このカテのある常連様のご投稿で、恥ずかしながら初めて「仮説演繹法 」を知りました。
「仮説演繹法 」とは、“既知の「事実」に基づいて新たな「仮説」を立て ・・・” なのだそうですね。
そのご投稿は、<仮説演繹法という科学的立論にもとづくもの>だそうです。
ところで、そのご投稿の冒頭は下のようです。
<1. まづ《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。概念としては 絶対性または無限として説明されます。>
質問は、上の文は、“既知の「事実」なのですか?
あるいは、新たな「仮説」なのですか?
No.1
- 回答日時:
§ 1 ▼ ヰキぺ:仮説演繹法 ~~~~~~~~~~
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E8%AA%AC …
① 既知の事実に基づいて新たな仮説を立てて、
② その仮説から演繹して予測し、
③ それを主張として論証し、実験や観察をして確かめるという方法である
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
§ 2 ① 既知の事実に基づいて新たな仮説を立てる
次の《既知の事実》を取り上げ その要素を取捨選択して あらたな仮説を立てます。
▲ コトバンク 神
https://kotobank.jp/word/%E7%A5%9E-46603#:~:text …
△ A デジタル大辞泉 「神」 ~~~~~~~~~~~~
1 信仰の対象として尊崇・畏怖されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在。
キリスト教やイスラム教では、宇宙・万物の創造主であり、唯一にして絶対的存在。
△ B ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神」 ~~~
宗教信仰の対象。一般に絶対的,超越的な存在とされ,原始信仰の段階では,人間をこえた力と考えられ,高度宗教では超越的力を有する人格的存在とされるのが普通。
このような神には,善神のみならず悪神をも含む。
また西洋の神秘主義や東洋の宗教のうちには,神を存在としてではなく,存在の根拠あるいは無とみる傾向もある。
△ C 世界大百科事典 第2版 「神」 ~~~~~~~
神観念の内容は,それを分類し整理し定義する方法のいかんによって大きな変化を示す。
哲学者はそれを万物の存在根拠であり絶対者であると考え,
神学者は超越的な救済神であるとみなした。
また神話学者はそれを自然神とか擬人神といった枠組で分類し,
宗教人類学者は死霊や精霊や祖霊,あるいはマナのような呪力と神々との相互連関の問題をとりあげた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ すなわち 取捨選択した内容は 次です。
△ A 人知を超越した絶対的能力をもち / 絶対的存在 /
△ B 絶対的,超越的な存在 / 人間をこえた力
☆ すなわち:
☆☆ (質問の趣旨説明欄)
1. まづ《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。概念としては 絶対性または無限として説明されます。
§3 あとは どうでしょう。次の手続きをおこなっていると考えますが。
② その仮説から演繹して予測する
③ それを主張として論証し、実験や観察をして確かめる
☆ たとえば
△ C 宗教人類学者は死霊や精霊や祖霊,あるいはマナのような呪力と神々との相互連関の問題をとりあげた
☆ といった観察事実については 趣旨説明蘭の[7]で確認しています。
☆☆ 7. ぶっちゃけた話としましては 普遍神は ふつう一般にそして昔から自然に生活の中で日本人の心に根づいたその神です。閉ざされておらずいろんな呼び名がありますが すべて普遍神の分身ですから。
また:
△ B 神を存在としてではなく,存在の根拠あるいは無とみる傾向もある。
☆ については 趣旨説明蘭の次で 部分的な確認が出来たかと思います。
☆☆ 9. その神によって日本人は しかもひじょうに寛容であり おとなしい有神論に対してもそして同じく同等にしかるべき無神論に対しても 差別なく接します。中核となる普遍神をいづれの神ないし信仰の中にも捉えているからです。
§ 4 ②や③の具体的な演繹・予測また観察をふくむ論証については まさに質問の問うているところです。とりあえず その成否については みなさんの判断にゆだね俟ちます。
No.4
- 回答日時:
★ (№1お礼欄)
質問は、“既知の「事実」なのか?
あるいは、新たな「仮説」なのか?
