下記の続きです。
【「彼には恋人がいる。」 この「彼には」はこの一文中の主語になるのでしょうか。】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12722419.html
非常に興味深い質問だと思いました。
理由は不明ですが途中から本題を離れてしまいました。
そして本題に関しては何も進展がないまま終了したようです。
せっかくなので、もう一度考えてみたいと思います。
「彼には恋人がいる。」
という文の「彼(には)」は、この文主語になるのでしょうか。
A 回答 (22件中11~20件)
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No.12
- 回答日時:
#10です。
>「私は学生です」のような文なら、「私」が主題であり主語でもある、という考え方もできるでしょう。当方もそう考えています。
:
そうでしたか。
当方と同じ見解ということで安心しました。
ただ、「ハガ文」に限って「ハ」は主語になれない、ということなのですね?
当方としては、「ハガ文」であろうとなかろうと「ハガ」の用法に基本的違いが生じるとは思っていませんので、つい一緒にして回答したような次第です。
ご質問の意図を把握できずに失礼しました。
因みに、
「ハガ文」に限って「ハ」は主語になれない。
この根拠はどういったところから来ているのでしょうか?
No.11
- 回答日時:
#9です。
> ただ、「辞」「詞」「言語過程説」などの特殊な用語を曖昧な定義で繰り返されても、何がなんだか……というのが正直なところです。
:
当方としても完全に理解しているわけではありませんので似たようなものかと。
自分なりの解釈なのですが、難しいのはたしかですね。
No.10
- 回答日時:
#8です。
>当方は世間の趨勢に合わせます
:
そういう主観をお持ちだということですね。
了解です。
下記の辞書類では「は」も主語の範疇に含めているようですが、世間の趨勢から外れているのかもしれませんね。
個人的な単なる主観としては、こちらのほうがしっくりきますが争う気はまったくありません。
どんな主観を持つかは個人の自由ですしね。
(広辞苑)
「太郎は天才だ」。
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E …
(大辞泉)
「彼は学生だ」
https://sakura-paris.org/dict/%E5%A4%A7%E8%BE%9E …
(新明解)
「何はどうである」
https://sakura-paris.org/dict/%E6%96%B0%E6%98%8E …
(世界大百科事典)
〈何が(は)何だ〉の〈何が(は)〉に当たるもの
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%BB%E8%AA%9E-77663
>「その意味で主観ということは言える」
それもかなり特異な〝主観〟ですね。
:
それは言えるかもしれません。
>>下記のような「説」(というべきかどうかは不明ですが)もあるようです
意味不明です。
===========引用開始
① 形式論理学で、命題や判断によって肯定または否定される概念。たとえば、「SはPである」「SはQではない」の中のSが指示する概念。主位。主位概念。主概念。主辞。
===========引用終了
のほうならわかりますが。
:
引用のしかたが下手だったかもしれません。
引用したかったのは、
《また「彼は医者だ」「地球は動く」「酒は飲まない」など「は」を伴ったものを、「が」の主語と区別して題目語、提示語、提題語などと呼ぶ学説がある。》の部分。
この記述は、《「は」を伴ったもの(を主語と呼ぶこと)》を精選版 日本国語大辞典が認めていることになりますので、〈主語は主格だけではなく主題も含むという立場>に該当する説を唱えている例として、提示した次第です。
ただ、世間の趨勢から外れたものとして扱っていると言われればそうかもしれませんね。
いったい何を言いたいのか、よくわかりません。こういうやり取りは非常に疲れます。もう少しわかりやすくハッキリ書いていただけないと返信する気になりません。
「私は学生です」のような文なら、「私」が主題であり主語でもある、という考え方もできるでしょう。当方もそう考えています。
下記をご参照ください。
【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方 教えてgoo〈2〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12289659876.html
以下は一部の抜粋(重言)。
===========引用開始
「私は学生です」の「私」は主語じゃないのか?
基本を理解するための考え方として、これは「主語」でもいいと思う。厳密に言うと「主語」ではない、と考えるのは上級者の仕事。もちろん、日本の国語教育が「日本語には主語がない」という考え方をしてくれて義務教育の段階でそう教えてるなら、それでもいい。
現実には「主語」「述語」で育ってきてんだから、それを引っ繰り返すのはたいへんじゃないかな。だったら、そのまま「主語」でいいじゃん。「日本語には主語がない」と考えるのは、専門的な勉強を始めてからで十分だよ。
もちろん、「主語」とはいいにく例も多々見られる。「きょうは……」あたりが典型だろうか。
「きょうは私がご飯を作る」の主語は……「私」だろうな。
うんとシンプルに考える。
助詞のハの80%は「主題」。ただ、そのなかには、義務教育で「主語」とされているものが相当含まれる。割合としては半分くらい……でいいや。つまり、「主題」のうち半分は、「主題=主語」で、残りは、「主語」とは言いいにくいもの。
「私ハ学生です」とか「私ハご飯を作る」なら「主題=主語」だから、義務教育レベルの考え方で問題がない。うんと乱暴に書くと、ガに置きかえられそうなハは、「主題=主語」と考えていいはず。
===========引用終了
しかし、今回話題になっているのは、いわゆる「ハガ文」です。
当方はNo.8の返信に下記のように書きました。確認されてないのですか?
