は早くから寂れ、左京中心といってよかったかと思います。
また、一条から三条には貴顕の邸が密集しています。
六条は、第一線からは離れているものの、影響力の強い人、あるいは貴顕の別荘が多いゾーンです。
それに挟まれた四条や五条は、比較的庶民的な領域です。七条~九条よりは上品という印象ですね。
(これらは、実際の住居の傾向から割り出すことのできることです。)
住居のある五条とは以上のようなところです。本文からもわかりますね。
従って、ご質問の1も2も、本文に書かれていることと現実が大きくかけはなれていた、ということはありません。
夕顔の家がどういう構造を持っていたか、というのは個人的には面白い問題です。
もちろん、正規の寝殿造ではなかったと思います。
一般の方が想像する寝殿造は方一町(約120m四方)
ないとできませんから、五条にそれはないと思われます。もともと夕顔の住まいは揚名介の家だから、まぁせいぜいが半町でしょうね。もっと小さくてもいいはず。
すると、家と公道との距離が小さくなりますから、源氏の車が道に止まっていたのも見えますし、いろんな人の話す声なんかも聞こえるわけです。
源氏はいつもは120m四方の敷地の奥に生活しているし、そもそも二条や三条(自宅と妻の家)は高級住宅街だから、夕顔の家のような声はないでしょうね。
だから彼は新鮮なんです。良い方向か否かは言及を控えます。
マニアックな回答で失礼しました。
No.1
- 回答日時:
> 質問はできるだけ夕顔の宿に基づいて答えてください。
とありますが、「夕顔の宿」というのは古典の教科書のタイトルか何かでしょうか。(明治書院の教科書にはそういうタイトルで『源氏物語』の「夕顔」の巻の一節が載っているようですが。)
もし宿題・レポートのたぐいでしたら、
http://www.genji.co.jp/yosano/yy04.html
に「夕顔」の巻の与謝野晶子による現代語訳がありますので、それを参考に、独力でおやりになることをお勧めします。
参考URL:http://www.genji.co.jp/yosano/yy04.html
この回答への補足
回答ありがとうございます。
夕顔の宿というのは配られたプリントに書いてあった題名です、本文からいきますと「はづきとおかあまりのほど」からです。
ただ、御察しの通り宿題の類ですので、自力でやります。
しかし、4,5を参考程度教えていただきたいです。お願いします。
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