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クリエイティブ業界?の物です。避けて通って来たはずの「版権」問題に引っ掛かってしましました。

企業パンフレットのイメージ写真に、背景として写り込んだポスターは、ミュージシャン(外国人)の上半身とアーティスト名(英字)が写っているのですが、前景の静物に3分の2をカットされています。ミュージシャンは著名人で、その道(JAZZ)をかじったことがあればわかる人物です。コノ場合、ポスターの制作会社(英国)に版権の確認をしたほうが良いのでしょか?
そもそも、版権は発生するのでしょうか?

向後のためにも是非知りたく、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

著作権について#1の方が触れられていますが、45条は今回のような場合には関係はないです。

46条のほうは、「恒常的に」とあるので今回の件にあてはめるのはちょっと難しいです。この条文は屋外に設置されたモニュメントあるいは建物などを念頭においているので・・・(もっとも、路線バスの装飾について適用された例もありますが)。

で、ご質問の写真の場合ですが、微妙です。実際に写りこんでいる部分が小さくて一見しただけでは元が何かわからない程度のものであればそもそも複製でないという弁解も成り立つのですが、元が分かってしまう程度だと法律的な弁解がしにくいのです。たまたま写ったというのはこの場合法律的には有効な弁解ではありません。

ですので、一応製作会社に連絡をとれるならば、とってみたほうが良いのではないでしょうか。ポスターなどであれば、露出を前提としているので了承も得られやすいかとおもいます。

なお、今回のような場合には、著作権に加えて、一応パブリシティ権も問題になります。著作権を持っているのはそのポスターを製作した人(会社)、パブリシティ権をもっているのは写っているアーティストです。

パブリシティ権についてはこちらを参照してください。
http://www.solicitors1.com/publicity.htm
今回の場合は、「肖像等の持つ顧客吸引力に着目し、専らその利用を目的とするもの」とはいえないと思いますので、パブリシティ権については大丈夫であると思います。
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この回答へのお礼

明快なご回答、ありがとうございます。

これから何をすべきか、わかって参りました。
まず、ポスター制作会社に連絡をとってみます。
パブリシティ権についても、ご紹介のサイトが大変
役にたちました。

これからは版権に関して、もっと勉強し少しでも理解出来るようになりたいと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/03/24 21:18

わかりませんねー。

著作権法は難しくて…。

ただ、公衆の場所の著作物に関しては、以前調べたことがあるので、
関係する条文を紹介します。

著作権法 第二章 第五款 「著作権の制限」のところ
第四十五条と第四十六条が関係ありそうです。

第四十五条は、どうも難しい言葉で書かれていて
よくわかりかねるのですが、要するに
「絵や写真を持っている人は、それを公開して良い」
ということらしいです。つまりは、公開するに当たって
作者に断る必要がない…ということを言いたいのでしょう。
ただし、その第二項では、屋外の場所に公開する場合はそうではないと書いています。
これもたぶん、「屋外に公開する場合は、作者の許可を取りなさいよ」
ということでしょう。

この場合、ポスターは屋外に貼られているので、
作者(ポスターに関して権利を持っている人たち)は
屋外への貼り付けを了承していると考えていいでしょう。

第四十六条では、屋外の場所に恒常的に設置されている著作物は、
基本的に利用して良いとなっています。
普通の記念写真を撮って、著作権の関係で公表できなくなったら困るので、
こういう条項が設けられているのでしょう。

ただし例外がついています。
今の場合問題になりそうなのはその四で、
「四 専ら美術の著作物の複製物の販売を目的として複製し、又はその複製物を販売する場合」
に当たるかどうかです。

普通考えると、今の場合は、たまたま写り込んでしまったのであり、
四の条項に当たるとは考えられません。
よって、利用は可能であり、版権は発生しないと考えられます。

もうひとつ気をつけるべきなのは、
同法第二十条の、著作者人格権に関わる「同一性保持権」です。
たまたま写り込んでしまったときでも、
それが変なパロディになる場合、問題になるかもしれません。
今の場合は問題ないと思いますが。

参考URL:http://www.ron.gr.jp/law/law/chosaku.htm
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この回答へのお礼

早速の解答、ありがとうございます。

著作権法のどこを参考にしてよいのやら、とあまりの複雑さに面食らっておりました。要点を得ていて、とても参考になりました。

ほんと、勉強しなければいけませんね。
印刷物の現場にいる皆が意識していなければ、日本は
コノ件で途上国と言われ続けてしまいますね。反省しきりです。

実際、モメた事のある人もいるはずなので、もう暫く
質問を続けてみたいと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/03/23 16:15

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