===========引用開始
いずれにしても、「ハガ文」の場合は、「ガ」が主語を表すのではないかと。
No.5のコメントをご確認ください。
===========引用終了
No.9
- 回答日時:
#7です。
> フツーの人が文法について書いたものですから非常に読みにくい文章ですが、〝ある方〟よりははるかにマシです。
:
同感です。(笑)
ご要望があったと判断し、
「機能主義的文法論の吟味」川島正平
を読んでの感想、及び確認できたことを簡潔にお話してみようと思います。
(ア)「辞」「詞」「言語過程説」について
(色々書きますが、この3つの用語に着目して読んでいただければ把握しやすくなると思います)
すべての言葉は辞と詞に分類できる。
「辞」とは人間の主観(観念)を表わす働きをするもので、助詞や助動詞などのこと。「辞(助詞や助動詞)」による表現を「主体的表現」と呼ぶ。
「庭に二羽にわとりがいる」という文の場合、
(A”)「に」という助詞は、「二羽にわとりがいる」場所が「庭」である(という話者の主観)を表わしている「辞」である。
と言える。
次に「詞」とは、対象を概念として捉えた言葉のこと。「庭」「にわとり」などの有形物のほか「喜び」「悲しみ」などの無形なものも含みます。
これらを客体と捉え、「詞」による表現を「客体的表現」と呼ぶ。
「庭に二羽にわとりがいる」と言うとき、
話者は、まず「庭」「二羽のにわとり」という対象(客体)を捉えている。
次に、《「二羽のにわとり」が「庭」にいる》という認識に移るわけだが、その場合の認識は(上記(A”)で示したように)「に」という助詞によって表現される。
結果として、
「庭に二羽にわとりがいる」
という文の成立に至るのである。
ここで特筆しておきたいのは、
《その【認識】は「に」という助詞によって表現される。》
と申し上げたように、「に」は【話者の主観を表わす】という点です。
このように言語表現は、
<対象>☞<認識>☞<表現>
という過程を経て成立する。
よって、これを「言語過程説」と呼ぶ。
(イ)〝ある方〟による批判の要点について
ホニャララな論議を延々と繰り返して顰蹙を買っておりますが、じつは非常に単純な話です。(笑)
(ア)で、
「庭に二羽にわとりがいる」という文の場合、
(A”)「に」という助詞は、「二羽にわとりがいる」場所が「庭」である(という話者の主観)を表わしている「辞」である。
と言える。
と述べましたが、このような用法を指して、
「に」
(1)動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時―間に合わせる」「紙上―発表する」(大辞泉)
のように表現することがありますよね。
〝ある方〟は、この表現がダメだと言っている【だけ】なのです。
「に」は「(話者の)主観」を表わすものなのだから、「時・場所」といった「客体」を表わすわけが無いだろっ!(怒)
と怒っておられる。
これだけを根拠にソシュールとかカントとかを否定するとかいう話にワープしてしまうので、何を言っているかさっぱりわからなくなる。
しかし、
「庭に二羽にわとりがいる」
と言うとき、話者は、「二羽にわとりがいる」場所が「庭」である【という自らの主観】を「に」によって表わしている、ということは自明のことではないか?
つまり、
「動作・作用の行われる時・場所を表す。」
というのは、
「動作・作用の行われる時・場所を表す(という話者の主観を表わす)。」
という意味であり、「に」が「時・場所」といった「客体」を表わしているとは誰も言っていませんよ。
と私は(延々と)申し上げ続けているわけです。(笑)
にわか勉強なので、用語の定義をはじめとして勘違いの箇所もあるかもしれませんが、大略はこういったことになろうかと思います。
とりあえず。
コメントありがとうございます。
〝ある方〟の主張に比べればはるかに「わかりやすく、何を言いたいのかがなんとなくわかる気がします。
ただ、「辞」「詞」「言語過程説」などの特殊な用語を曖昧な定義で繰り返されても、何がなんだか……というのが正直なところです。
おそらく、そういうことを理解しないと、文法の「本質」とやらは理解できないのでしょうね。
No.8
- 回答日時:
#6です。
>それは単なる主観ですか?
