最近、いつ泣きましたか?

社会福祉法人とNPO法人の違いを教えてください。

A 回答 (1件)

社会福祉法人というのは、国が社会福祉法という法律で定めている社会福祉事業のどれかを行なう組織です。


法人というのは、いわば企業(会社)と同じようなものだと思ってもらってもかまいませんが、金もうけを目的とする組織ではありません。
ただし、社会福祉法人は、国や都道府県・市区町村からのお金(主に税金で集められているお金です)で運営され、そのほかにも、いろいろな面で有利な取り扱いを受けています。
その分、責任を持って、恵まれない子どもたちや障害を持った人、お年寄りなどに対する福祉をおこなってゆかなければなりません。
福祉施設を経営するだけではなくて、福祉に関するいろいろな知識を伝える活動をしていたり、ボランティアを養成したりしている所もあります。
要は、文字どおり、社会福祉だけに特化している組織です。

これに対して、NPO法人(正しくは、特定非営利活動法人)というのは、国が特定非営利活動法人法という法律で定めている活動を行なう組織です。
同じく、会社と同じようなものだと思ってもらってもかまわないのですが、非営利という文字が示しているように、やはり、金もうけを目的にはしていません。
しばしば誤解されますが、何も社会福祉法人とよく似たような事業ばかりを行なっているわけでもありません(むしろ、そういったNPO法人は少数派です。)。
社会福祉法人よりもずっと小さな規模で、より少人数のきめ細かいサポートを行なっていたりする所もあります。
ところが、これは、多人数でのサポートが認められないためです。
裏を返すと、運営に責任を持ていないNPO法人もあるということをあらわしています。
はっきり言って、いろいろな決まりごとが社会福祉法人とくらべるとぐっと甘く、責任の度合もずっとゆるやかなので、経営する体力がなくてもNPO法人を作れてしまいます。
この結果、いいかげんな経営のNPO法人もたくさんあります。
社会福祉をおこなっているNPO法人よりもずっと多いのが、何とも怪しげなNPO法人。金もうけが目的ではない活動 = 特定非営利活動なら、基本的に何でもできてしまうからです。
思想・主張などを市民に対して強固に訴えるために作られたNPO法人もあります(強いてたとえて言うなら、カルト宗教のようなものさえあります。)。
    • good
    • 8

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!