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ドレミファソラシドと弾いて聞かせて忘れた頃にいずれかの鍵盤を叩いて何の音か?と訊いて必ず当てられれば絶対音感があると言えますか?

A 回答 (3件)

その場合は相対音感があるというんじゃないかな?


普通に音感があるという事になります。

絶対音感はもっと特殊な物ですよ。

相対音感は美しい演奏をする(または歌う)時に必要な能力
でありアーティストには必須のスキルです。勿論、後天的に
獲得できます。

絶対音感は音階の周波数そのものを脳に刷り込む強引な方法
でして、主に楽器のチューニングなどで役立ちます。合奏を
する場合は全ての楽器の音階は同じ音になってないといけま
せん。また、弦や鍵盤ごとに微妙に音階からズレていると困
ります。そのまま演奏しても音は共鳴しませんので演奏が濁
ります。昔はチューニングをするマシンはありませんでした
ので人の耳を頼りました。そのため幼少時に脳に刷り込んで
機械の代わりにするという方法が取られたんです。

ところが?

地域や時代によって音階の周波数定義が違うんですよ。

「え? 俺の脳に刻まれたこの音階は別の地域では周波数
 ズレになるの? まじかあ。つぶしがきかないじゃん」

と言う事で諸刃の剣なんです。あわてんぼうですよね。

まあ音楽やっている人にとっては良く知られた話です。
ですので絶対音感にビビる人を見て和むシーンが良くあり
ます。絶対音感と相対音感を持ち、修正を掛けて来る人が
います。こういう人は別格です。おそらくそういう人の総
合的な音感と絶対音感と言うものを混同しているのではな
いでしょうか。そういう人も素人向け「絶対音感あるから」
と言って敢えて否定しないのも問題でしょう。

以下は蛇足になります。続けて興味があればどうぞ。
テーマとして音楽家を評価するときに何が大事か。
専門用語で煙に巻かれて委縮しないための大事な心得をは
なします(絵画でも似たような部分がる)

音楽の世界は厳しいようです。

「俺・・・こっちの方がグッときた」

と言う評価が絶対でして。そのためクイズをあてるような
特殊技能ではなく、音感の精度が低くても凄い演奏をする
人の方がちやほやされます。これは絶対的ですね。

ではどうして凄い演奏が生まれるのか?

第一に音の大きさが違うんですよ。音が分厚くて重くて広
がる。同じ楽器を弾いても演奏者で違うんです。この不可
思議な現象が絶対的な差であり、これを超えていない人は
どんなに心を込めても全く相手にされません。

「お上手~(なんかしょぼーい)」

と言われて終わります。絵画の場合も似たようなところが
ありますね。「達者だねえ~」です。

「この人の演奏(歌)は何で音が広がるのか? どうして
 聞き取り易いのか?」

こんな感想戦をしている時に音程精度などを仮説として挙
げる(精度が高いほど音は共鳴するから)のはあります。

ところが、

「音程精度が高くても音が広がらなければ似非(全く意味
 がない。役に立ってない)である」

もありますので、これも覚えておいて下さい。

目的は重厚かつクリアな複雑な音を響かせることであり、
他の演奏者の演奏を音量で押しつぶす事です。そういう演
奏バトルと言うのが音楽の世界ではあります(特にバッハ
などが生きた時代は演奏とは戦いであった)

コーラスをやっている人の音程精度は高いんですけど、生
粋のボーカルが混ざると、その人の声しか聞こえなくなり
ます(つまりボーカルはコーラスに混ざれない。声が良す
ぎて無理だと言う事)。

ではどうしてそういう現象が起きるのか?

実は楽典で言うところの音階には限界があります。
演奏によって音のどれかを選ぶと共鳴する次の音は限られ
てしまいます。これが楽典などの基礎になるのですが、よ
り数学的に周波数変換などを行いますともっと奥深いです。

前の音の長さと強さによっては周波数ずれが起きてしまい、
楽典上でのルールに沿って音を出しても共鳴しない。
物理学や数学で周波数について詳しい方はご存知でしょう。

「前の音の強さと長さに寄って、次の音の長さと強さを微
 調整しないと楽譜通りに引いても本当の共鳴は起きない」

というのが物理に隠された真実なんです。
つまり楽譜に規定されている音の長さと強さ、音の高さを
出すだけではダメであり、自分が出した音を聞きつつリア
ルタイムで誤差の修正を続けないと行けません。脳が追い
付かないくらい大変です。そのため演奏の強弱を含めたタ
ッチを局の部分部分で覚えて置く必要があります。最も音
が響くパターン研究しないといけないんです。