☆ 《既知の事実》を要素ごとに取捨選択しその要素なる事項をあらたにまとめて《仮説》としたものです。
*
蛇足でなければ くわしくは 次のようです。
☆☆ (№1) ~~~~~~~~~~~~
§ 2 ① 既知の事実に基づいて新たな仮説を立てる
次の《既知の事実》を取り上げ その要素を取捨選択して あらたな仮説を立てます。
(省略)
☆ すなわち 取捨選択した内容は 次です。
△ A 人知を超越した絶対的能力をもち / 絶対的存在 /
△ B 絶対的,超越的な存在 / 人間をこえた力
☆ すなわち――☆ これらの《既知の事実》の中から取捨選択した事項をあたらしい命題として《仮説》としたものです――:
☆☆ (質問の趣旨説明欄)
1. まづ《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。概念としては 絶対性または無限として説明されます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
No.5
- 回答日時:
次の説明における①項を どうして見失っているのでしょう?
☆☆ (No.1 回答者: bragellone ) ~~~~~
§ 1 ▼ ヰキぺ:仮説演繹法 ~~~~~~~~~~~
① 既知の事実に基づいて新たな仮説を立てて、
② その仮説から演繹して予測し、
③ それを主張として論証し、実験や観察をして確かめるという方法である
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
>「事実」なのか、新たな「仮説」なのか
文章から判断して、これは明白。
・《〇〇》とは ◇◇です
となっているので、事実でも仮説でもなく、コレは定義です。
定義というのは、
◇◇であれば、ソレは神である。
が成立しているような文章のこと。
例。
正三角形の3角は等しい。
・3角が等しい三角形は正三角形である。 これは正しいので、定義。
正方形の4角は等しい。 これは間違い(それ、長方形だ。)。
これ定義ではなくて、性質を述べているだけなので「事実」もしくは「仮説」。
※これから証明することなので、事実なのか仮説なのかは、まだ解らん。
・《神》とは 人知を超えていて.......
は、百科事典のコピーなので、ますます、定義というほかはないです。
※事典類は、まずは用語の説明をしてから性質の解説しないと読者
がチンプンカンプンになる。よって、解説の前に定義を書く。
つまり、定義とは、以下を判断すること。
1神教の神 神。
多神教の神 神。
比喩としての神(例:マンガの神=手塚治虫 現人神=歴代天皇) 人であって神ではない。
天使や悪魔 神。 (ブリタニカで明言。悪魔のほうだけだけど。)
妖怪(天狗、河童、鬼) いちおう、神?
大昔に地球を訪れた異星人 神??? 現時点で人知超えてる。
判断が簡単な順に並べてみました。
ここを明確にしておかないと、そもそも、演繹ができません。
一方、
・神とは全知全能の存在
とすると、
1神教の神 神の可能性が大。
多神教の神 1柱は神かどうか判断を保留。残りは神ではない。
(多神教の神どおしで戦ったら勝者は1柱。勝者以外は全能でないことが確定するから、定義により神ではない。)
天使 神の指示を受ける者なので決定権が欠落。神ではない。
悪魔 悪魔の親分が元天使。神ではない
という風に変化。今後の論理展開が大きく変わります。
よって、定義は極めて重要です。
>科学的立論にもとづくもの
ここで言う科学とは、社会科学でなくて自然科学。
以下、仮説演繹法とアブダクションをごちゃごちゃにします。
自然科学の場合、コレ区分けしてもあまり意味ないので。
どこが仮説演繹でどこがアブダクションなのか、自己判断してください。
>観測事実
モノが動くと風を感じる。
我々は、通常、風を感じない。
>以上から演繹できる仮説
地球は動いていない。
>観測事実(続き)
惑星の運動。逆行したりする
>仮説
周転円使えば資料全部が観測誤差範囲に収まるのでコレで説明できる。
>検証
それ以降の仕様追加してみたけど、周転円で問題ない。
よって、地球は動いていない。
>別仮説の提示
地球でなく太陽が中心。
※惑星の運動の説明の精度は、天動説、地動説で、だいたい同じ。
>反論
モノが動くと風を感じる という観測事実、無視していいの?
