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アメリカで利上げをしようとしていますが、利上げによって物価上昇が抑えられるメカニズムを分かりやすく解説していただけませんか?

オミクロンが出てきたので、経済活動が抑制される方向なので、これは利上げするとまずい気がします。

2022年の世界経済は大丈夫でしょうか?

A 回答 (5件)

小中学生レベルの説明ならこうなるでしょうか。



『利上げする』とは、銀行の『預金』や『貸付』の利率を上げることです。

預金の利率が上がると、人々や企業は、余裕のあるお金を『利息が高くなったから、現金で持つより銀行に預ける方がいい』と考えて貯蓄を増やす方向を選びます。

また、貸付の金利が上がると、人々や企業は、何かをするために必要なお金を銀行から借りようと考える際、『利息が高いから借りないほうが良い』と考えるようになります。

つまり、人々や企業の手元にある『現金』はそれまでより減り、その分は銀行の方で増えます。

この状態では、人々や企業は手持ちのお金が少なくなったので、消費活動を抑えようとします。
具体的に言えば、人々は物を買わなくなりますし、企業は活動を抑えて出費を減らします。

企業の生産活動では『お金を使わない』ことから、増産は起きません。
企業は、それまでと変わらない生産量でも収入を得たいと考えるようになり、商品の値段を上げようとます。
つまり、物価が上がろうとします。

このとき、手持ちの現金が少なくなった消費者は消費行動を抑えます。
と同時に、物価が上がるので給料も上げろと言い出します。

企業は、販売価格を上げれば消費はそれだけ抑えられ、逆に賃上げを求められる、というダブルパンチを食らいますから、価格を上げるという操作は取れなくなります。

つまり、利上げをすると物価上昇は止められるのです。

コロナ禍になって『対面ビジネス』が好ましくない世界になりました。
従前のビジネスモデルに対応する従来の経済政策ではこの新たな状態には対応できないのはこの2年間で分かってきました。

つまり、ウィズコロナのビジネスモデルが必要になったんです。
それが出てきて社会をけん引できるようになるまでは、補助金バラマキなどの臨時の政策でしのがなければなりません。

今利上げの政策を打っているのは、そんな過渡期でも従来タイプの経済活動をしている人がいて、そこに新しいタイプの活動も出てきて、それらが総じてインフレ側に振れてきたので、ある程度は抑制もする段階になってきた『という国もある』ということでしょう。

日本はそこまで行っていないので利上げしませんが、例えば脳天気なアメリカはコロナの蔓延にもかかわらずに経済活動をガンガンやり始めたのでその必要が出てきた、と言うことと思います。

世界中の国々が鎖国のように国境を閉ざしていたりするのが現状で、そこに以下のように大問題が山積です。
こんな経済の先行きを読める人なんているんでしょうか。

・原油の高値
・恒大集団のデフォルトの波及
・米中経済戦争
・ロシアのウクライナ侵攻
・ヨーロッパの厳冬期のエネルギー危機
・オミクロン株問題
・海上物流の滞り
・韓国の経済破綻

我々素人はじっと耐えて静観するしかないですね。
それか、新たなビジネスモデルで果敢に挑戦するかです。

その気のある人には、このコロナ禍と言う『まさかの時』は『絶好のチャンス』かもしれませんが・・・
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この回答へのお礼

分かりやすかったです。
ありがとうございます。

ただ、利上げして本当にインフレが抑制されるでしょうか?

物流の滞り、コロナ拡大による工事稼働率低下は利上げで改善されませんよね?
物価上昇の大きな要因にもなっています。

利上げして景気が悪くならないかと心配です。
アメリカ経済は成長できるでしょうか?

お礼日時:2021/12/08 06:09

アメリカは世界経済の中心として最大の市場を形成しており、これまでも利上げと利下げは経済を鑑みて繰り返されてきました。


アメリカの利上げによって株価が下がるとか、円安ドル高が進むとか、米国の債券利回りの低下、新興国の株式や債券が下落する懸念があると言われています。
株価はすでにグローバルマーケットで取引がされ、休場とサーキットブレーカー以外で取引は継続しており、マーケットを動かしているのが巨大資金を操る機関投資家やファンドなどで、常に彼らが相場の中心で、ステークホルダーとなっています。
株価の影響はありながらアメリカ市場が世界の株価へ派生しており、覇権を握るアメリカがマーケットを操っていることは確かです。
金利が下がると株価が下がるのは定石とも言えますが、下げを加速させるのは空売りでもあり、常にポジション調整が行われており、ある程度下げると空売り決済と現物買いが出てくるので、リバランスのタイミングを見誤らないと、下落場面でも利益を拡大する投資家はおられます。
まあ、アメリカは自己中心で、おめでたい国ですから、10年前の歴史を忘れて新しい歴史を作る国です。
経済維持や拡大を戦争を繰り返して実行してき、外交のバックに巨大な軍事力と数先発の核兵器の抑止力で経済をけん引してきています。
国内のマーケットはどんどんと縮小しており、グローバル展開無しに国内の企業は残れないと言われています。
それに気付いている人は今後の成長が期待できるでしょうし、今だけよければ良いという人は今後の成長は厳しいのでしょうね。
幽霊と相場は寂しい方に出る・・・なんて言いますから・・・。
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物価は需要供給曲線で決まります。

利上げをすると借金してまで物を買う人が減るから、その分物価上昇が抑えられるのです。オミクロン株は弱毒化していると言われます。だから誰も感染を恐れていない。経済活動は抑制されていません。
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利上げで高金利なるなら、例えば、消費よりも貯蓄が増え、購買力が低下すれば物価は抑えられるのではないでしょうか。



オミクロンの影響は小さいと市場は今のところ見ているかもしれません。ファウチ博士のコメントはやや影響は小さいと感じさせています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211206/amp/k1 …
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