
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
もう一つの質問に答えていませんでしたね。
いま、850hPaと700hPaの間の大気の温度が均質だったとします。気圧差250hPa分の大気の厚さはどこでも同じですから、850hPa700hPaでの等圧面等高線は高さが変わるだけで全く同じになります。その結果二つの高さでは風の吹き方は同じになります。温度差がないので温度風は吹きませんが、平均(風)ベクトルは引くことができます。したがって平均ベクトルは等温度線を示しているのではない事になります。
逆に、850hPaでは全くの無風で、700hPaまでの間は南側ほど暖かかったとします。この間大気は南側ほどたくさん膨張するので、700hPa面は南ほど高くなります。その結果、地衡風の原理に従って西風が吹くことになります。この風は温度差によってもたらされたものですから、温度風といえます。この温度風の右側が高温になっているのはわかると思います。
ここまで書いた二つのことから一般的な状態を考えてみます。850hPa700hPaで(風)ベクトルが変化しますが、この変化は温度風(シア-)が加わったことによるものと考えられます。従って(風)ベクトルの引き算をすることによって温度風を求めることができます。2つ目の話を見ると温度風は温度差によってできますから、差ベクトル(=温度風ベクトル)の右側が高温となります。
この回答へのお礼
お礼日時:2022/12/03 10:33
高度が上がるほど温度風に沿った方向に風向が向いていくというわけですね。
風向の変化をベクトル差で表現しているわけですね。
ありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
何のことか全く理解できなかったので、回答が遅れました。
単純にシアーの問題だったようです。ベクトルというのは気象学では力とか風に対して使われます。この場合は風と考えていいでしょう。
それでは差を取るという風は何と何かということです。これでかなり悩みましたが、850hPa高度と700hPa高度の風と理解するのが妥当です。図中の気圧は風(ベクトル)がどの気圧でのものなのかを表していると考えるのでしょう(最初は何のことかわからなかった)。これはシアーの概念そのものです。
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