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MI-TECH CONCEPTのようなPHEVは登場する可能性はあるのか?

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https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1910/2 …
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1910/2 …

三菱自動車 COOのグプタ・アシュワニ氏は「今後は、三菱自動車独自のPHEV技術やルノー・日産・三菱アライアンスの技術を活用して電動車のラインアップを拡充していく。具体的には、2022年までに、ミッドサイズSUV、コンパクトSUVに、いずれかの電動化技術を採用した新型車を投入する」と語っている。しかし、現在の開発状況を考えると、MI-TECH CONCEPTのようなガスタービンエンジンを搭載するPHEVが2022年までに登場する可能性は低そうだ。

と書いてありますが、質問があります。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1910/2 …

三菱自動車 COOのグプタ・アシュワニ氏は「今後は、三菱自動車独自のPHEV技術やルノー・日産・三菱アライアンスの技術を活用して電動車のラインアップを拡充していく。具体的には、2022年までに、ミッドサイズSUV、コンパクトSUVに、いずれかの電動化技術を採用した新型車を投入する」と語っている。

そうですが、それでは、

三菱自動車独自のPHEV技術やルノー・日産・三菱アライアンスの技術 などの

いずれかの電動化技術を採用した ミッドサイズSUV、コンパクトSUV などの 新型車が

投入される予定とか、そういった話は、あるのでしょうか?

MI-TECH CONCEPTのようなガスタービンエンジンを搭載するPHEVが

登場する可能性は、

今の所、あるのかどうかを、教えてください。

A 回答 (1件)

実現性ゼロ、とまでは言いませんが・・・結構厳しいです。



 ガスタービンエンジンは排ガス規制と熱効率(燃費)の点でレシプロ機関を超えられないことが理論的に判っているので、現時点ではどうにもなりません。

※正直なところ。
 この『三菱自動車の説明員』、説明内容があまり理論的でなく、支離滅裂にさえ見えます。
 記事の通りガスタービンエンジンは1950年代~1960年代に自動車用として盛んに研究されましたが、やがて①排ガス規制 ②省燃費の要求・・・が盛り上がって消滅しました。例の『説明員』の説明では、この時ガスタービンが否定された問題点を、何も解決していません。

※ガスタービンエンジンの欠点の①は、低効率です。
 『ガソリンエンジンよりも低温で燃焼する』ということは、同じ燃料なら少しのエネルギーしか取り出せないことを意味します。効率がいいワケが無いです。
 また内燃機関で廃熱が多いということは、その分燃料が持っているエネルギーを、馬力に変換出来ずに熱エネルギーのまま大気に捨てているということを意味します。
 『(ガスタービンエンジンは)全体を平均で見た効率であれば、(ガソリンエンジンの効率と)同じくらいにはなるだろう』と言っておきながら、『動作時にかなりの熱を出す』とは、もうメチャクチャです。レシプロと同じ効率だとしたら、捨てる熱エネルギーも同じ量でなければなりません。
 ではその『かなりの熱』というのはどこから来たと言い張るんでしょうね?この記事を書いているヤツは、こんな説明で納得出来たんでしょうか。

※ガスタービンの欠点の②は、排ガスです。
 燃焼温度が低いと、二酸化炭素や猛毒の窒素酸化物は減りますが、逆に(こちらも猛毒の)一酸化炭素は増えてしまいます。
 現代では三元触媒という便利なものがあり、排ガス成分の3大毒ガス、炭化水素(HC)、酸化窒素(NOx)、一酸化炭素(CO)を一気に処理出来るので、今更ガスタービンの低温燃焼でなければならない理由はありません。
 勿論ガスタービンが大量に出す一酸化炭素も、今ならいくらでも処理出来ますが、ただこの説明員が言う様に『ガスタービンは排ガスがクリーン』とは、必ずしも言えません。

※ガスタービンの欠点の③・・・というより、ガスタービンの『無意味なメリット』は、マルチフューエル性です。
 排ガス規制をパスする為には、燃料側でも排ガスをクリーンにする工夫が必要です。
 つまり『排ガス中の規制物質を減らす様に成分が調整された』特別な燃料が必要なワケで、マルチフューエル性には意味がありません。これ、50年前にガスタービンが否定された理由の一つですよ。
 ところが今更『さまざまな燃料が使用できる』をメリットに上げるとか、おまえ、悪いガスでも吸ったのか?と言いたくなります。
 勿論、色々な燃料の排ガスが処理出来る複雑な排ガス浄化装置を付ければ規制にパス出来るでしょうが、バスの様に空間や重量増に余裕があるクラスならともかく、乗用車でマルチフューエルがレシプロエンジンに対するアドバンテージになるとは思えません。

・・・っというワケで、ガスタービンの将来は決して明るくはありません。
 但し。
 ガスタービンの音が静か、振動が殆ど出ない、同じ出力ならレシプロより小型・軽量化が可能・・・などは純然たるメリットです。
 これらの特徴は、レンジエクステンダーEVには最適です。

 最初に『実現性ゼロとは言えない』と指摘したのはこのことで、排ガスや燃費はどうでも小型・軽量化が最優先というなら、ガスタービンにもワンチャンあるとは言えます。
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