「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

アメリカでは、ホームスクーリングを選択すれば、自分でどんどん学習を進めて、飛び級していけると聞きました。極端な話、小中学生で大学に入学することも可能なんですか?

A 回答 (2件)

この質問はアメリカの教育制度とその実態を誤解されてると思います。



当地では高校までが義務教育です。
高校を出るとき、とりわけ進学したい場合、当地には日本で言う『入試』がありません。
ではどうするか。

ふたつのことをします。
ひとつは学力試験を受け、高校卒業相当の知識・学力があるとの評価を受けます。
これは、入試の様な『選抜』を目的としたものではなく、基本的なレベルをクリアしているということを確認するのが目的ですから、難しくはありません。
また、年に何度も実施されてますし、それを何度受けてもいいですし、大学に向かう人はその一番いい成績を使います。
基本的には、その試験さえ通ってしまえば、義務教育は終了です。

では、それでいいのか。
現実にはそうではありません。
それがもうひとつのしなければならないことです。

大学進学を例にすれば、上記の試験通過は最低限の条件で、それ以外に様々な要件が課されます。
まともな大学ならこうです。

志望する大学に向けて願書を出すとき、志望理由と、それに向けて自分がどんな活動をそれまでにしてきて、その実績を具体的に示すことが求められます。
飛び級をした『子ども』が大学生になったなどと言う新聞記事があったりしますが、あれはお金です。
社会的に有益な実績を示して本当にその大学で学んで更なる実績をあげられると評価されない限り、まともな大学はその志願者は受け入れません。

『大学に入った』『幼い』『天才児』が入った大学が州立の上級校か、その後卒業できてどんなに社会に貢献できたかが報道で見たことは私にはありません。

私はプロファイルの様な年寄です。
長らく当地で暮らし、子どももこちらで生まれ、育ててきました。

子どものことを考えて住む町を変えたりしていい環境を得るようにしてきました。
そんな経験から、今は田舎の小さな町ですが、州立大の旗艦校を中心にした小さな町に暮らしています。

こその大学は日本に知名度はありませんが、世界的に権威のある『THE』などの世界大学ランキングでは東大・京大に比肩します。
人口5万ちょっとの町の半分が学生・研究者で、残りの半分が教職員と言う文字通りの学研都市です。
そんな町なので、小中高校に通うのは世界的に優れた研究者や学者、教職員の子弟で、全米で見てもその学力はとんでもなく高いものです。

では、そこに飛び級がバンバン起きるかと言うとそうではありません。
学校は子どもたちに社会性をつける場所でもあるという強い信念を持って運営されており、飛び級で切る成績の子でもそれはさせていません。
それより、大学での勉強に向けた様々な基礎活動をさせることに専念しています。

たとえば、政治に興味のある子には自治体や政治家のボランティアをさせたり、経済に興味のある子には大学のMBAのクラスのサポートをさせたり、医歯薬バイオ系に興味のある子には大学病院のインターンをさせているという具合です。

その結果どうか。
この学校で進学希望のほとんどの子は、前述した学力試験の成績は一回でほぼ満点を得ています。
多くの子が町の大学に進学します。
優れた大学という事で東大・京大のように、他からくる子はその学校の1番2番の子ですが、ウチの町からの子たちは500人以上入ります。
日本以上に公平が尊重されるのが当地です。
入学願書の選抜評価では子どもの名前はおろか、学校名さえ伏せられて評価を受けます。
それでこうなります。

ホームスクールの子には決定的な弱点があります。
コミュニケーション能力や話し合いの能力です。
口先だけが大事にされる日本と違い、当地の子たちの根回しやディベート能力は目を見張ります。
そこにはホームスクールの子が入る余地なんかはまずありません。

勉強とは何か、子育てとは何か、人一人を社会に通用するように育てるとはどういうことか、それを考えないといけないと思いますが、それに対応できる世界は日本にあるでしょうか。
口先ばかりの東大生を優遇する世界があるように思います。

最近のテレビでは東大生礼賛のバラエティー番組が蔓延してますが、あんな人たちが社会をどう導くんでしょう。
情けないとは思わないんでしょうか。
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飛び級で12歳の大学生!



わずか12歳という史上最年少記録で世界屈指の名門大学のアイビー・リーグに入学した少年
https://gigazine.net/news/20160819-12-year-old-i …

日本ではこの尊重より平等が尊ばれて、飛び級さえありませんでした。
最近は一部の大学に実施例がある程度です。
https://motherselect.jp/skipping-grades/

このため、天才が生まれても、芽をつぶしていて、我が国は
特許とかの部門で、世界に大幅に遅れています。
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