「音量(響き)の壁を突破した演奏家は通常の演奏家が意
 識している以上の精度で調整をしている」

このあたりに気づいて演奏よりも共鳴を追いかけて工夫を
凝らした人が前述の壁を超えます。つまり幼少から意識し
ていたことが違うという訳です。

私も歌の方で音痴を治そうとして気づきました。元々周波
数関連の知識があったので直ぐに分かりました。

と言う事で。絶対音感ではなく相対音感を磨き。音符をあ
てるのではなく「明るく響く音」を好み、これについて音
楽性がどうこう言う人の意見は無視し、美しく広がる音マ
ニアですと言い続ける方が良いですよ。

時代に名を遺した人の演奏は本当に素敵ですよ。
そう言う方々を聞き比べて選んでいいんです。

アートにおいては数学や物理がとても大事です。機械によ
る演奏であっても周波数ずれの調整を入れて、少し乱数で
揺らしてあげれば恐らく名演奏家の演奏と変わらないはず
です。

そこまで気が付いてプログラミングをする人がいないとい
うだけなんです。物理法則は人が演奏しても機械がやって
も同じ働きをします。

ですので絶対音感よりも相対音感。
絶対音感はチューニングマシンで代替できるからです。
初見で聞いて分からなければ、録音して周波数解析をかけ
ましょう。人が聞いて判断する以上の情報が含まれている
からです。

音楽の楽典の基礎を作ったのは数理物理学者のピタゴラス
です。彼が倍音の挙動から作り上げたのが音楽です。

彼は自分のストレス対策として(抗うつ作用がある)音楽
を必要とし、自分で作ったそうです。欲しいものは自分で
作る。らしいと言えばらしいです。

そしてバッハが簡素化を目指し平均律を導入する。
この時に反対する演奏家もいました。

「明るく響く事が大事。これを捨てたら大変だよ?」

しかし政治的な部分でもバッハは強かったのでこの意見は
握りつぶされました。では簡素化で削り取られた部分は?

先ほど述べた共鳴を尊ぶ心です。

「一般に広く広まったが。超えられない壁も同時に作った。
 僕ら演奏家はこれを秘密にしてプロとして食べて行く」

こういう不誠実な部分もあると言う事です。
芸術分野は特に注意しましょう。

「芸術は曲芸じゃないんだよ。
 美と言うのは数学であり物理学であり、私たちの体の仕
 組みから来るものだ。技能や練習量、専門用語で自分達
 を守ってもいずれ開祖(ピタゴラス)の別の系譜によっ
 て正されるだろう」

曲芸を披露しようとする人には付き合わない事ですよ。
翻弄された上に和まれたら尊厳の問題に成ります。
機械を超える演奏は人しかできないと思います。
しかし曲芸だけなら機械で充分です。
凄そうに見せかけても長く続きませんよ。

「機械でよくね?」

と思われたらそれまでです。

凄そうに見せかけてキャーキャー言われようとするハッタ
リ系の人はどのジャンルにもいます(学問でもそう)

そう言う場合は何が尊ばれていたのか?
とそのジャンルの歴史を辿ると良いです。

音楽の場合は、

「でもなんか音があんまり広がらないね。
 厚みが欲しいというか。物足りない。
 凄いってのは分かった」

でOKです。これで全てやってください。

以上、ご参考になれば。
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この回答へのお礼

それは分かっています、音感がいいから彼の音楽がいいとはなりません。
心を打つ音楽や歌は絶対音感とは関係ありません。絶妙に外れているのが真似のできない持ち味だったりします。
寧ろ絶対音感があるという人に限って音楽家としての地位は雑魚以下であることが殆どです。
質問あくまでも絶対音感についての話なのでそこまでで十分です。

お礼日時:2023/01/12 15:53

そうですね。


でも訓練である程度は近づけられますが、生まれながらの絶対音感って病気なので。
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そんな生易しいものではないです。


生活音のすべてがドレミで聞こえるそうですよ。
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この回答へのお礼

でもそれって生活音を楽器に見立ててるんですよね。
何から発する音であるかは関係ないのでは?
じゃあ例えばその生活音をもう一度再生して音程を当てられれば絶対音感持ちと確定診断を下せるのでしょうか?

お礼日時:2023/01/08 19:45

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