:
そうですね。
「が」だけを主語とする説もあるようですが、また、一時はそのように覚えていたこともありますが、「は」も主語であるという説をどこかで見て以来、単なる主観でそちらの説を採用するようになった、という経緯はあったと思いますね。
いずれにせよ、どんな専門家の意見を典拠にするとしても、その意見に同意し採用したのは自分の責任ですから、その意味で主観ということは言えるでしょうね。
>〈主語は主格だけではなく主題も含むという立場〉の説を教えてください。
:
よくは覚えていませんが、辞書を確認してみると、下記のような「説」(というべきかどうかは不明ですが)もあるようです。
② 文の成分の一つ。述語の示す動作・作用の主体、性質・状態をもつ本体を表わす。日本語では、主語は常に述語に先行し、また、主語が明示されなくても文が成り立つ。連用修飾語の一区分と見る考えも有力である。主語は現代語では助詞「が」を伴うことが多いが、説によって、「が」を伴った「桜が」の形を主語と呼び、あるいは、「桜が」の「桜」だけを主語という。主辞。〔広日本文典(1897)〕
[補注](②について) 「話が好きだ」「水が飲みたい」などの「話」「水」を対象語と呼ぶ学説、また「彼は医者だ」「地球は動く」「酒は飲まない」など「は」を伴ったものを、「が」の主語と区別して題目語、提示語、提題語などと呼ぶ学説がある。
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%BB%E8%AA%9E-77663
単なる主観ですか。
それなら、何も言う気はありません。
当方は世間の趨勢に合わせます。反論する理論も思いつかないので。
「その意味で主観ということは言える」
それもかなり特異な〝主観〟ですね。
平行線になりそうなので、これ以上のコメントは控えます。
>下記のような「説」(というべきかどうかは不明ですが)もあるようです
意味不明です。
===========引用開始
① 形式論理学で、命題や判断によって肯定または否定される概念。たとえば、「SはPである」「SはQではない」の中のSが指示する概念。主位。主位概念。主概念。主辞。
===========引用終了
のほうならわかりますが。
いずれにしても、「ハガ文」の場合は、「ガ」が主語を表すのではないかと。
No.5のコメントをご確認ください。
No.7
- 回答日時:
ついでと言っては何ですが、アス坊が良いサイトを紹介しているので興味があるようならどうぞ。
「機能主義的文法論の吟味」川島正平
https://web.archive.org/web/20050312184554/http: …
(たぶん)アス坊の言っていたこととほぼ同じなのですが、かなりわかりやすいです。
念仏に悩まされていた悪夢が氷解する可能性もアリですよ。(笑)
孫紹介した以上、可能な範囲でフォローさせていただくことにやぶさかではありませんので、別質問などもご検討いただければ。
OKATさんも目を通してみてはいかがですか~。
面白いと思いますよ。
その川島氏の文章はずいぶん前にmixiで〝ある方〟に教えてもらいました。
その〝ある方〟は三浦信者のようですが、主張がメチャクチャで……。どこまでが三浦氏の著作の引用なのかわからないような書き方(著作権侵害でしょう)で妙なことを垂れ流していて、何を書いているのかサッパリわかりません。
川島氏に関してはよく知りませんが、やはり三浦信者のようです。
フツーの人が文法について書いたものですから非常に読みにくい文章ですが、〝ある方〟よりははるかにマシです。
ただ、当方は〝ある方〟の文章に何度もふれたせいで、三浦氏に対するアレルギー症状が出ます。「あああの論理ね」と思うだけでゲンナリして読む気がなくなります。
川島氏の文章も昔はまじめに読んだのですが、いまはそんなことはできません。
何が書いてあるのでしょうか。
ちなみに、当方は三浦氏の考えを否定する気はありません。それなりに信奉者もいるようですし、ああいう考え方もあるのでしょう。信者同士で自由に語らえばよいのです。
しかし、それを根拠に現在の一般的な文法を全否定するような書き方をするのは●●だと思います。一般人にそんなものを押し付けられても相手をする気はありません。
まして日本語学習や日本語初心者の質問に対して押し売りするのは、単なる迷惑行為です。
No.5
- 回答日時:
恋人がいる。
→恋人が(主語)いる(述語)。もしここに、「彼には」が入り込んで、主語の位置を占めようとして、出来るのはどんな形でしょうか。「彼(には)恋人がいる」「に」を無視して、「彼は」を持ち出して、「彼は恋人がいる」しても「ハガ文」になり、「彼」を主題化するだけです。「象は鼻が長い」のかたち。主題と主語は別物です。
コメントありがとうございます。
基本的にはそういうことだと思います。
ネット検索しても、そういう論旨の文章はいろいろあるようですし。
ただ、そうではないと主張する人もいて……。
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