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ダイオキシン分析の勉強をしています。液クロ使ってますが、ガスクロはまったく使ったことがありません。
そこで、液クロ比較して説明していただけるとありがたいです。

1.ロックマスとは?
2.Selected Ion Monitoring (SIM法)について

以上について教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

たしか.ダイオキシン関連書籍の著者の方ではなかったかと思います。


吉村忠与志.化学と工業.54(9).1076
ヨリ

参考URL:http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2515/
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天然物の構造決定にマスを用いている rei00 と申します。

ですので一応マスの経験者として回答いたします。

 「液クロ比較して説明していただけるとありがたいです」とありますが,御質問の内容は液クロやガスクロではなく,マスの内容です。ダイオキシン分析とのことですので,GC-MSをお使いなのだと思います。このマス(MS)部分に関係します。ですので,同じ事はLC-MSでも出てきます。

 さて肝腎の回答ですが,2番から回答します。マススペクトルは御存知でしょうか。質量数(m/z)とそのイオンの強度を示したものですね。これは UV スペクトルに対応させることができます。これに対し,液クロでは特定の波長の吸収だけをモニタ-しますよね。これに対応するのが,SIM 法です。つまり,特定の質量数のイオンだけをモニタ-して強度変化をプロットしてく事で,GCのスペクトルを書かせるわけです。

 SIM 法を用いると,全質量範囲を測定する必要がない(検出器の設定を変える必要がない)ため,測定感度が高まります。そのため,微量物質(ダイオキシン等)の分析に多用されます。

 上記の様に SIM 法では特定の質量数のみをモニタ-しているわけですが,そのため,磁場が少しでも変動すると,測定されるクロマトに違いが出てきます。チョット磁場が変動すると,イオンの見かけの質量数が変化し,検出されないことになります。逆に,チョット横にあった別物質を測定してしまう可能性も出てきます。この様な欠点を克服するため,ある特定のイオンをモニタ-し,それの変動を利用して磁場の変化を補正します。この時に用いる特定のイオンの質量を「ロックマス」といいます。

 いかがでしょうか。詳しくは,装置の説明書を御覧になるか,業者に言って資料をお取り寄せ下さい。「ダイオキシン」や「ロックマス」という言葉から考えて,お使いの装置は JEOL のものかと思いますが,そうでしたらユ-ザ-ズミ-ティングの資料など詳しいものがあるはずです。下に JEOL のペ-ジを記載しておきますので,御覧になっった上で,資料請求してみてください。
 

参考URL:http://www.jeol.co.jp/header.html#
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この回答へのお礼

rei00さんには本当にいつもお世話になってます。毎度毎度、どうしようもない質問に、懇切丁寧に解説いただきまして、お礼の申しようもありません。
今回もとてもわかりやすいご回答ありがとうございました!

お礼日時:2001/09/21 23:15

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