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日常生活で統計学が絡んでいる事柄って何があるのでしょうか。
降水確率や開票速報などはそうだと思うのですが、他にも何かありますか?

A 回答 (6件)

大学生の講義向けということなので、私が統計関係で面白いと思ったトピックをいくつか。



1.偏差値の話

偏差値って、実は100以上とかマイナスってあるんですよね。
ただ、普通の試験では、ほとんどそんなことはありえなくて、なっていたら、大概は点数の分布が正規分布から外れているっていう話なんですよね。


2.平均値の話

平均値って、左右対象の分布じゃないと感覚的に合わないですよね。
最近の話題では、大リーグの選手の平均年俸が2億以上とか。でも実際は1億超えてる人はあんまり多くないんですよね。
ただ、大リーグって多くもらっている人はすごいもらっているから、例えば10人に一人20億もらってて、のこりはみんな年俸0でも平均は2億になっちゃいますよね。
こんな感じで、年収、貯蓄額など、左右対称に分布していないものだと、平均値って単純に聞くと、あぁ俺って平均より低いんだ、、、ってブルーになりやすいですよね。

こういう時のために、中央値(中間値)というものがあるわけですよね。

また、分布モデルも正規分布以外にも様々なものがあり、適切なモデルを使わないとさっきの偏差値の話もありましたけど、正しく分析はできないですよね。


3.サンプリングの話

サンプリングの重要さってなかなか分かりにくいですよね。
でもこれを知らないと正しい統計をとれないし、他人の統計にもだまされてしまう。また、うまくやれば統計データで他人をだますこともできますよね。
例えば、「大学生100人に聞いたアンケート」なんかが典型的な例かもしれません。これだけだとどの程度、正しいデータか分かりません。
もし、私が最近の大学生は生活が乱れているという報告書をあげたいと思ったら、深夜の渋谷でアンケートを取ると思います。

このように、サンプリングは正しくやらないと、正しいデータがとれないですし、盲目的に信じては危険だということが分かると思います。

他にも、市場シェアなんかは面白くて、例えば100円ショップは自社の「傘」の市場は、60%だと主張して、コンビニは、コンビニ全体で販売する傘のシェアが60%だと主張したとしましょう。
普通に考えると、どちらも過半数を売っていておかしいのですが、100円ショップはおそらくは、数量のシェアで、コンビニは販売金額のシェアでしょう。

このように、統計データは慎重に見る必要もあります。


4.検定の話

統計学になると、実験の時にどの程度の回数のサンプリングをすれば、どの程度の誤差と予測できるかを定量的に求められるようになります。

工学系の学生であれば、論文などを書くときに、実験の回数を無闇に増やせる実験ばかりでなくなってくると思うので、実験したデータがどの程度の誤差を含むデータかを評価するために後々必要になってくると思います。


5.競馬の話(期待値)

大学一年生であれば、競馬なんてみんなしたことないはずですが、どんなものかは知っていると思います。
競馬の面白いのは、当てることを第一に考えてもダメだということです。以下のような例を考えます。
 馬1:勝率3割 倍率3倍
 馬2:勝率5割 倍率1.5倍
 馬3:勝率2割 倍率6倍
この時、単純に確率の話として捉えれば、馬3が一番当たりませんが、馬3に賭けるのが一番いいという判断になると思います。

長々と書いてしまいましたが、学生たちにためになる講義をしてもらえればと思います。
がんばってください。
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いろいろあると思います。



●世論調査
●平均寿命
●合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの平均数)
●CD売上などのランキング
●テレビの視聴率●ラジオの聴取率
●景気動向指数
●日銀短観
●自動車の燃費
●ダウ平均
●野球の打率(や得点圏打率)・防御率・勝率など

取りあえずこんなところで。
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統計学関連では、代表値の話をします。


 平均値は、だれでも使います。が、日本人の貯蓄額になると、平均値よりも中央値が実感に近い。さらに、10人いて、和食、中華、西洋料理を選ぶのは、無意識で統計学を使っており、最頻値によるものです。

 正規分布の時は、偏差値。偏差値が70の人は、上から2番目か3番目と話します。

 経済関係なら、株価の予想も、相関分析の応用のハズですが、当たりませんね。競馬の配当金も、統計学が必要になります。保険金の支払い額も、母集団の概念が必要です。
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疫学あたりはどうでしようか。


こうこう症状が出たらこれこれという病気とする
これこれの病気には.第一選定薬としてなんたらまいしんをつかう
という手法の治療法の場合です。
大学病院などで行われている「検査値からこのように診断する」という方法ではありません。

もっとも.大学の保健室では.過去の検査値の集計を取っていませんか。「学生の検査値の平均(?)がこの程度だらから.これが正常値」という数値を持っていませんか。大学の前の内科医がこの数値を持っていました。
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日常生活かどうかは微妙ですが、



企業の経営戦略では、
ほとんどが統計学を使っているでしょうね。
顧客のいろいろな情報を分析したり、アンケート調査を行なったりというやつですね。
コンビニで、最後に押すボタンで性別と年齢を入力してますよね(いいかげんらしいですが)

パチンコも統計的に、ある確率で払い出すように制御されていますね。

要は、たくさんの似たような事象があるところには、統計もあるということですね。
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日常生活かは微妙ですが、おそらく統計っぽくてよく聞くのは、「偏差値」ではないでしょうか?



正規分布に近似させて、標本に対してどの程度の偏差があるかを計算しますよね。


あとは、保険数学っていうのも統計にあります。ようは、どれぐらいの確率で保険金を支払わないといけないかとか。これを短期的にじゃなくて、長期的に計算しないといけないとこが難しいです。

年金とか、出生率なんかも、ある意味で統計ですよね。けっこういろんなところに統計ってあるようです。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおりですね。
意外に身近なのですが、なかなかすぐにあれこれ思いつかないです。

いま、大学1年生向けに統計の講義を行うのですが、
卑近な話題をあげたかったのです。
とても参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/04/11 22:02

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