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律令財政とはどのような仕組みでしょうか?日本史で貢進物と関連して出てきたのですが、よく分かりません。

A 回答 (1件)

律令財政は、律令制度の下で行われた日本の財政制度のことを指します。

律令制度は、7世紀末に導入され、財政制度もそれに基づいて整備されました。

律令財政の仕組みは、以下のようになっています。

貢租制度
土地や田畑などの所有者は、年に一定の割合の税金(貢)を納めることが義務づけられました。また、一定期間ごとに、土地や田畑の面積や収穫高などを調査し、税金を決定する制度もありました。

貢進物制度
産物や物品を官庁に納めることで、税金の代わりになる制度です。例えば、米や麦、魚介類、布などが貢進物として納められました。また、地方においては、酒や木綿、米などが納められました。

徴発制度
災害などの緊急時に、必要な物品を徴発することで、税金の代わりにする制度です。

朝貢貿易
中国などの周辺国家に対して、朝貢という形で貢進物を贈ることで、外交的な意味を持たせた制度です。また、貢進物として贈られた品物を輸出することで、莫大な利益を得ることもできました。

以上のように、律令財政は、税金や物品の納付によって成り立っていました。また、朝貢貿易など外交的な要素も含んでいたため、国内だけでなく国際的な経済交流にも影響を与えました。
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