科学的立論は、こういう風に行うわけです。
一方、宗教が絡んだ場合は
>観測事実
A国とB国で戦争した。
A国に、「戦争したら勝つ」という神託があった。
A国は戦争に勝った。
>以上の仮説
神託は常に正しい。
>検証
B国にも同様に「戦争したら勝つ」という神託があった。
B国の神託は「こうすれば戦争に勝つ」だったのだが、そうしなかった。
>検証の解釈
神託の解釈をミスったので負けた。
よって、神託は正しい。
科学の論理と、どこが違うか、そこ認識してほしい。
仮説演繹でどこがアブダクションなぞ、話題にすらならない大差があります。
詳細なご説明をありがとうございました。
<《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。>は、定義なのですね。
書いているご本人はおそらく事実としてみなしているのでしょうが。
No.8
- 回答日時:
《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。
>とした場合神はヒトの知性で推し量れる存在ではない。であるならばそのような存在は立証・反証共に出来ません。何故ならば立証・反証どちらもヒトの知性の成したものだからですつまりそのような存在に立証可能性も反証可能性も無いと言うことです
。
科学では立証可能性・反証可能性どちらも必須事項で有る
故に立証可能性も反証可能性も無い神と言う存在は科学ではありません
いくら科学的手法を用いて科学的な体裁を取ろうとも科学でない事に変わりありません。
科学ではわかりようが無い神を人知を超えたる存在と断定しているならそれは想像に基づく想定。それはツ科学ではなくて文学となります
神とは物語=文学上のキャラクターだということです
ですから上記は想定は神の物語の作者のキャラ付けとなります
再度の御回答ありがとうございます。
質問の<<1. まづ《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。概念としては 絶対性または無限として説明されます。>は、事実でも、仮説でも、定義でもない、ということですね。
No.9
- 回答日時:
《人知を超えている神》という規定と:
◆ 科学ではわかりようが無い神
☆ とは 完全に互いに別の内容です。
前者では 人の知性を超えたチカラなる神が 人間にハタラキカケを成すことがあり得る。無いかも知れないが あるかも知れない。どちらとも決められない。
相対的で有限なる存在に対するに 無限で絶対性なるナゾの何ものかは チカラの次元が違うということです。
神のチカラは あたかもニュートリノのごとく 人間の心身なる存在をつらぬいているかも知れない。そんなことはないかも知れない。
しかるに 《人知を超えている》ということは 《その神が人に対して エネルギをあたえているかも知れないし 同時に――同時にです――あたえていないかも知れない》という意味です。
《神から人へのハタラキカケが つねにあるかも知れないし 同時につねにないかも知れないという重ね合わせの状態が 常態である》というふうに推理されるのです。
すなわち 人間の持てるチカラ〔だけ〕ではどうにもならないが ひとたび神の側からハタラキカケがあったなら そのチカラを享けて何がしかのことが人間にも分かることがあるかも知れない。ないかも知れない。どちらとも人間が決めることは出来ない。
形而上学を扱い得るか否かで 哲学と科学とは こういった差がつくのです。
質問の<<1. まづ《神》とは 人知を超えていて超自然ないし超経験なる場またはチカラとして想定されるものです。概念としては 絶対性または無限として説明されます。>は。事実ですか、仮説ですか、定義ですか。
No.10
- 回答日時:
「人知を超えている神」について根本的な事を言えば
人知を超えている神が存在しいると言える客観的かつ論理的な根拠が何一つ示されていない
人知を超えていると言える客観的かつ論理的な根拠が何一つ示さされていない
のです
つまりこれは客観的かつ論理的な根拠が無い独断に過ぎないと言うこと
独断に過ぎない主張をもっともらしく説明しようとしていますがその説明自体に論理性や合理性がありません
単なる言葉遊びに過ぎません
これは明らかに思い込み=信仰の現れであり言い換えるならば思考停止状態と言うこと
思考停止状態の者が気取って哲学ごっこをしているに過ぎ無いと言うことです
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