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社会学者のやってる統計ってインチキまみれなんですか?あるプロの統計学者が言っていました。サンプルの取り方や因果推論が滅茶苦茶なんだそうです。要はストーリーに当てはめる形で統計を使っているのだそうです。つくづく社会学って終わってますね。

A 回答 (2件)

この世の統計は、真面目にやると巨額の資金が必要になるので、日本では一部の政府予算で行う統計と、大手マスコミが行っている選挙予測調査くらいしかマトモな統計調査はない。



社会学者に限らず、ほぼすべての統計が統計学の専門家から観ればいい加減なものだ。

ところが、実際問題としては、国や大手マスコミが統計学者の指導の下に行っている多くの統計調査も、実際にはいい加減なものだ。きちんとした標本設計を行っても、本来は有効回収率が7割以上必要とされるが、世論調査の多くは回収率が一番高いものでも40%程度しかない。実態は高くても30%前後だろう。

そして、統計学者が行った調査結果と、社会学者がやった調査結果は、実は大差がない。
それなりの規模の標本数が確保されれば、統計学者のものがマトモで、社会学者のものがいい加減だとしても、結果は変わらないのだ。現実に統計学者が行った調査結果と、社会学者がやった調査結果は、毎年時系列で同じ調査を行ってもほとんど差はない。

というわけで、実際には多くの社会学者が出す統計結果は、実用上何の問題もないということになる。

そして社会学者のデータを否定するということは、多くの国家統計を含め、統計学者のデータも否定しなければならないことになる。
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どのような「あるプロの統計学者が言っていた」のはどのような場面で、どのような人に向けてのことでしょうか。


サンプルをとるには制限、制約が大きいことは、統計の常識です。
その条件を考慮した推計をします。
ある意味、ストーリーを仮にたてて、そのストーリーに無理がないのかを検証するような目的で、調査や統計処理は行われます。
疫学、医学、生理学、工学、経済学、生産や消費動向、人口や移動、みなそうして統計を使用します。 

具体的な検証もしないで、「あるプロの統計学者が言っていました。サンプルの取り方や因果推論が滅茶苦茶なんだそうです。要はストーリーに当てはめる形で統計を使っているのだそうです。」で、結論をだそうなどという態度は、ロジカルでもないです。

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統計は数的(数量的,計量的,数理的)な学問である。ただし,主としてである。統計データは数字しかもかなり多量の数字であり,また統計の方法も数式で表されている。人によって,統計は数学の一分科であると思う人がいても不思議はない。だが,統計は数学のユーザーではあるが,その分科ではない。というのは,式の数値計算では表し切れない現象の多様,複雑な面があり,そのような場合,式だけを頼っては判断の誤ちに陥るからである。そこが統計の重要ポイントである。
‘統計すなわち数の計算,という誤った発想からは得られない。その意味では,統計は,論理学,法学などの社会科学と共通の,事実と論理による判断の要素をもった学問ということができる。
統計においては,「判断」そのものが,数理化,論理化され,それが用いる人々の信頼性を得ている。もちろん,あらゆる方法がそうであるように,「方法」はその有効性と限界がある。
結局,統計とは何なのか,という問題がまだ最後に感じられるかもしれない。ひとついえることは,統計は適用する固有の分野をもたないということである。物理学は物理現象,化学は化学現象,……あるいは経済学は経済現象,等のように,特定の適用の現象領域がない。
「統計現象」という固有の現象があるのではなく,むしろ森羅万象の統計的側面というとらえ方をすべきものである。であるから,統計は経験科学の方法論であると一般に考えられている。つまりは,およそ科学あるところ統計が使われる,いいかえればK.ピアソンのいうごとく「科学の文法」として,その有効性を約束するものなのである。
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