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「楽しい」という形容詞に接尾語の「む」をつけると「楽しむ」という動詞ができます。しかし、「寂しい」という形容詞に「む」をつけると「寂しむ」となり何だか違和感が残ります。(もちろん、古語や和歌の世界では使っているようですが…)何が言いたいのかというと、感情を表す形容詞に「む」がついて動詞になる際、法則はあるのでしょうか。
(例)
いとしい+む→いとしむ   △(まあ、許容範囲かな) 
忌々しい+む→いまいましむ ×(たぶん、言わない)
うれしい+む→うれしむ   ×(たぶん、言わない)
苦しい+む→苦しむ     ○(問題なし)

「む」がつくことができる、形容詞とそうでない形容詞との間には何か差があるのでしょうか。
 今、このことがわからず困っています。誰か分かる方どんな情報でもよいので教えて下さい。お願いします。

A 回答 (5件)

広辞苑を今見ているのですが、



いとしい=いとおしい--いとおしがる--いとおしむ
いまいまし・・・関連は書かれていません(意味の変遷がある)
うれしい--うれしび--うれしぶ・・・万葉集
苦しい--くるしび(み)--くるしぶ(む)

という具合です。
色んな辞書から一覧表を作ると面白いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。一覧表を作って他の語も一緒に調べていきたいと思います。

お礼日時:2001/09/09 23:45

 「む」という言葉の造語力の問題だと思います。

万葉集以来の古い接尾語である「む」は既に造語力を失い、「悲しむ」「楽しむ」など定型化した表現でしか使われなくなってしまったのです。
 これは「む」と同様な機能を有する「がる」と比べてみるとよくわかります。「がる」の造語力は強力で「いとしがる」「いまいましがる」「うれしがる」、更には「ナウがる」などいくらでも造れるのです。
 逆にいえば、「む」が造語力を失ったのは、「がる」との形容詞を動詞化する接尾語の地位を掛けた生存競争に負けたためともいえます。
 「む」が負けた理由は、よく分かりませんが、多分、(1)「る」の音が入るほうが動詞っぽい、(2)一音より二音の方が強い印象を与える、ということだと思います。新造語は、聞く人に聞きなれないので、ある程度、強い自己主張をしないと聞き取ってもらえないのです。

 なお、負けた「む」は定型化した新造語とは言えないような表現だけ残ったのですが、定型化したかどうかの感覚は人によります。
 例えば、「若い妻をいとしむ元就の・・・(http://www.chugoku-np.co.jp/Mouri/Mr96112701.html)」「ゴミの量が減って嬉しむべか・・・(http://eco.goo.ne.jp/monitor/files/2nd/compost_r …)」など、現代でも使われるようです。私も「いとしむ」は変なような気がしますが「いとしみの目で見つめる」は良いような気がします。

 似たようなことは他にもあります。
 例えば、日本語は比較言語的に形容詞の数が少ないのですが、それは形容動詞があるためです。「い」より「だ(な)」の方が造語力があるのです。
 すなわち、「ナウい」とは言えても「キュートい」とは言えません。しかし、「ナウだ(ナウな)」「キュートだ(キュートな)」「ITだ(ITな)」など何でもできます。
 思うにこれは、「い(し)」より「だ」の方が強い音である事とともに、日本に漢語が入ってきたときに、「名詞的漢語+だ(経典だ)」と「形容詞的漢語+だ(立派だ)」と統一して日本語化できたためでしょう。
 

この回答への補足

確かに造語力が違うということはよく分かりました。ただ、「む」「がる」は同じ意味の接尾語なのでしょうか。例えば「楽しむ」「楽しがる」のニュアンスは微妙に違うと思うのです。助動詞の「まほし」→「たし」→「たい」の時代的変遷ならばほぼ同じ意味の語にとって変わられたということはいえると思うのですが…
この辺についてよろしければもう少し詳しくお考えをお聞かせください。

補足日時:2001/09/13 12:50
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。「む」と「がる」の造語力の違いという説明は大変参考になりました。接尾語としての「む」の機能についてもう少し調べてみようと思います。また、他の語にも広げて考察してみようとも考えています。お世話になりました。

お礼日時:2001/09/09 23:53

愛しもうと思って、愛しく想えるわけでもないし、 忌々しもうと思って忌々しく思えるる器用な人もそうはいないでしょうから、一般的では無いと言う事で使用されないだけなんじゃないでしょうか。


まぁ、少しこじつけになっちゃうかも知れませんが、苦しもうと思って苦しめない事も無いですしね。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。確かに一般的でないから使用されないのでしょうね。形容詞の意味的な側面から種類分けしながら少し考察をしていきたいと思います。

お礼日時:2001/09/09 23:58

こんにちは。




文系の人間ではないのですが・・・。
その形容詞には、「がる」をつかうからでは?

寂しがる
うれしがる

でも、この違いがわかりませんねぇ。
「がる」を使うと、少々曖昧な表現に感じます。
他者が、そうみえる~~というような。
昔の日本の、あまり感情をあらわにしない事が「美徳」って時代の名残でしょうか?

ところで、
「苦しむ」・「愛しむ」って、動詞じゃないですか?
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。「がる」と「む」の使い分けを私たちは無意識にしてるのでしょうけれど、その際の法則性というものはあるのでしょうか。なかなか難しい問題ですけれど、もう少し頑張って調べてみます。

お礼日時:2001/09/10 00:03

「さびしむ」は古語には存在しない語で、近代になってから短歌などで使われるようになった新しい言葉です。


「たのしむ」は良いのに「さびしむ」をおかしく感じる理由は語源の違いによるものでしょう。
「さびし」はもともと動詞「さぶ」が形容詞化した言葉です。
だから、「さびし」の動詞形は「さぶ」が正しいので、さらに活用語尾を付け足して「さびしむ」とすることに違和感を覚えるのではないかと。

>>いとしい+む→いとしむ
これの古形は「いとほし」なので、「いとほしむ」、現代語なら「愛(イト)おしむ」なら全然問題ないでしょう。

>>忌々しい+む→いまいましむ
これがおかしいのも「忌(イ)む」という動詞が語源にあるからではないでしょうか。

ただ、上の考え方では「うれしむ」がおかしい理由が説明できませんね…。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。語源に手がかりを求めていくことは大変参考になりました。もう少し他の語にも広げて調べてみたいと思います。

お礼日時:2001/09/09 23:42

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