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分散型電源を、高圧配電系統に連系する場合の構内設備の単線結線図を検討しております。
このうち、系統側で発生した地絡事故により発電機の連系用遮断器を解列させるための保護継電器の選定について、頭を悩ませております。

JEACの系統連系規程を見ますと、地絡過電圧継電器OVGRを設置することとなっております。しかし、各種情報を見ますと、OVGRには方向性がないため単独で使用することはなく、DGRと組み合わせて、DGRで遮断器をトリップさせる、そしてOVGRは警報に使用するとなっております。このことがよくわかりませんので、専門家のご指導をいただきたいのですが。

なお、系統側短絡に対しては、短絡方向継電器DSRを設置します。
また、構内地絡については、方向性SOG制御装置のGR機能により、構内短絡については、方向性SOG制御装置のSO機能によりPASを開放させるとしております。この考え方についても、間違いがあればご指導ください。

系統単独運転につきましては、能動的方式と受動的方式の両方を兼ね備えた単独運転検出装置を設置し、連系用遮断器と発電機出口遮断器の二カ所をトリップさせる計画です。

「分散型電源の高圧連系時の系統が地絡保護の」の質問画像

A 回答 (1件)

系統での地絡事故に対する保護の目的は、電源から事故点を切り離すことが目的です。

それによって、地絡点への電力の供給を停止します。
 地絡方向継電器を設置するのは、複数の配電系統があるとき効果的に事故点を検出して、事故区間(事故配電線)のみを遮断して停電範囲を縮小することが目的です。

 配電系統内に分散型電源がある場合、地絡事故時に変電所で配電線を切り離ししても、分散型電源があることで配電線が単独運転となって事故点の事故電流が消えません。
 そのため、構外の事故であっても電源を切り離す必要がありますので、発電所の連系遮断器は構内外の事故の検出が必要です。地絡方向(DGR)の検出は必要ありません。実際には単独運転保護装置により発電機は解列すると思いますが、電源と負荷がバランスしてしていると単独運転保護が働かない可能性があります。

 受電用のPASの地絡遮断はあくまでも構内事故でのみ動作させるために構内の地絡事故のみを監視しています。分散電源が無い受電と目的は同じです。
 連係保護用のOVGRは発電機の連系を遮断器切るためで、需要設備を切り離す必要はありません。受電用のDGRは構内の地絡事故に対して、すべての電気設備を配電系統から切り離すのが目的です。
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