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「高層ビルが何階建てか」調査しているのですが、資料によって記載内容が異なる場合があります。
・竣工時に事業主が発表したニュースリリース
・施工会社などが施工例として公開している資料
・建設系雑誌の記事
・数年後に、どこかの投資法人が同ビルを買収した際のニュースリリース、など

例えば、下記例の場合は、何階建てになりますか?
・塔屋 2 階
・地上 20 階
・地下 5 階

「階建て」表記は、もしかすると文脈によって変わってくるのですか?

A 回答 (1件)

回答が付かないようなので、、、


私はそのような多種の資料で階の違いに出くわしたことが無いから違っていたらメンゴ。

建築基準法では階数の算定で明確な規定があります。
例えば質問にある塔屋(ペントハウスとも言う)。
下階の床面積に対する比ももちろんあるけど、普通は気付かないのが「用途」。
例えば2階建ての専用住宅がある。
鉄筋コンクリート造で2階の屋根は陸屋根。
そこに屋上に出られる塔屋がある。

階の算定で、この塔屋を階に入れない=3階建てとカウントしないためには
「塔屋に人が通る以外の用途が発生してはいけない」
例えば畳半分ほどの余裕スペースがあったとしよう。
ここには物が置ける。
つまり物置きとしての余裕が発生する、と考える。
これで塔屋は階に算入、この建物は3階建て。

このスペースに物が置けないようボードで塞げば物置とはならず余裕が発生しない、つまり階に算入できないのでこの建物は2階建て。

この簡単な内部の操作で階数が変わるんです。
外見からは同じにしか見えないが。

設計する側、それを審査とか判断する側は、法に沿う判断をするわけで、ここまで厳密に考えています。

あくまでも想像だけど、調査ではここまで厳密に調べないのでは?
パッと見で2階建てなら、それを建築確認申請と同じレベルでまとめてしまうと、何も知らない一般の方は
「え?
あれ、どう見ても2階建てじゃね?
この調査資料、間違っていない?」
とかトラブルが起こりそう。

建物の竣工時点で何らかの発表をするのかもだけど、ここも同じ。

建物本体と塔屋とは階数を合算するんだけど(先の事例で塔屋内に物が置けなければ2階建て)確認申請では分けて記載しています。
例えば建物2階建て+塔屋あり、などと。
(つまり階数に算入しないが3層の2階建て)
この建物部分だけ抜き出せば2階建て、塔屋は階から除外。
これが質問にあるサンプルの記載方法なわけ。

階に算入しない塔屋をあえて(無視せず)記載するのは高さの関係ネ。
建物の最高高さには階に算入しない塔屋ももちろん含めるので。

集計する側が抽出の仕方を統一しない、記載の意味を理解しないで拾ってしまった、とか。

最後に、、、
質問にあるサンプルならば、地上20階、地下5階。
なぜ?
塔屋を分けて記載しているから。
この場合には塔屋を階に算入していない証拠。
(建築基準法で22階と数えてはいけないわけ)
だけど誤解が起こらないよう、できれば備考などで塔屋もそのまま記載したほうがいい。
(塔屋が無くなってしまうので笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>誤解が起こらないよう、できれば備考などで塔屋もそのまま記載したほうがいい
・なるほど。階数欄によく塔屋も記載されているのですが、これまでそんなのどうだってよいのにと思い込んでいました。階数に関係する大事な記述だったのですね

>階の算定で、この塔屋を階に入れない=3階建てとカウントしないためには
「塔屋に人が通る以外の用途が発生してはいけない」
・初めて知りました

>この簡単な内部の操作で階数が変わるんです。
>外見からは同じにしか見えないが
・建築基準法の階数算定が正式な階数だと思っていたのですが、一般の方が認識する階数と必ず一致するとは限らないわけですね

お礼日時:2021/03/26 00:50

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