
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
私も源氏物語は愛読書のひとつで、よく読み返しています。
さて、ご質問の件ですが
物語の中には、桐壺帝が藤壺の浮気に気付いていたと記述されている箇所はなかったように記憶しています。
十帖の「賢木」では、桐壺帝が罪の子を抱き源氏と瓜二つだと喜ぶ件が書かれ、
三十四帖の「若菜」では、源氏が女三宮に宛てた柏木の手紙を見つけて、女三宮の懐妊が実は柏木の子だと気付いたときに
「父、桐壺帝は藤壺の宮とのことを何もかも承知で、知らぬふりをしていたのではないか。自分は何と罪深いことをしたのか」と書かれています。
桐壺帝は藤壺が子を生んだ時に、「源氏に似ている。兄弟とはこうも似るものか」という感想を持ったにとどまっていたと思います。
また、この言葉は疑心のない素直な言葉だったと記憶しております。
(私も、桐壺帝は真実を知っていたのかと、質問者様と同じ疑問を持ちながら読んだ事があったので・・)
源氏物語五十四帖の中に、桐壺帝が「不義の子と知っていたか」または「そのときの感情について」は、書かれていなかったと思います。
違っていたら、ごめんなさい。。
No.2
- 回答日時:
既に回答が出ているとおり、本文中には桐壺帝が密通の事実を知っていたかどうかについては明記されていませんが、それに関係する場面として、No.1さんの挙げられたものに加え、もうひとつ参考までにご紹介します。
源氏が流罪同然で須磨に退去していた時のこと。
ある夜、桐壺帝の霊が源氏の夢枕に立って、「おまえが今こんな境遇に陥っているのは、あるちょっとした罪の報いだ」というようなことを言う場面が「明石」巻にあります。
この「報い」(原文では「いささかなる物の報い」)を藤壺との密通の報いととる説があり、そうすると桐壺帝は実は密通の事実を知っていた、と考えることができます。
このあたりの解釈は非常におもしろいのですが、ここには書ききれないので、興味があれば『源氏物語の鑑賞と基礎知識 No.11 明石』(至文堂)などを参考にしてください。
個人的には、桐壺帝はすべてを知ったうえで二人を許したという解釈もそれなりに説得力があり物語としてもおもしろいと考えています。
瀬戸内寂聴さんなども、桐壺帝は事実を知っていたと考えているようです。
この回答への補足
ありがとうございます!
そんな場面もあるんですねぇ・・・
興味引かれる場面です!
話のネタにもなりそうで^^
また教えて下さい!ありがとうございました!
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