
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>>これって高校で学習するのでしょうか?
高校でも「イソ」「ネオ」はあまり使わないことになると思います。
#3(#1)様がお書きのように「慣用名」となります。かなり複雑でかつ過去使われた多くの名前が残っています。
また、アルカンの名前と、同じ炭素鎖を持つアルコールの名前などで、非常に紛らわしいことが起こるため「趣味」以外には覚えない方がよいと思います。
一方o-、m-、p-はまだひんぱんに用いられております。これらも将来には2-、3-、4-に置き換わると思いますが。ベンゼン環での位置関係をイメージするとき分かり易いので、かなりの期間残るでしょう。
なお、o-(ortho、オルト)はベンゼン環の隣り合った炭素に二つの官能基が付くことを意味しています。o-キシレンは1,2-demethylbenzene。o-クレゾールは2-methylphenol。
m-(meta、メタ)は一つおいてその隣(o-の次)に二つの官能基が付くことを表します。m-キシレンは1,3-dimethylbenzene。m-クレゾールは3-methylphenol。
p-(para、パラ)はベンゼン環の対角の位置に二つの官能基が着いている状態です。p-キシレンは1,4-dimethylbenzene。p-クレゾールは4-methylphenol。
o-クレゾールの命名がなぜ2-hydroxytolueneではないか、などについては大学で「些末だけど悩ましい」「命名法」として習います。
No.5
- 回答日時:
一般に、多くの場合イソは枝分かれ(末端で)、ネオはさらに枝分かれした異性体を慣用的に表記するときに使用します(アミノ酸のロイシンとイソロイシンはこのパターンではありません)。
語源はイソはギリシア 語の isos(同じ)という言葉から来ています。
科学の世界でもisomer(異性体=同じようで違う物質)、isotope (同位元素)など、同じようなものを呼ぶときの接頭語として使用されています。
したがって、歴史的には今までの化合物と同じ分子式で構造式が違うものをイソ・・・と呼んでいました。
新しい異性体は、イソ・・・と呼びますが、炭素数が増えるとさらに異性体が出てきます。
このとき命名したのがネオ・・・という慣用名です。
ネオは「新しい」という意味のギリシア語で、化学の世界でもネオンなどの名前の由来になっています。これらのことから、これまでにはない異性体に対して命名し、さらに末端が分岐した異性体を指すようになりました。
現在では、系統的な命名法が採用され、このような慣用名はイソを除くとほとんど使用されなくなってきました。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/27 11:44
御返事、御礼が大変遅くなってしまい、
本当にすみませんでした。
何度も読ませていただいております。
命名法についてもう少し勉強してみなければ
なりませんね。
No.3
- 回答日時:
ANo.1です。
補足します。「イソ」というのは"isomer"(異性体)からきています。
イソブタンなどの枝分かれしているところに見られる
CH3─CH─
│
CH3
この構造を"イソ"構造単位といいます。
一方"ネオ"構造単位は、4つの炭素原子で囲まれている炭素原子がある構造単位です。十文字のような形になります。
ただ、炭素原子が5つまでのアルカンはこれであらわせますが、6つ以上となると、「イソ」と「ネオ」と「ノルマル」だけでは表せなくなります。
炭素がさらに増えれば、異性体の数も飛躍的に増えますから、とても追っつきません。
そこで、一般的には体系的命名法が用いられていて、
それだと"イソペンタン"は"2-メチルブタン"、
"ネオペンタン"は"ネオペンタン"2,2-ジメチルプロパン"ネオペンタン"という名前になります。
「イソ…」「ネオ…」は慣用名という扱いになっています。
No.2
- 回答日時:
イソプロピル: (CH3)2CH-
イソブタン: (CH3)2CHCH3
イソブチル: (CH3)2CHCH2-
イソペンタン: (CH3)2CHCH2CH3
ネオペンタン: (CH3)2C(CH3)2
一般に「イソ」は「ちょっと違う」というニュアンスで使われますね.
フタル酸/イソフタル酸 (2個のカルボン酸がそれぞれ o- 及び m- の位置) のように.
この回答への補足
ちょっと違う…ですか。
o-もm-もよく見るのですが、何のことか
分かりません。
これって高校で学習するのでしょうか?
すみません、何にも知らなくて。。。
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